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辺境の村のモンスターテイマー  作者: スルメイカ
第一部・王都学園編
27/177

第25話 進化

前回のあらすじ

ドラゴ&ライ→ウル&スラ

~エルク&ライオ~

 エルクがウル達を転移で各ドラゴンの下へ送った後、最初のドラゴンの所へ転移して戻った。


 モンスターの数 50


 エルクがウル達を送り、置いてきたライオの下に戻ると、そこには50体ものモンスターが周りを囲んでいた。今エルクの近くにウルもドラゴも居ない。居るのはライオとドラゴンのみであった。明らかにピンチである。そんな状況でもエルクは笑っている。この状況を楽しんでいるのだ。


 周りを囲んでいるモンスターの平均ステータスは2万以上である。それに対して、エルクのステータスは素早さのみ1万を超え、攻撃力も守備力も1万を下回っていた。


 まともにモンスターと戦えるのはライオとドラゴンのみで、ドラゴンに関しては頑張っても2体を相手するのが限界だろう。ステータスが低いのはスラとライも同じだが、圧倒的な魔法の力があるため、ステータス以上の功績を出すことが出来る。


 エルクに関しても同様であった。エルクの特徴的な能力は従魔の強化で、エルク自身が戦うことは対して強くない。強くないのだが、最近新たに土魔法を使えるようになったことで、スラやライとは魔法の威力が違うが、エルクのMPはスラとライを遥かに超えていてMPが切れることはなかなか無い。そのため、魔法を撃ち続けることができるのだ。


 エルクの使う土魔法は主に壁を作り、地面を盛り上げモンスターを串刺しにすることや、周囲に向けて岩を飛ばすこともできる。守りに適している魔法だが使い方によっては脅威となる。


 周りを囲んでいるモンスター達がエルク達に襲い掛かる。ライオとドラゴンに対して5体以上のモンスターが突撃していく、ライオもドラゴンもモンスターとのステータス差はあまりなく、数で迫られると勝機は全く無い。モンスターの数は約50体も囲んでいる。つまりエルク達に勝機は無いはずだった。


 ライオに対して、熊、サイ、コウモリ、蛇、様々なモンスターが襲い掛かる。ドラゴンに対しても同様に、ワニ、虎等他にも多くのモンスターが襲い掛かる。エルクは囲まれるとすぐに転移し、モンスターの中心から離れる。ライオの下に転移し、ライオと共に転移しながら戦場を跳び回り続けて、ウル達の助けを待つかと思ったが、それではドラゴンの命が危険になる。


 そしてエルクの取った行動は、時間稼ぎに代わりは無い。その方法は、エルクの土魔法によってドラゴンの周りに壁を作り、ドラゴンに対して襲いかかれるモンスターの数を2体にまで制限させる。襲い掛かる方向を壁によって制限させているため、迎撃しやすくなっている。


 エルクとライオとはいうと、ドラゴンに襲い掛かる1体を仕留め続けていた。ドラゴンが1体を押さえている間にもう1体を倒し、倒し終えた後転移しモンスターの中心に跳び注意を引く。そしてまたドラゴンに襲い掛かるモンスターを倒す。その繰り返しで時間を稼いでいた。ドラゴンの周りの壁は破壊されることが多いが、壊されると同時にエルクが土魔法で壁をまた作る。エルクのMPはスラやライよりもかなり高いため、魔法を使いすぎても、尽きることが無かった。


 しばらくの間戦い続けていた。ドラゴンは1体ずつ戦っていたが、それでも時間が経てば傷が増えいきだんだんと動きが悪くなってきていた。これ以上の時間稼ぎは厳しく、時間稼ぎを続けるにはライオドラゴンの守りにまわさなくてはならない。そうなればエルク1人でモンスターの注意を引くことになり、危険が増す。


 モンスターの数 35


 そんな時、遠くの方2箇所から大きく光り輝いた。


『向こうで何か起きたぞ!』


「ウルとドラゴ達の所だよ! 何かあったんだよ!」


 遠くで光り輝いたその瞬間、周りを囲んでいたモンスター達の動きが止まる。そしてあきらかに何かに対して怯えている。その対象にはエルクも驚いていた。ウル、スラ、ライ、ドラゴの4体であった。


 光り輝いた後、ウル達は進化していた。明らかに纏っているオーラが変わっていた。


----------------------------

ウル 従魔 黒銀狼 

主  :エルク

レベル:1

HP :62800

MP :15200

攻撃力:63400

守備力:49900

素早さ:89800

魔法 風 光 闇 影

固有能力 眷族召喚

能力 感知 威嚇 威圧 覇気 連携 怪力 強脚 統率 自己治癒 韋駄天 念力 気合 強奪 捕食

分身

----------------------------

スラ 従魔 プチスライムサモナー

主  :エルク

レベル:1

HP :6845

MP :24050

攻撃力:5420

守備力:16100

素早さ:7600

魔法 水 火 木 土 風 闇 障壁 召喚

固有能力 吸収

能力 物理抵抗 分裂 変化 魔力強化 魔法範囲拡大 連続魔法 自己治癒 気配遮断 硬化 弾性強化 即魔法

----------------------------

ライ 従魔 プチスライムウィザード

主  :エルク

レベル:1

HP :5000

MP :27750

攻撃力:3145

守備力:14300

素早さ:8900

魔法 水 火 風 闇 光 土 木 

固有能力 賢者

能力 硬化 物理抵抗 分裂 変化 魔力強化 魔法範囲拡大 連続魔法 自己治癒 気配遮断 気配察知 博識 全耐性 

----------------------------

ドラゴ 従魔 ヘルドラゴン

主  :エルク

レベル:1

HP :72000

MP :23300

攻撃力:84600

守備力:84700

素早さ:57000

魔法 火 木 闇 光

固有能力 限界突破

能力 ブレス 飛翔 威圧 覇気 怪力 統率 自己治癒 物理抵抗 魔法抵抗 鉄壁 戦鬼 豪傑 装甲強化 神龍化

----------------------------


 エルクが鑑定している短時間にエルク達の周りを囲んでいたモンスター達は既に半分に減っていた。ウル達は先程まで別のドラゴンと共闘していた時に、かなりのダメージを負っていたはずだが、今はどこにも傷が見られない。回復するにも早すぎるため、進化した際に完全に回復したのだろう。


 信じられないスピードで周りを囲んでいたモンスターがウル達によって倒されていた。残っているのはドラゴンと戦っているモンスターのみで、そのモンスターもウルによって噛み殺される。


「みんなどうしたの!?」


『分からぬが、敵を倒した後に体が光ってな』


『強くなった気がするのだ』


『おいらもおいらも!』


『進化、ですかね』


「皆強くなりすぎだからね!」


 先程のピンチの雰囲気とは打って変わって今はいつも通りの雰囲気に戻っている。しかし、まだ戦っているものがいる。ドラゴンは助けたが、まだそのドラゴン達をまとめていたレッドドラゴンが戦っている。3匹のドラゴンは、かなりの傷を負っているがなんとか生き残っていて、今はスラとライによって回復魔法を掛けられている。


 今レッドドラゴンを囲んでいるモンスターの数は約70体。レッドドラゴンに関しては空中を位置しながら地上に向かって魔法やブレスを放ちモンスターを寄せ付けないように戦っていた。時間を掛けながらの戦いのためなかなかモンスターの数が減っていなかった。レッドドラゴンのダメージは意外に少なく、まだ余裕がありそうだ。


「皆! いけるね!」


『勿論だ』


『暴れたりんのだ!』


 エルク達はドラゴンを置いて、レッドドラゴンを助けに向かう。スラとライにドラゴン達を任せ、エルク、ウル、ドラゴ、ライオがレッドドラゴンを取り囲むモンスターに突撃する。

ウル達の進化によるエルクへの影響

----------------------------

エルク 16歳 人間 モンスターテイマー

レベル:78

HP :32600

MP :35040

攻撃力:15720

守備力:15950

素早さ:20400

魔法 テイム 空間 土

能力 強心 共有 憤怒 連携 魔法抵抗 鑑定 共有 自己治癒 格闘 遠投 従魔強化 魔物言語 威圧 胆力 気配察知 隠蔽 幸運 意思疎通

称号 土龍の加護

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