第5話 激闘
前回のあらすじ
モンスターの集団を倒す
カマキリ現る
エルク達の前に現れたのは全長3メートルを超えるだろうカマキリだった。エルク達の前はジャイアントマンティスとマンティスの群れ、後ろには様々なモンスター。完璧に包囲されている。クラウとメルは先程の戦いによって体力をかなり消耗しており、戦えそうに無い。エルク、ウル、スラ、ライとクラウとメルの従魔のレッサーウルフの奮戦により壁際まで突破することができた。
「レッサーウルフ君たちはクラウとメルを守ってて!」
『あの虫かなり手ごわいぞ』
『本気でいくッスよ!!』
『僕も本気でやるよ!』
そういった途端スラとライがぶるぶると震えたかと思うと弾けた。スラは3匹に、ライは2匹に分裂した。
『『『おいらに任せるのだ! 蹴散らしてやる~ファイヤーボール!』』』
『『僕は皆を守ります!』』
「そんなことできたの!? もっと早くやってよ!!!」
『『これが僕たちの本気です!』』
スラとライによって少し手数が増えたが、それでも劣勢のままだった。特にジャイアントマンティスが厄介で、モンスターの後方から風の刃を飛ばしてくる。ウルが牽制しているが、仕留めるには決定打にかけるようで、長い時間戦っていた。スラとライはウルほど強くないためだんだんとモンスターが迫ってきていた。
「なんでこんなに多いんだよ!! ふざけるなよ!!」
エルクはこの状況にイライラしていた。ウルやスラ達がモンスターを倒しても次から次へとモンスターが湧いて出てくるこの状況にイライラしていた。
『エルクの兄貴! 大丈夫ッスか?』
「・・・」
『エルクさん?』
エルクが喋らなくなって数十秒後。
「うわぁぁぁぁぁ」
エルクは激怒した。この状況に激怒した。その瞬間。
『ぬ?』『お?』『あれ?』
エルクの従魔達に変化が起きた。エルクの能力「憤怒」が発動したためだ。エルク自身のステータスは2倍に増え、従魔達は1.5倍に増えた。その変化に従魔たちはいち早く反応し行動した。
『これなら余裕が出来るな・・・我も少々暴れたり無かったのでな! 行くぞ! 虫が!!』
ウルはジャイアントマンティスの周りにいたマンティス達を次々を牙で食い千切り、爪で斬りつけマンティス達を葬っていた。
スラとライは魔法を撃ちまくっていた。モンスターが多いためか、単体に向けて放つ魔法ではなく広範囲魔法を撃ちまくっていた。
『ファイヤーストーム! ウォーターストーム!』
『バーングラウンド!! ダークフォース!』
そしてエルク。暴れていた。モンスターの大群の中で暴れていた。センチピードを引きちぎり、コックローチを投げ、スライムを踏み潰し。近づくモンスター全てを葬っていた。
ウルがマンティスを狩りつくした。スラとライがクラウ達に近づくモンスターを焼き尽くした。エルクが周りのモンスターを全て狩りつくした。残るは、ジャイアントマンティス。
『エルク! 大丈夫か!』
「・・・ん・・・ウル?」
『やっと戻ったか! お主変だったぞ』
「あれ? モンスターは? って何これ!! 全滅してるじゃん!!」
『お主も暴れておったぞ。まぁいい、とにかく後はあいつのみだ』
『エルクの兄貴ぃ~すごかったッスよ!』
『思いっきり暴れてましたね・・・』
「あはは・・・ クラウ達は大丈夫かな?」
『今は後ろで休憩してもらってます!』
「ありがと~ ライ。じゃあ行きますか!」
ジャイアントマンティスとの戦いは数十秒で終わった。ウルが跳びつきスラとライが魔法を放ち、エルクが石を投げる。ウルが噛み付き、スラとライが魔法を撃ち、エルクが石を投げる。ジャイアントマンティスは腕の鎌でウルを斬りつけるなど善戦したがエルク達後方に対しては何も出来ずに沈んだ。
「いや~ 危なかったね~」
「お前いったい何者なんだよ」
クラウは戦いが終わって緊張がほどけたのか苦笑しつつエルクを迎える。メルもクラウと同じ反応でエルク達を迎えいれた。
「じゃあ休憩!」
そういって改めて全員で休憩に入った。
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