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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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事件後と推察 (後編)

後編です!前回読んでない方は、前回から読んでください!


クレアシオン王国  現国王 ソル・クレアシオン

          第3王子 ルカ・クレアシオン(ピンクゴールド王子)

          第4王子 ルーク・クレアシオン(総督)

ロスト商店街 組合長 津久井 耕太郎



R15 少し流血表現あり!

がっつり、ルーク視点

いちなは、そのままソファーに倒れこんでいた。津久井は倒れているいちなの位置が苦しそうだったので移動させていた。


「ルーク君」

先ほどまでの事を回想していた私は父上に呼ばれる。


「はい、父上」


「いちなちゃんを、魔法軍に所属する事を禁止とするよ。そして、この時をもって高橋いちなは、王家が保護することを宣言します」


「ルカ君は、今の発言を文章に起こしてフィデス君とプルデンス君に先に伝えてね。君の作業はそこまででその後の事はお兄ちゃん達にしてもらって」

「「はっ、父上の仰せの通りに!!」」

私とルカ兄上は立ち上がり父上に返答する。


父上はそう宣言すると、ハンカチを外して片手で額を触ると先ほどまでの傷が綺麗に消えていた。

そして立ち上がり部屋を出ようとする。

出る瞬間に津久井を方を見て


「なんだか疲れたから、今日の午後の公務はお休みするわ。こーちゃん、この後付き合ってよ」


とずる休み宣言もしていた。父上、兄上たちに怒られますよ。


津久井は、立ち上がり

「はい、ソル国王の仰せの通りに」

と言って礼をしていた。


父上が退出した後、ルカ兄上は「はぁ~」と大きな溜息をついた。


「ルー君、いちなちゃんって何者なの?」


まぁ、そうなるだろうな…。


「普通のロストされた女性だと…」


「思うわけないじゃん!」

ルカ兄上が少しキレた。


「あの、ルーク王子」

津久井が私を呼びながら手に持っていた物を渡してきた。


「この髪飾りをいちなちゃんに渡してもらえませんか?」

それは、私がいちなにあげた髪飾りだった。


「これを今日は着けてきてくれていたのか」

少し嬉しくなり私は顔を綻ばした。


「おやおや、ルー君もそんな表情するんだね~」


「どんな、表情なんですか?」

自分では分からないのでルカ兄上に聞いてみた


「どんなって…」

ルカ兄上はタブレットで口元を隠している。きっとニヤニヤと笑っているに違いない。


「僕が言うのも失礼に当たるかもしれませんが」

津久井がルカ兄上の替わりに言ってくれるらしい


「向こうの言葉で表現すると『アオハル』というやつですな」

はっはっはっと笑いながら言った。

「意味が分からん」

思わずふてくされた感じに言ってしまった。


「いちなちゃんに聞いてみればいいと思いますよ」

津久井はまだ少し笑っていた。


「さてと、そーちゃんに呼ばれたので僕もそろそろ行きますね。いちなちゃんの身の回り物を届けさせるのでよろしくお願いします」

津久井は、私とルカ兄上にお辞儀をすると部屋を出て行った。


「じゃあ、僕も自分の執務室で仕事しよー!」

と言いながらルカ兄上も部屋を出て行った。


しかし、すぐ顔だけだすと

「心配しないで!ちゃんと髪飾りの事も父上に報告しておくから!」

とウインクをしながら出ていく


「あっルカ兄上!」

阻止しようとしたが、多分失敗だと思う。


「さて、私も自分の執務室で作業を続けるか」


仕事が落ち着いたらいちなを一度見に行くのもいいな


「この髪飾りを渡す必要もあるしな」


私の手の中にある髪飾りは相変わらずいちなの色に輝いていた。

【補足説明】

 王太子 長 男 フィデス

 宰 相 次 男 プルデンス

 以上、お兄ちゃん達の情報でした。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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