第25食 レモネード
第四層、灼熱砂漠の最奥に鎮座する古代遺跡。
その巨大建造物の内部は、外の灼熱が嘘のようにひんやりとした空気に満たされていた。
そんな薄暗い回廊に、四つの足音が響く。
「へっ、やっぱりダンジョン探索ってのはこうでなくちゃな!あのクソ暑い砂漠に比べりゃ天国だぜ」
先頭を歩くのは、金髪の青年剣士、ルーカス。
整った顔立ちには自信の色が浮かび、背負った大剣の重さをものともせずに闊歩している。
「全くだわい。暑さで髭が蒸れてかなわんかったからのう」
続くのは、ドワーフの重戦士、ガンツ。
身長は低いが、その体躯は酒樽のように分厚い。
手には身の丈ほどもある巨大なグレートアックスを軽々と提げている。
「俺は暑いのは嫌いじゃねぇが、砂が髪に入り込むのが厄介だ。ここで一暴れして鬱憤を晴らしてぇところだな」
獰猛な笑みを浮かべるのはライオンの獣人、レオン。
筋骨隆々の肉体に二本の曲刀を帯び、野生の捕食者のような鋭い眼光を周囲に走らせている。
「無駄口叩いてないで警戒しなさいよ。ここは四層の深部よ」
殿を務めるのは、クールな目元が印象的な女双剣士、カリン。
軽装鎧に身を包み、両腰のショートソードに手をかけながら、冷静に周囲を観察している。
彼ら四人は、とある冒険者パーティだ。
その特徴は、構成員全員が「物理前衛職」であること。
回復役の僧侶もいなければ、支援や遠距離攻撃を行う魔術師もいない。
「やられる前にやる」「攻撃こそ最大の防御」を地で行く、極めて攻撃的な、悪く言えば脳筋の布陣である。
それでも彼らは持ち前の腕っぷしと連携で、ここまで生き残ってきた実力者たちだった。
「にしても、そろそろ『当たり』が欲しいところだな。砂漠越えで食料もだいぶ減っちまったし」
ルーカスがぼやいた、その時だった。
回廊の曲がり角の先、崩れた石柱の影で、何かがキラリと光った。
「ん?」
カリンが足を止める。
そこからは黄金色の輝きが見えた。
ジャラッ……という、硬貨が触れ合うような音が響く。
「おい、あれ……!」
「金貨か?いや、動いてるぞ!」
そこにいたのは、十数匹の奇妙な魔物だった。
見た目はただの金貨。
だが、それらが小さな足を生やし、意思を持ってカサカサと動いている。
クリーピングコイン、ダンジョンにおける魔物の一種だ。
戦闘力は皆無に等しいが、逃げ足が速く、倒せばその死体自体が高純度の金貨として換金できる、まさに歩く宝箱である。
「うおおおっ!マジか!ボーナス確定だァ!」
レオンが目の色を変えて叫んだ。
「逃がすな!あれ全部狩れば、装備一式新調できるぞ!」
「行くぞ野郎ども!晩飯は特上ステーキだ!」
ルーカスの号令と共に、四人は弾かれたように駆け出した。
冷静なカリンでさえ、その瞳には欲の色が浮かんでいる。
運よく砂漠を抜けて、最初に出会ったのがこれだ、ツキが回ってきたとしか思えない。
クリーピングコインたちは、殺気を感じて一目散に逃げ出した。
ジャラジャラと小気味よい金属音を立てて、回廊の奥へと消えていく。
「待てェェッ!!」
四人は猛スピードで追いかける。
角を曲がり、長い階段を駆け下り、さらに奥の広間へと飛び込んだ。
「追い詰めたぞ!」
レオンが吼え、双剣を抜こうとした、その瞬間、彼らの足がピタリと止まった。
広間の空気が、淀んでいた。
腐臭、鼻が曲がるような、強烈な死の匂い。
クリーピングコインたちは、広間の奥にある小さな穴へと逃げ込んでしまった。
だが、そんなことを気にしている場合ではなかった。
広間の暗がりから、ゆらり、ゆらりと無数の影が立ち上がっていたからだ。
肉が腐り落ち、骨が見えている動く死体、ゾンビ。
カタカタと乾いた音を立てて歩く骸骨、スケルトン。
その数、合わせて十以上は居る。
四人は、アンデッドの群れのど真ん中に飛び込んでしまったのだ。
「しまっ……!囲まれた!?」
「くそっ、金貨に釣られたか!」
ルーカスが舌打ちをし、大剣を構える。
逃げる隙間はない、入り口はすでに数体のゾンビによって塞がれている、やるしかない。
「ビビるな!所詮は動きのトロい雑魚だ!蹴散らすぞ!」
「応ッ!!」
ガンツがグレートアックスを振り回し、先陣を切った。
重厚な一撃が、最前列のスケルトンを粉砕する。
骨が切断され、頭蓋骨が宙を舞う。
「オラオラオラァ!」
レオンが獣の咆哮と共に突っ込み、双剣を風車のように回転させる。
斬撃の嵐、ゾンビの腕が飛び、胴体が切り刻まれる。
カリンもまた、舞うような足取りで敵の隙間を縫い、的確に首を跳ねていく。
「いける!このまま押し切るぞ!」
ルーカスが大剣で三体まとめて薙ぎ払い、勝利を確信した。
相手の動きは遅い、攻撃パターンも単純だ、このレベルの戦士たちにとって、決して苦戦する相手ではないはずだった。
――そう、相手が「普通の生物」であれば。
「……なっ!?」
異変に気づいたのは、カリンだった。
彼女が首を切り落としたはずのゾンビが、倒れない。
それどころか、落ちた首を拾い上げようとしゃがみ込んでいる。
さらに、ガンツが切断したはずのスケルトンの骨が、カタカタと震えながら再び組み上がり始めていた。
「な、なんだこいつら!?死なねぇぞ!?」
「馬鹿な!胴体を真っ二つにしたんだぞ!」
レオンが叫ぶ。
切っても切っても、彼らは痛みを感じず、恐怖も知らず、ただ執拗に生者への憎悪を向けて立ち上がってくる、不死者の軍勢。
数分も経てば、四人の周囲は再び元の数の敵で埋め尽くされていた。
「くそっ、キリがねぇ!どうなってやがる!」
「このっ!足を離せ!」
ガンツの足首を、這いずっていた半身だけのゾンビが掴んだ。
その隙に、背後からスケルトンが錆びた剣を振り上げる。
「ガンツッ!!」
ルーカスが助けに入ろうとするが、彼自身も三体のゾンビに抑え込まれていた。
物理攻撃が通じない恐怖。
じわじわとスタミナを削られ、包囲網が狭まっていく絶望感。
「ここまでか……!」
カリンが覚悟を決めた、その時だった。
「《ヘルフレイム》」
背後の通路から、凛とした声が響いた。
直後、熱波が広間を駆け抜けた。
ドオオオオオン!!
爆炎。
紅蓮の火球がアンデッドの群れの中央に着弾し、凄まじい爆発を引き起こした。
ゾンビの腐肉が燃え上がり、スケルトンの骨が熱で脆くなり砕け散る。
衝撃波に煽られ、ルーカスたちは床に伏せた。
「な、なんだ!?」
土煙と炎の向こうから、三つの人影が現れた。
先頭に立つのは、杖を構えた銀髪の小柄な獣人。
「……ったく、騒がしいと思えば。無策で突っ込むからそうなる」
呆れたようにため息をつくヨシュア。
その横には、シャロとアグニが並んでいた。
「だ、誰だかわからんが、助かった!」
ルーカスが叫ぶ。
ヨシュアは冷めた目で燃え盛るアンデッドたちを一瞥し、杖を振って残火を払った。
「礼はいい。通路を塞がれて邪魔だったから片付けただけだ」
「すげぇ威力だ……魔術師か……」
ガンツが焼失したゾンビを見て呻く。
彼らがどれだけ殴っても再生した化け物が、魔法の一撃で灰になったのだ。
「あいつら、切っても切っても再生しやがって……ほとほと困ってたんだ」
「当たり前だ。奴らみたいなアンデッド系の魔物は闇の魔力で動いている。物理的な損傷は、奴らにとって致命傷になりにくい」
ヨシュアが講義をするように言った。
「倒すには魔法で闇の魔力ごと吹き飛ばすか、あるいは『聖なる力』で浄化するのが手っ取り早い。お前ら、戦士系だけで固めてるみたいだが、聖水くらい持ってないのか?」
ヨシュアの問いかけに、四人は顔を見合わせた。
そして、気まずそうに沈黙した。
「えっと……そんなの知らなくて……」
「持ってるわけないだろ。水ならあるけどよ」
彼らの返答に、ヨシュアは天を仰ぎ、特大のため息をついた。
額に手を当て、頭を抱える。
「……はぁ。こんな知識レベルでも冒険者になれるんだな。命知らずというか、なんというか」
「なっ、なんだと!?」
「まぁまぁ、ヨシュア。普通の人はアンデッドの特性なんて知らないことの方が多いよ」
険悪になりかけた空気を、シャロがとりなした。
彼女はニコニコと笑いながら前に出る。
「なぁ、聖水ってなんダ?」
ここで、空気を読まないアグニが純粋な疑問を口にした。
彼女もまた、脳筋カテゴリの住人である。
「文字通り、聖なる力を持った水だよ。飲めば身体に聖属性の加護が宿って、しばらくの間、アンデッド系の魔物に対する特攻能力を得られるんだ」
「そんな便利なものが!」
シャロの解説に、ルーカスたちは目を輝かせた。
しかし、すぐに肩を落とす。
「でも、持ってねぇもんはしょうがねぇ。撤退するか……」
「持ってないなら、作ろうか?」
シャロの提案に、その場にいた六人が目を丸くした。
「は?作る?」
「作れるのか?聖水ってのは、聖職者が祈りを捧げて水を浄化しないと作れないんじゃ……」
ヨシュアでさえ、懐疑的な視線を向ける。
彼女の知識でも、聖水は教会で買うものだ。
「普通はね。でも、錬金術で作る方法もあるんだよ」
シャロは自信ありげに頷き、リュックから鍋を取り出し始めた。
「色々レシピはあるけど、今回は銀を使おう。みんな、銀貨は持ってる?」
「銀貨?ああ、あるけど……」
ルーカスたちは言われるがまま、腰の財布から銀貨を十数枚取り出した。
余談だが、この世界の硬貨は1エンス銅貨、10エンス大銅貨、100エンス銀貨、1000エンス大銀貨、1万エンス金貨が存在する。
シャロは銀貨を受け取ると、水を張った鍋にじゃらじゃらと投入した。
そして、火にかける。
「……おいおい、闇鍋か?こんなんで聖水ができるのカ?」
アグニが鍋を覗き込みながら怪訝な顔をする。
「古来より銀には邪気を払い、退魔の力を持っていると言われているの。こうやって銀を煮る事で、水が浄化されるんだよ」
シャロは説明しながら、鍋をかき混ぜる。
「でも、これだけじゃ効果が弱すぎるから、色々ハーブとかスパイスとかも入れて、聖なる力を強めるんだ」
そう言うと、シャロはおもむろに立ち上がり、まだ燻っているゾンビやスケルトンの死体の山へと近づいていった。
四人が興味津々で覗き込む中、シャロは腐乱死体の一つに手を触れ、静かに魔力を流し込んだ。
瞬間、グロテスクな死体から、瑞々しい緑のツルが勢いよく吹き出した。
腐臭が漂っていた空間に、爽やかなハーブの香りが広がる。
ツルは死体を苗床にして急成長し、青々としたハーブにスパイス、そして黄金色に輝くレモンの実を実らせた。
「「「「うわあああああああ!?」」」」
ルーカス、ガンツ、レオン、カリンの四人が絶叫し、後ずさりした。
あまりの光景に、腰を抜かしそうになっている。
「し、死体から草が生えた!?」
「ゾンビからレモンができたわよ!?」
「これも魔法なのか……!?」
騒ぐ四人を横目に、アグニが豪快に笑った。
「驚くよなー、アタシも最初はビビったけど、慣れればどうってことないゾ!」
「……俺はまだ慣れない。毎回見るたびに常識が崩壊する音が聞こえる」
ヨシュアが遠い目で呟いた。
シャロは気にする様子もなく、死体から生えたハーブとレモン、スパイスを摘み取った。
不思議なことに、それらからは死臭など微塵も感じられず、むしろ聖域に咲く花のような清浄なオーラを放っている。
シャロは沸騰した銀貨入りの湯に、手でちぎったミントとローズマリーと言ったハーブ、クローブやカルダモンに似たスパイスを投入する。
そして、塩と砂糖も入れ、混ぜ始める。
鍋から、スパイシーで甘い、異国情緒あふれる香りが立ち上る。
最後に、半分に切ったレモンをギュッと絞り入れ、皮ごと放り込む。
「シャロ、お前なんで聖水の作り方なんて知ってるんだ?」
ヨシュアが鍋の香りに鼻をひくつかせながら尋ねた。
「母が錬金術師でね。昔、実家の手伝いでよく作らされてたんだ。簡単なポーションや聖水なら、自分でも作れるよ」
「なるほど。だからポーションの作り方も知ってたんだナ」
アグニが納得したように頷く。
グツグツと煮込むこと数分。
水は透明から、透き通った美しい黄金色へと変化していた。
銀の魔力と、薬草の成分、そしてレモンの酸が融合し、一種の神聖なシロップができあがっている。
「よし、ヨシュア、仕上げの冷却をお願い!」
「……はいはい。便利使いしやがって」
ヨシュアが杖を振ると、鍋全体が冷気に包まれ、沸騰していた液体が一瞬で適温まで冷やされた。
完成だ。
シャロはそれを、持参していたカップと、四人組が差し出した水筒に注ぎ分けた。
「はい、特製聖水の完成!」
琥珀色に輝く液体の中には、ミントの葉とレモンの輪切りが涼しげに浮かんでいる。
見た目は完全にお洒落なカフェで出てくるクラフトコーラかレモネードだ。
「もう飲んでいいのカ!?」
アグニがカップを受け取り、くんくんと匂いを嗅ぐ。
スパイスの刺激的な香りが食欲をそそる。
「いただきまーす!」
アグニの大きな口が、一息で聖水を飲み干した。
「んっ!?美味い!!」
アグニが目を輝かせた。
「冷たくて甘くて、でもスパイスがピリッと効いてて不思議な味で……めっちゃ美味しいゾ!」
「どれ……」
続いてヨシュアも口をつける。
その眉が驚きに跳ね上がった。
「……美味い。本格的なレモネードに近いが、後味が凄くスッキリしているな、飲みやすい」
二人の反応を見て、ルーカスたち四人も恐る恐る口をつけた。
ゾンビから生えたレモンが入っているという事実に抵抗があったが、香りの誘惑には勝てなかった。
「……!」
一口飲んだ瞬間、彼らの表情が一変した。
疲労で重かった身体に、電流のような活力が駆け巡る。
「うめぇぇぇ!なんだこれ、疲れが一気に吹き飛んだぞ!」
「甘さと酸味が絶妙じゃわい!酒の割り材にしても良さそうじゃ!」
「身体が軽い……!力が湧いてくるわ!」
四人は夢中で聖水を飲み干した。
胃袋からポカポカとした温かい力が広がり、全身の筋肉に行き渡っていく感覚。
その時だった。
通路の奥から、はぐれゾンビとスケルトンが一体ずつ、ふらふらと現れた。
騒ぎを聞きつけてやってきたのだろう。
「おっ、ちょうどいい実験台が来たな」
ルーカスが不敵に笑い、大剣を握り直した。
先ほどまでは恐怖の対象だったが、今は違う。
身体の奥底に、確かな力が漲っている。
「試させてもらうぜ、聖水の効果とやらを!」
「私も行くわ!」
ルーカスとカリンが飛び出した。
ルーカスは大剣を横薙ぎに一閃。
カリンは双剣でスケルトンの胸を突く。
攻撃が当たった瞬間、白い閃光が走った。
聖なる光のエフェクトだ。
ゾンビは断末魔を上げ、傷口から灰になって崩れ落ちた。
スケルトンもまた、突かれた一点から亀裂が全身に走り、粉々に砕け散って消滅した。
再生する気配は、微塵もない。
「す、すげぇ……!一撃だ!」
「あれだけ苦労したスケルトンが、たったの一撃で……!」
二人は自分の武器を見つめ、驚愕に震えた。
これほどの効果があるとは。
「えっ……銀製の聖水ってのは、普通はそこまで強い効力はないはずだけど……」
シャロが呆然としながら呟いた。
銀製の聖水は手軽な代わりに効力も弱い。
多少のアンデッドへの特攻効果はあれど、一撃で倒せるほどの効力は無いはずだ。
「恐らくだが……シャロ、お前の作る『材料』が異常なんだ」
ヨシュアは確信を持って言った。
「料理を作れば力が増し、薬を作れば効力が増す。あのアンデッドたちから生やしたレモンやハーブ自体が、お前の魔力によって『超高品質』な素材に変質していたんだろう。結果、一級品の聖水ができあがっちまったってわけだ」
「そんな事が……」
自分の力に改めて驚くシャロだった。
戦闘が終わり、鍋に残った聖水をそれぞれの水筒に詰め終えた後。
ルーカスが居住まいを正し、シャロの前に立った。
「助かった。あんたたちがいなかったら、俺たちはここで全滅してた。この聖水も、命拾いしたよ」
「礼をさせてくれ。いくら払えばいい?」
彼らは財布を取り出した。
「16000エンスでいいよ」
「え?」
シャロの言葉にルーカスたちが固まった。
ヨシュアが激しい形相でシャロに食って掛かる。
「おいシャロ!いくらなんでも安すぎる!四人で16000エンスは精々地上での相場の四倍だぞ!?ダンジョンの四層ならその倍は取ったっていい!」
ヨシュアが抗議するが、シャロは首を横に振った。
「ヨシュア、私たちの目的はここでお金を稼ぐことじゃないでしょ?それに、私は人の足元を見たボッタクリな価格を付けたくはないの。だからこれぐらいでいいの」
「くっ……本当に甘いな、お前は……」
ヨシュアは納得したかのように肩から手を離す。
「仕方ない、お前ら、16000エンスでいいぞ」
「そ、そうか、わかった」
ルーカスは16000エンスを支払い、さらに深々と頭を下げた。
「ありがとう、この恩は忘れない。俺たちも、もっと強くなって、いつかあんたたちに追いつけるように頑張るよ」
「うん。気をつけてね」
ルーカス、ガンツ、レオン、カリンの四人は、何度も手を振りながら遺跡の出口の方へと去っていった。
彼らは歩きながら、水筒の聖水を大事そうに撫でた。
クリーピングコインという大金は逃してしまった。
だが、その代わりに得たものは大きかった。
「……金貨よりも、ずっとすげぇもんと出会っちまったな」
「ああ。本当の幸運ってのは、ああいう奴らと出会えることかもしれんのう」
四人の顔には、黄金の聖水のような、爽やかで温かい笑顔が浮かんでいた。
面白かった 続きが読みたい方は ブックマーク 感想を入れたり
下の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』に評価して下さると励みになります




