表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
穀物転生  作者: リース
PR
29/63

第29食 ムニエル

どこまでも続くエメラルドグリーンの水面と、突き抜けるような青空。

この階層は、その美しさとは裏腹に、冒険者たちにとって精神的な摩耗を強いる「魔の海域」でもあった。


そんな海の上を、四人の影が進んでいた。


「はぁ……歩いても歩いても海だらけ、一体いつになったら地上に着けるんだ?」


先頭を歩くのは、長身の剣士ゲイル。

短く刈り込んだ茶髪に、実用性を重視した軽鎧を纏っている。

背中には愛用のバスターソードを背負っているが、今はその重みがずっしりと肩にのしかかっているようだ。


「文句を言わないでよゲイル。疲れてるのはこっちも同じなんだから」


隣を歩くのは、小柄な女魔術師ミナ。

栗色の髪をツインテールにし、少し不機嫌そうに杖を握っている。


「ったく、砂漠の時も同じ事を言ってたよな、お前は」


後ろを歩くのは、眼鏡をかけた知的な風貌の男魔術師ヘンリー。

彼は地図を広げているが、周囲に目印がないため、現在位置の特定に難儀している様子だ。


「まあまあみんな、カリカリしないの!きっともうすぐ何かあるって!ほら、宝島とか!」


最後尾で能天気に声を上げたのは、派手な装飾の施された鎧を着た女剣士エルザだ。

腰まである金髪を潮風になびかせ、彼女だけはやけに元気だった。

腰には豪華な装飾のついた、やたらと目立つ長剣を帯びている。


彼らは中堅クラスの冒険者パーティ。

運良く砂漠エリアを突破し、この海エリアに到達したものの、終わりの見えない海上行軍に疲弊していた。


「宝島なんてあるわけないでしょ。ここはダンジョンよ?あるのは魔物だけ」


「えー、でもミナ、ダンジョンだからこそ夢があるんじゃない!こんな広い海があるんだよ?沈没船とか、財宝を積んだ宝船とか、浪漫があるじゃない!」


「エルザは相変わらず脳内がお花畑だな……」


ゲイルが呆れたように息を吐く。

ヘンリーが眼鏡の位置を直しながら冷静に指摘した。


「いや、可能性としてはゼロではないぞ。ダンジョンでは何が起こるかわからないからな。海賊の幽霊船が出るという噂は聞いたことがあるしな」


「ほらー!ヘンリーもそう言ってる!」


「ただし、遭遇したら宝どころか命のやり取りになるがな」


「うっ……それは嫌かも」


エルザが唇を尖らせる。

ミナが疲れたように空を見上げた。


「私はもう、お宝なんてどうでもいいよ。普通の島でいい。岩場でもいい。とにかく『乾いた地面』の上で寝たいの。またこの海上で野宿なんて、絶対にごめんだからね」


「それは確かにそうだな……揺れるし、湿気で服が張り付くし、最悪だ」


ゲイルが同意する。

海の上での野営は精神を削る。いつ魔物に襲われるかと言う不安と、常に足元が揺れている感覚は、熟睡を妨げる要因でしかない。


そんな他愛のない、しかし切実な愚痴をこぼしながら歩いていた時だった。


「……ッ!止まれ!」


先頭のゲイルが鋭く声を上げ、背中の大剣に手をかけた。

冒険者としての直感が、海面の微かな違和感を捉えたのだ。


「どうした?」


「囲まれてる……下だ!」


次の瞬間、四人の周囲の海面が爆ぜ、槍のような水流が噴き出した。


「うわっ!?」


飛び散る水しぶきの中から姿を現したのは、半人半魚の魔物たちだった。

ぬめるような青い肌、背中や腕に生えたヒレ、そして手には粗末だが鋭利な骨の槍を持っている。

マーマン、海中での機動力と、水魔法を操る厄介な亜人型モンスターだ。

その数五体、完全に包囲されている。


「チッ、マーマンか!一番相手にしたくない奴らだ!」


ゲイルが大剣を抜き放ち、眼前の敵を薙ぎ払おうとする。

しかし、マーマンはニタリと笑うと、クルリと身を翻して海中へと潜ってしまった。

ゲイルの剣が空を切り、水面を叩く。


「くそっ、逃げやがった!」


「ゲイル、右!」


エルザの警告と共に右舷から別のマーマンが飛び出し、口から高圧の水鉄砲を吐き出してきた。

エルザは剣を抜き、鮮やかな剣技で水を切り払う。


「させないわよ!」


「キシャァッ!」


マーマンは攻撃が防がれると見るや、再び水しぶきを上げて潜行する。


ヒット・アンド・アウェイ。


地の利は完全に相手にある。

足場の悪い海上で、神出鬼没の敵を相手にするのは分が悪すぎる。


「らちが明かないわ! 近づくと潜られちゃう!」


「魔法で迎撃するしかない!ゲイル、エルザ!俺たちを守れ!」


ヘンリーが叫び、ミナと共に杖を構える。

即座にゲイルが判断を下した。


「了解だ!俺とエルザで防御壁になる!お前らは詠唱に専念して、あいつらが顔を出した瞬間を狙い撃て!」


「任せて!」


二人の剣士が魔術師たちを背中で守るように立ち塞がる。

マーマンたちが次々と海面から飛び出し、四方八方から水魔法と槍による攻撃を仕掛けてくる。


「オラァッ!」


「ふんっ!」


ゲイルの重厚な大剣が槍を弾き飛ばし、エルザの速剣が水の弾丸を切り裂く、鉄壁の守り。

その隙に、ヘンリーとミナの詠唱が完了する。


「切り裂け!《ウインド・ブラスト》!」


「凍りつきなさい!《ブリザード・ランス》!」


ヘンリーの風の弾丸が、ミナの氷の槍が敵を貫く。


「ギョエエエエッ!」


二匹、三匹と、マーマンたちが沈黙していく。

息の合ったコンビネーション、このパーティが伊達に第五層まで来ていないことの証明だ。


「いける!このまま押し切るぞ!」


ゲイルが吼える。

勝利が見えた、そう思った矢先だった。


一匹のマーマンの水の弾丸がゲイルとエルザの守りを通り抜け、彼女の右手に命中した。


「痛っ!?」


強烈な衝撃に、エルザの手から愛剣が弾き飛ばされた。

そして。


ボチャン


虚しい音を立てて、剣は深い深い蒼穹の海へと吸い込まれていった。


「あ……」


エルザが凍りつく。

だが、感傷に浸る暇はない。

武器を失ったエルザに別のマーマンが襲いかかる。


「エルザ、下がれ!」


ゲイルが割って入り、マーマンの攻撃を防ぐ。

同時に、ヘンリーとミナの最大火力の魔法が炸裂した。


「これで終わりだ!《ウインド・ストリーム》!」


「食らいなさい!《ブリザード・ジャベリン》」


激しい突風の濁流が、鋭い氷の大槍が、残っていたマーマンたちを一網打尽にした。

魔法が直撃したマーマンの死体がプカプカと浮かび上がる。

戦闘終了。

だが、場には勝利の歓喜はなく、重苦しい空気が漂っていた。


「……嘘でしょ」


エルザが、剣が落ちたあたりの海面を見つめ、膝から崩れ落ちた。


「私の……『クイーンズ・ブレイド』が……」


「エルザ……」


「あれ、特注だったのよ?すっごく高かったのに……」


エルザの瞳に涙が溜まる。

「水中呼吸」の魔法を使えば、生身の人間でも海底を探す事はできるかもしれない。

だが、あまりにも危険すぎる、海中は魔物の巣窟だ、つまり、事実上のロストである。


「……悪い。俺がもっと早く気づいていれば」


ゲイルが悔しそうに拳を握る。

雰囲気は最悪だった。


その時。


「ん?お前達どうしたんダ?」


彼らに声をかける人が居た。

四人が驚いて振り返ると、そこには三人組が立っていた、シャロ、アグニ、ヨシュアの三人だった。


「に、人魚……!?」


ゲイルたちが息を呑む。

人魚はかなり珍しい種族で、滅多に人前には顔を出さない。

冒険者をしてる人魚は聞いたことも無いほどだ。


「冒険者……なのか?」


「ええ、一体何があったんですか?」


ゲイルは戸惑いながらも、ことのあらましを説明した。

マーマンの奇襲を受けたこと、撃退はしたものの、仲間の大切な剣が海の底へ沈んでしまったこと。


「だったら、私が探してきましょうか?」


「え?」


シャロの申し出に、エルザが顔を上げた。


「ほ、本当!?」


「ええ、私なら素早く泳げますから」


「なるほど……流石人魚だな!」


彼らが感心している隙に、後ろにいたアグニがヨシュアに小声で耳打ちした。


(おい、やっぱシャロのこと人魚だと思ってるゾ)


ヨシュアも小声で返す。


(余計なことは言うなよ?魔物だとバレて警戒されるより、希少な亜人だと思わせておいた方が都合がいい)


この誤解は、今のところ彼らにとって有利に働いている。


「じゃあ、行ってくるね!」


シャロは優雅に身を翻すと、音もなく海中へと姿を消した。

波紋だけが残る。


「……本当に潜っていった」


「信じられない、こんな幸運があるなんて」


エルザが祈るように手を組んで海面を見つめる。

シャロを待つ時間が、永遠のように感じられた。

10分ぐらい待った頃。


ザバァッ!


水しぶきと共に、シャロが海面から飛び出した。

その手には、日光を受けてキラキラと輝く物体が握られている。


「これですか?」


まるで芸術品のような剣、それは紛れもなく彼女の剣だった。


「そ!それです!!私の剣です!!!」


エルザが歓喜の叫びを上げ、シャロに飛びつかんばかりの勢いで駆け寄った。


「ああ、よかったぁ……!」


エルザは剣を抱きしめ、涙目でシャロの手を握った。

ゲイルたちも、安堵の表情で頭を下げる。


「助かった。この剣がないと、エルザの奴、一週間は使い物にならなくなるところだった」


「礼をしたい。俺たちにできることなら何でも言ってくれ」


ゲイルの申し出に、シャロは少し考えてから、海面に浮かぶ黒い物体を指差した。


「だったら……そのマーマンを貰ってもいいですか?」


「え?」


予想外の要求に、ゲイルたちはキョトンとした。


「そんなものでいいなら、いくらでも持って行ってくれ」


「ありがとうございます」


ゲイルが快諾すると、シャロは浮かんでいるマーマンの死体の一つを引き寄せた。

シャロは死体に手を触れ、魔力を流し込んだ。

まずは作業台が必要だ。

マーマンの背中から、巨大なハスの葉が勢いよく生えてきた。

直径三メートルほどの緑の円盤が、海面に広がる。


「へぇ……」


それを見たヘンリーが感心したように声を上げた。


「植物魔法か、この速度、中々の熟練度だな」


彼らは驚いてはいるが、まだ「許容範囲内」という反応だ。


「……あんまり驚かないんだナ」


「あれくらいなら普通の植物魔法の範疇だからな」


アグニとヨシュアが小声でやり取りをする。

シャロはハスの葉の上に残りのマーマンを引き上げると、再び手をかざした。

すると、マーマンのぬるぬるした皮膚を突き破り、緑の芽が一斉に吹き出した。


今回実ったのは小麦、レモン、そしてサーモンだ。


「「「はあああああっ!?」」」


ゲイル、エルザ、ヘンリー、ミナの四人が、目玉が飛び出るほど驚愕し、絶叫した。

先ほどのハスの葉とは比較にならないリアクションだ。


「ま、魔物から魚が生えた!?」


「そもそも小麦やレモンが生える事自体がおかしいぞ」


「おい、あんな魔法、見たことあるか!?」


「私は無いわ……」


ヘンリーが眼鏡をずり落とし、ミナが杖を取り落としそうになる。

彼らの冒険者としての常識が、ガラガラと音を立てて崩れ去っていく。


「前にも言ったが、シャロの力がおかしいのは『食材を生やせる』と言う点だ。ましてや卵や魚が生える植物なんてものは普通のものじゃないからな」


「なるほど!やっぱシャロはすげぇんだナ!」


アグニはわかったようなわからないような顔で頷いた。

シャロは四人の混乱をよそに、手際よくサーモンと小麦を収穫していく。

シャロは収穫物を抱え、呆然としている四人に笑顔で振り返った。


「折角だし、よかったら一緒にどうかな?」


その言葉に、四人はハッと我に返った。

顔を見合わせる。

正直、何が起きたのか理解は追いついていない。

あの魚が生えた光景は気味悪くもある。

だが、そういえば朝から何も食べていない。

干し肉と水だけの生活に、彼らは飢えていた。

ヒソヒソと相談した後、代表してゲイルが尋ねた。


「それならお言葉に甘えたい、いくらぐらいになりそうだ?」


彼らは財布を取り出す。

ダンジョン内での食事提供、しかも新鮮な食材から作られる料理となれば、法外な値段をふっかけられても文句は言えない。

シャロは少し考えて、指を立てた。


「じゃあ一人5000エンスでどう?」


「5000エンス……大体地上のランチの五倍ぐらいか……五層だと考えたら安い方だな……わかった、その値段なら喜んで払う」


ゲイルたちは安堵し、すぐに代金を支払った。

謎の人魚料理人による、洋上のレストランの開店だ。


まずはいつものように小麦を粉に挽き、次にサーモンを手際よく三枚におろす。

切り身の両面に塩と胡椒をパラパラと振る。

そして、先ほど挽いた小麦粉をまぶしていく。


鍋に油を引き、温めた所にサーモンの切り身を並べていく。


ジュワアアアアアッ……!


海上の静寂を破る、食欲をそそる重奏。

魚の脂と油が弾け、香ばしい煙が立ち上る。

ゲイル達はその音と匂いに釘付けになり、無意識に喉を鳴らした。

魔物から生えた魚だという警戒心など、とっくに彼方の波間に消えている。


片面に綺麗な焼き色がついたら、裏返す。

カリッとした狐色の表面がお目見えする。

中まで火が通ったら、スライスしたレモンの輪切りを乗せ、最後に追い油を回しかけて表面をパリッとさせる。


「完成!サーモンのムニエル!」


木の皿に黄金色に輝くムニエルが盛り付けられた。

焦げた小麦と魚の脂の香り、そして熱で温められたレモンの爽やかな酸味が鼻をくすぐる。


「うおおおお!待ってましたァ!」


一番手はやはりアグニだ。

彼女はフォークなど使わず、手づかみで熱々の切り身をひょいと持ち上げた。

ハフハフと息を吹きかけ、ガブリと齧り付く。


サクッ、ジュワッ。


小気味よい音の後、アグニの目がカッと見開かれた。


「んん~っ!!美味いゾッ!!」


口の周りを脂でテカテカにさせながら、アグニが叫ぶ。


「外側がカリッカリで、中の身がフワッフワだ!噛んだ瞬間に脂がドバッと出てくるけど、レモンの酸味ですっげぇサッパリしてル!いくらでも食えるぞこレ!」


そのあまりに幸せそうな食べっぷりに、四人の冒険者たちもたまらずフォークを伸ばした。

恐る恐る、まずは一口。


「……!」


ゲイルが目を見張った。

エルザが頬を紅潮させた。

ヘンリーとミナが、顔を見合わせて頷いた。


「う、美味い……!」


ゲイルが呻くように言った。


「なんだこれは……本当にさっきのマーマンなのか?臭みが全くない。むしろ、A級レストランのサーモンより味が濃いぞ!」


「嘘みたい……衣の香ばしさと魚の甘みが絶妙だわ。ダンジョンの中で、こんな温かくて美味しい魚料理が食べられるなんて……」


エルザが涙ぐみながら、次々と口に運ぶ。

剣を失いかけた恐怖と絶望が、温かい食事によって癒やされていく。


「塩加減も完璧だ。魔法のような手際だったな」


「美味しい……生き返るわ……」


四人は夢中で食べ進めた。

干し肉と堅パンだけの殺伐とした食生活を送っていた彼らにとって、このムニエルは五臓六腑に染み渡る極上の御馳走だった。


「シャロ!おかわり!」


アグニが空になった皿を突き出す。


「私も!もっと食べたい!」


「俺も頼む!」


つられるようにゲイルたちも皿を差し出した。


「はいはい、すぐ作るから待っててね!魚はまだまだあるから!」


シャロは嬉しそうに笑い、再び鍋に油を引いた。


ジュワアアアアッ!


再び幸せな音が響く。

次々と焼き上がるムニエル。

焼いては食べ、食べては焼き。

ハスの葉の上は、即席の立食パーティー会場と化した。

最初は遠慮していた四人も、次第にアグニやヨシュアと打ち解けていた。


そうして数十分後。

山のようにあったサーモンの切り身は、綺麗さっぱり七人の胃袋へと収まった。


***


満腹の幸福感と、少しの寂しさが漂う別れの時。

四人の冒険者は改めてシャロたちに向き直った。


「……本当に、何から何まで世話になった」


ゲイルが、深々と頭を下げた。


「剣を拾ってもらっただけでなく、こんな美味い飯まで食わせてもらって……礼を言っても言い尽くせないよ」


「本当にありがとう、人魚さん」


エルザが腰の剣を愛おしそうに撫でながら、シャロの手を握った。


「お安い御用ですよ。私たちも、皆さんと食事ができて楽しかったです」


シャロが人魚の尾ひれを揺らして微笑む。

ヘンリーとミナも、ヨシュアに向かって軽く手を挙げた。


「アンタたちの魔術運用、勉強になったわ。またどこかで会えたら、情報交換しましょ」


「ああ、縁があったらな」


ヨシュアはぶっきらぼうに返したが、その表情は悪くない。


「じゃあナ!」


「おう!またな!」


アグニが大きく手を振る。

四人の冒険者は再び『水上歩行』の魔法をかけ直し、大きな海へと歩き出した。


遠ざかっていくハスの葉を見送りながら、四人はぽつりと会話を交わした。


「……なぁ、やっぱり、海で食う魚ってのはいいもんだな」


ゲイルがしみじみと呟いた。


「そうね、ダンジョンの中じゃ料理なんて夢のまた夢だもの。ましてや魚なんて、絶対に無理だと思ってた」


「ああ。あの味は、一生忘れないだろうな」


ヘンリーが眼鏡の位置を直し、ミナが同意する。


「不思議な人たちだったけど……会えてよかったわ。あの人魚さん、また美味しいもの作ってるのかな」


「違いない……俺たちも頑張ろうぜ。いいモン食って、力もついたしな」


彼らの足取りは、会った時よりもずっと軽かった。

退屈で過酷だった蒼穹の海が、今は少しだけ優しく、美しい場所に感じられた。

面白かった 続きが読みたい方は ブックマーク 感想を入れたり

下の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』に評価して下さると励みになります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ