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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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いちな、王宮へ行く!(謁見編) 4

元ロスト 高橋いちな

ロスト商店街 組合長 津久井 耕太郎



受付みたいな所に津久井と一緒に行くと受付嬢に何枚かの書類を提出した。

それを確認すると、手元のタブレットで何かを操作した後

「これで完了しました。係りの者が案内いたしますのでしばらくお待ちください」

と伝えると、受付の隣の部屋から人が出てきた。


「津久井様、おはようございます。では、案内いたしますので着いてきてください」


津久井に挨拶し、いちなには目礼をしてから係りの者は歩き始めた。


「さて、いちなちゃん行こうか」

津久井に促されていちなも歩きはじめる。


始めは、病院の床みたいな塩ビシート状だったのが、木目に替わり、歩くだけで足が沈む豪華なカーペットに変化していく。所々で入館チェックがあったが、その係りの人は顔パスらしくそのまま通り抜けることができた。


10分ぐらい歩くと一際豪華な扉の前に着く。係りの人が


「ここから先は、津久井様と高橋様のみの入場となっております。それでは失礼いたします」


「どうもありがとうね」


簡単なやりとりが終わった後、津久井が遠慮なくそのドアを開ける。


「津久井耕太郎様、高橋いちな様の入場~」


どこからか聞こえてくる声に、少しビビるいちな。それを見てクスリと笑う津久井。


「形式だけだから、緊張しないでね」と小声で言ってくれるが


「そんなの無理ですよぉ~」


蚊の飛ぶような声で否定したいちなだった。


そのまままっすぐ進むと、豪華な椅子に座る男性は壮年から中年に入る年齢だと思われた。金色の髪に空色の目、よく見るとルークの数十年後の姿だなといちなは思った。

両隣には、王子らしき男性が二人立っている。雰囲気はルークに似ているが髪色はピンクゴールドで目の色はグリーンだった。もう一人はもちろん、ルークだった。


「津久井殿、高橋殿よくいらした」


声色は威厳があり畏怖を感じるが、二人を歓迎しているらしく目元は優しくほほえんでいる。


「今日は、お忙しい中お時間をいただきありがとうございます」


津久井をそう言うと頭を下げたので、いちなも同じく頭を下げる。


「うむ。」


国王が頷くと、次にルークではない王子が言葉を続ける。


「これにて、国王との謁見は終了する。詳細は別の部屋で行われるため、此方らは部屋の移動をせよ。以上」


そう宣言すると、国王を含め三人はその場を後にした。

それを見届けた後、すかさず警備隊が津久井といちなの前に現れ


「会談のお部屋に案内いたします」

と述べると入場したドアとは別のドアに案内された。


案内された部屋は今まで入った応接室の中でいちばん豪華な印象だった。調度品の数々に囲まれながらもセンスがいいので疲れる事はなかった。


と言っても物珍しいいちなは、キョロキョロしながら周囲を見ていた


「いちなちゃん、国王様はどうだった?」

いちなの挙動不審な行動を見て笑いながら気を紛らわせようと声をかけてきた


「ルーク王子にそっくりでしたね」


思ったままを発言していると


「高橋殿、それは逆ではないかな?ルークが私に似ているんだよ」


津久井の言葉を待っていたのに、返ってきたのは国王の言葉だった。


国王

総督 ルーク・クレアシオン(クレアシオン王国 第四王子)

クレアシオン王国 第?王子


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今回でちょうど100話目になりました。

この物語は、Designのプロローグの部分のつもりで作成しています。

そして、Designも次の話(まだ構想のみですが)のプロローグです。

拙い文章ですが、もしお時間がある時に読んでいただければ幸いです。

この物語を見つけてくださった皆様に感謝を込めて。

                     鈴木澪人(2023/11/27)

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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