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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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いちな、王宮へ行く!(歓談編) 6

元ロスト 高橋いちな


ロスト商店街 組合長 津久井 耕太郎

クレアシオン王国  現国王 ソル・クレアシオン

          第3王子 ルカ・クレアシオン(ピンクゴールド王子)

          第4王子 ルーク・クレアシオン(総督)

ソルは再びタブレットの資料を読む


「ん~、今回の関係者は一応謹慎一週間にしてるのか」


「はい、反省を促しましたが…」

ルークは厳しい表情でいちなを見ると


「これで、いちなを諦めるとは思えないんだ」


すまないと小さく頭を下げる。


「そうなんですよ。その件も相談したくて」


津久井が再び話始める


「どうしても、帰依荘は一般の寮です。誰でも入ることができますし、少し権力を行使されると拒否できないんですよね。どこかいちなちゃんを守れる場所はないですかね?」


「ごめんね、こーちゃんこの件は私じゃどうにもできないよ」


「そうですね、確かに父上が直接何か指示を出すと兄上達からクレームがきそうですね」

ルカは苦笑いしながらソルの意見に同意した。


「私は大丈夫だと思うのですけど」

イマイチ重大性が理解できないいちなはそこまで考えてもらう必要があるのか、理解できなかった。


「じゃあ!」

とルークが立ち上がると


「私の客人として王宮に招くのはどうでしょうか?」


ソルとルカの方を見ながら提案した。


「ふ~ん」

「へ~」

「おやおや」


ソル、ルカ、津久井は三者三様の反応をした。


ソルはニヤニヤしながら

「いいんじゃない?」

とあっさり承諾した。


「いちな、今回の件のきっかけは魔法軍を管理している私の責任だ。どうか最後まで私に責任を負わせてもらえないだろうか?」


「えっ、う~ん」


あまり敷居の高い場所に行くのが少し面倒だなっと考えていたいちなだが


「いちなちゃん、僕もこの案には賛成するよ。」


津久井が思わぬ援護射撃に入った。


「多分、次にいちなちゃんが捕まったら合法的に出てこれないような対応になりそうなんだけど」


と少し脅しみたいな事を言い出した。


「え、怖いんですけど…。」


「魔法軍が落ち着いたら改めて、寮に戻れるように対応するからしばらくどうかな?」


ルークが再び押してくる。


「じゃあ、お言葉に甘えて…」


いちなは、渋々ルークの提案を受け入れることにした。

ルークはその言葉を聞くとすぐに係りの人を呼んで自分の部屋の近くに部屋を準備するように伝えた。


ひと段落したところで、お茶の用意が出てきて皆で少し歓談することになった。


「さて、ルークを含め魔法軍の上層部が欲しがる魔法を私にも見せてくれるかい?」

ソルは優しくいちなに声をかける。


いちなは飲みかけていた紅茶を一度机に戻して


「はい!分かりました。えっと、まずはロッドを出しますね」


と言ってから、掌を上に向けてロッドをイメージする。

すると、いつものロッドが出現した。


「これが、私のロッドです」


いちなは嬉しそうにソルに色々な角度で見せる

ソルも興味深そうに


「私にもロッドを貸してもらえるかな?」

と言ったので


「実は、私以外の人が持つと消えちゃうんです」

と言いながらソルにロッドを渡そうとする。


「そんなことないでしょ」

とソルは話半分で、いちなのロッドを一瞬持つと


「あっ」


シュッとソルの目の前から白銀の粒子になりロッドが消えた。


「これは、すごいですね」

ルカも思わず声に出した。


「いちなのロッドには使用者登録が付随されているようなんですよ」

ルークが念のためにソルに補足説明をする。


「それと、いちなの魔力に師団長のハリスが興味を持っています。いちな、魔相環を出してもらえないだろうか?」


本来なら他人に見せるものではないが、王子に言われると拒否することができない。


「はい」

と言いながらいちなは、小さく円を作る。

白銀の枠に全属性を示す全色が現れる。


ソルは、それを何か考えながら見つめる。

そして、おもむろに掌をいちなに向けると


『汝の真名を答えよ』


紫の粒子がいちなを包む


一瞬いちな以外の人がざわついた


「「父上」」

ルークとルカはソルの行動を止めようとし


「そーちゃん!」

津久井は、驚きながらソルに向かって叫ぶ。


いちなは、驚きとショックを隠せなかった。


どうして真名を聞くの?

どうして自分を自由にしてくれないの?

どうして…


自分の感情を抑えられないいちなは、目の前に白い靄がかかった様な気がした。


『現国王ソルよ 私の真名を聞いて何がしたいのじゃ』


最後までお読みいただきありがとうございました。

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