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4話

「谷川ってさ、意外と面白いよな」


関根くんが言う。


「意外ってなに」


すぐ返す。

その返しが面白かったのか、関根くんは少し笑う。


「静かそうなのに、ツッコミ鋭い」


「……普通だし」


「普通は今そこ返さないだろ」


「そう?」


「うん、ちょっとズレてる」


「そうかな?」


「そうだよ」


また笑う。


「でもさ」


関根くんが続ける。


「そういうとこ、ちょっとおもしろい」


「ふーん」


興味なさそうに返したつもりなのに、

少しだけ、その言葉は残る。



また別の日。


「谷川、それ違くない?」


「どこが?」


「そこ」


「……ほんとだ」


「気づくの早」


「関根くんが遅いだけ」


「うわ、出た」


笑い声。



また別の日。


「谷川ってさ」


「なに」


「なんか、ちゃんと見てるよな」


「何を」


「人とか」


「……普通じゃない?」


「いや、それが普通じゃないんだよ」


言われても、よくわからない。

でも――

なんとなく、少しだけ嬉しい。


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