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【転生令嬢】愛より金や! 〜断罪の宴に響くソロバンの音。「慰謝料」キッチリ計算してええですか?〜  作者: ちいもふ
第7章:【航空】空の王者に「ナニワ」のロゴを。――翼があるなら、麺を運搬(はこ)びなはれ
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「空は我らドラゴンの聖域」? ――なら、その羽ごと買い叩いて、ナニワ麺を運ばせたろか

 ナニワ商会の会議室。


 エリザベスは、広大な地図を広げたカシムの報告を聞いていた。


「……お嬢様。新大陸の物流は飽和状態です。

陸路は山岳地帯に阻まれ、これ以上の速度向上は見込めません。

ナニワ麺を『できたて』の鮮度で遠方へ届けるには、空を支配する必要があります」


「空、ねぇ。ええやん。もっと大型の船を飛ばせば、一気に数万食運べるわ」


「ですが、隣国『天教国スカイハイ』を拠点とする古代竜の一族が、空域のすべてを自らの領土として主張しています。

族長によれば『翼なき者が空を汚すのは許さん』とのことで、我が社の飛行船舶が近づけば、焼き払うと警告してきました」


 エリザベスは黄金の扇子をパチンと閉じ、窓から悠々と飛ぶドラゴンの影をにらみつけた。


「……空を汚す? 翼があるから偉いんか? ……アホらし。そんなん、ただの『物流独占』やないの」


「おっしゃる通りです。彼らは空域を我が物顔で支配し、地上の国々に、不当な貢ぎ物を要求しているのが実態です」


 エリザベスの瞳に、強欲な光が宿る。


「決まりや。カシム、すぐにトカゲどもに『ナニワ商会・航空輸送部門』への出向を提案しなはれ。

空を飛びたいなら、プライドを捨てて、ウチの麺(荷物)を背負って飛ぶんや。

……拒否するなら、連中の住処すみかの山ごと手に入れて、高級ドラゴンステーキ店として売り出したげるわ」

 今回もお読みいただき、ありがとうございます!


 ドラゴンは「敵」ではなく、「物流のパートナー(過酷労働枠)」として迎え入れる……これがナニワ商会のやり方です!


 誇り高きドラゴンたちは、果たしてナニワ麺を背負って飛んでくれるのでしょうか?

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