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メロンは恋しない  作者: 中須ゆうtive
ホレンジ平和国シリーズ
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第23話 カナリヤのカナ

昼間の激しいバトルから一転、すやすやと寝ていた俺はホテルの自室で目を覚ました。

身体の痛みはあるが気分転換にふらっと散歩に出かけた。


アイセ「いたたた...痛いけど、じっとしていられないや。」


時計の魔法針は午後9時を指している。


アイセ「アオリとのバトルが3時だったから6時間も気絶していたのか。夜眠れるかなぁ。」


俺は夜が心配になった。その時ホテルの方向から女性の悲鳴が聞こえた。


女性「きゃー!!」


アイセ「な、なんだ!?」


俺は悲鳴のする方へ走った。

そこには1人の女性がうずくまっていた。


アイセ「大丈夫!?」


女性「助けてください!鳥が襲ってきたんです!」


女性が指を指した先には先日の暴れ鳥がいた。


鳥「ピー!!」


鳥が女性をめがけて突進してきた。


俺は咄嗟に女性を庇う。

魔法を使おうにもアオリとのバトルで今は魔力が残っていない。


アイセ「くっ...メロンソードは魔力が無いと打てない。」


その時、良い声の男性の声が聞こえた。


ヤタバー「鳥魔法!バードショット!!」


鳥「ピー!??」


暴れ鳥が魔法の鳥に打ちのめされ地面に落ちた。

声がした方に振り向くとヤタバーがいた。


ヤタバー「2人ともケガは無かった?」


アイセ「大丈夫です。ヤタバーさん助けてくれてありがとうございます!」


女性「助かりました。アイセ選手が守ってくれて無傷です。」


ヤタバー「無事でよかった。さて...」


ヤタバーさんはそう言うと鳥の方へ行った。


鳥「ピー...」


ヤタバー「キミ、この前も暴れていたよね。何か訳があるのかい?」


鳥は困った様子でお腹に羽を当てる。

すると、ぐーっとお腹が鳴った。


ヤタバー「そうか。食べ物を奪おうとしていたんだね。ほら、お食べ。」


ヤタバーはリュックから果物を差し出した。


鳥「ピー♪」


鳥は喜び美味しそうに食べている。


ヤタバー「決めた。キミも僕と一緒に旅しよう。一緒なら食料も困らないよ。」


鳥「ピー♬︎」


鳥は嬉しそうだ。


ヤタバー「じゃ、名前つけないとね。青いメスのカナリヤか。う〜ん...何かいい名前...あっ、いい名前を思いついた。名前はカナにしよう。キミは今日からカナだ。よろしく!」


カナ「ピー♡︎」


カナは喜んでヤタバーの肩に乗った。


アイセ「ヤタバーさん、暴れていた鳥を仲間にしちゃうなんて凄い!」


ヤタバー「ありがとう。この前のこともあったし、放っておけなくなったよ。」


アイセ「心が広いんですね。」


ヤタバー「アイセくんだって広いはずさ。魔力が無い状態で女性を庇い盾になろうとしていた。そうそうできることじゃない。」


アイセ「えへへ。ありがとうございます!」


ヤタバー「明日は決勝戦だ。悔いのないバトルにしよう!」


アイセ「はい!」


2人は強く握手をした。

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