第2話 新しい仲間、、、スライム!?
前回のあらすじ
村が無くなり、犬が仲間に、そして旅へ。
旅に出てすぐのことだった。ウルが見つけた。
『エルクよこれを見よ』
「なに~?」
そこには、ものすごく小さな青くて丸いぶよぶよしたやつが居た。そうスライムだ。スライム種だからといって弱いわけではない。確かに比較的弱いものが多いが、個体差によってかなり強さの幅が広い。
そんなスライムの中でも手のひらサイズのスライムなんて見たことも聞いたことも無い。エルクは鑑定をしてみた。
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プチスライム モンスター
レベル:1
HP :2 /5
MP :10/10
攻撃力:1
守備力:7
素早さ:3
魔法 水
能力 物理抵抗 変化
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弱い。かなり弱い。エルクは仲間にするかどうかウルの反応で決めようと思った。
「弱いよ~」
『だが珍しいぞ』
「しかももう死にそうだよ」
『なぬ!? はやくテイムするのだ!!』
「仲間にしても死んじゃうかもよ?」
『大丈夫だ。たぶんな』
ウルが仲間にして欲しいとの事だったので、エルクはテイムすることにする。
「てぇぇぇい!」
変な叫び声をあげながらテイム魔法をプチスライムに向けて放つ。
『どうだ!?』
「ん~多分成功したと思うんだけど」
『ん? 確かに何かと繋がったような気がするぞ』
「話すことができないのかな~?」
『し、死ぬ~~~』
『言葉が通じるぞ!エルク早く名を』
「え!? え~とじゃあ、スラだ!!」
『し、死ぬ~~・・・ん? 体が軽くなったぞ! ん!? ウルフだ!! 殺される!!!』
『落ち着けスラよ』
『嫌だ~食べないで~』
「とりあえず薬草食べる?ほら」
『おいらにくれるのか? おぉ! 体が軽くなったぞ』
「僕はエルク。で、こっちがウルだよ。で、君がスラ!」
『ん? どこかで何かが繋がっているような気が』
『スラよ。これから旅をするぞ。一緒に着いてくるがよい』
『何がなんだかよく分からないけど、まぁいいや! 死ななかったし!』
「変なの仲間にしちゃったかな~」
こうして、プチスライムのスラが仲間になったのである。
「あ、そうだ名前付けたから強くなったんじゃない?」
『強くなった? 確かにそれとなく力が湧いてくるような』
「ちょっと待ってね」
エルクはスラを鑑定した。
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スラ 従魔 プチスライムメイジ
レベル:1
HP :20 /150
MP :500/500
攻撃力:30
守備力:270
素早さ:100
魔法 水 火 闇 障壁
能力 物理抵抗 分裂 変化 魔力強化
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「え!? めっちゃ強いじゃん」
『やはりな』
「やはりって、ウルは分かってたの?」
『なんとなくだがな』
エルクは心底ウルを仲間にしてよかったと思った。ウルに聞けば弱いモンスターか強いモンスターか判別ができそうだと、関心していた。そこでスラが
『おいらは強いのか?』
と聞いてきたので、エルクが知っているスライムの強さを説明した。その後、スラのステータスや能力を伝えた。すると
『ひょーーーおいら強いぞ!!』
とはしゃぎだしたので、ウルのステータスや能力を伝えた途端に驚愕し、自分の未熟さに打ちひしがれる。
『10分の1にも届かないのかよ・・・強すぎるぜウルの兄貴ぃ』
とうなだれ始めたので、いじるのはこの辺にして旅を再開しようと準備していたとき突然スラがこんなことを言い出した。
『エルクの兄貴に頼みがあるんだ』
「ん? どうしたの?」
『おいらには兄弟が居るんだが、近くで倒れてると思うんだ。助けに行きたいんだよ』
「はしゃいでる場合じゃないでしょ!! 早く言ってよ!! 場所は?」
『ん~ この近くっていうくらいしか分からないんだ。はぐれちゃって。』
「ウル! 探せる?」
『まかせよ、しばし待て』
数十秒経過してスラがぷるぷると震えている。今すぐにでも探しに行きたいのだろう。だがエルクはウルを信じて待つように伝えた。さらに数十秒後
『ふむ、見つけたぞ』
『本当か! ウルの兄貴!!!』
『すぐ行くぞ、少々危ないかもしれん』
「すぐ行こう! ウル先導して!」
『こっちだ』
ウルの後を着いていく。なぜか頭の上にスラが乗っている。遊んでいる場合では無いと言うのに。
スラ遊んでる場合じゃないでしょ!」
『おいら遅いんだもの仕方ないのだ!』
『そろそろ着くぞ、やはり危ないようだ』
茂みの中に緑色の丸いぶよぶよしたものが震えている。多分あれがスラの兄弟だろう。そしてウルが言っていた危ないというのも確認できた。スラの兄弟を挟んでエルク達の反対側に蛇が居る。多分レッサースネークだろう。今にもスライムに飛び掛ろうとしている。そして飛び掛った。
「ウル!」
『間に合わん!』
ウルがそう言った瞬間レッサースネークが宙に浮いたまま動きが止まった。
「ウル! 突っ込め!!」
ウルがレッサースネークとスライムの間に入ってもレッサースネークは動くことは無かった。エルク達もウルの隣にまで来たところでレッサースネークが地に落ちた。
『なかなか強力な魔法だな~』
「スラ?」
『障壁魔法なるものを唱えてみたのだ! といっても壁を想像してあの蛇を包み込んだだけなのだがな!』
『急ぐ必要も無かったか』
レッサースネークは地に落ちたがまだ生きている。そしてエルクに向かって飛び掛ってきた。だが、隣にはウルが居る。
『邪魔だ!』
レッサースネークを食いちぎって吐き捨てた。その光景を見たエルクとスラは唖然としていた。
『どうした?』
「早すぎて・・・ははは・・・」
そう、目で追えたのは吐き捨てたところからだ。ここまでウルが強いなんて思っていなかったエルクとスラはスラの兄弟のことを忘れていた。
『で、そこのが兄弟でいいんだな?』
とウルが言ったところで、正気に戻った。なんのためにここに来たのか再確認した。
『弟よ!! 無事か!!』
どう見ても瀕死なスライムに向かってスラは水魔法のウォーターヒールをかける。瀕死だったスライムはゆっくりだが動き始めた。
『エルクの兄貴! 弟を仲間にして欲しい! 頼む!!!』
スラが頼みこんできたので、テイム魔法をかけることにした。
「とぉぉりゃぁぁ」
またしても変な叫び声とともにテイム魔法を放った。
『これは?』
『弟よ!! 大丈夫か!!』
『兄さん! 死ぬかと思ったよ! なぜここに? 後ろの人間とウルフは?』
『おいらの仲間だ! こっちのウルフはウルの兄貴でこっちがおいらの主だぞ!』
なぜか誇らしげにスラが紹介してくれた。
『弟よ、お前も主に頼んでおいら達の仲間にしてもらったぞ!』
『確かに、何かつながりを感じますね』
「ん~ 名前どうするか~…… スライム…… ん~ スラはいるしな~ じゃあ、ライだ!」
『何でしょうか、かなり力が湧いてきます』
「名前を付けたからね~なんか強くなるみたい!」
『エルクの兄貴! おいらの弟ライの能力はどうなのだ?』
「ちょっと待ってね~今見てみる~」
エルクはライを鑑定してみた。
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ライ 従魔 プチスライムマジシャン
レベル:1
HP :30 /120
MP :530/530
攻撃力:10
守備力:250
素早さ:130
魔法 水 火 闇 光 土
能力 硬化 物理抵抗 分裂 変化 魔力強化
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「えええええええ!! めっちゃ強いじゃん!!!」
『やはり弟は強かったか~おいらよりも頭良いからな~』
『え~とエルクさん? 兄がお世話になってます』
『礼儀正しいのだな』
「ん~と、ライも僕の旅に付いてきなよ!スラもいるし!」
『いいのですか? じゃあよろしくお願いします!』
これでスライムが2匹、ウルフが1匹。エルクの能力も相当なものになっているが本人は気づかない。仲間が増えて嬉しいエルクは、このままの調子で旅が続いたらいいなと思いながら旅を続ける。
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