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3月3日 昼過ぎ

「ね、りょうちゃん家(ち)遊びに行っていい?」


 急にそう切り出された。


「それはまずくない?」

「ん、大丈夫だよ。やましいことないし。」


 あってもなくてもだめなんじゃないだろうか。いくら仲良くても男の家に行くってのは危ないと思うのが一般的だと思う。


「俺一応男なんだけどなー。」


 と言ってみる。


「あたしん家(ち)は来たことあるじゃん。」

「いやいや、そうだけど…それはなんかあっても無理やり襲われたって言えるけどさ、男の家に付いて行ったなんて言い訳できないじゃん。」

「んー、でもほら、あたしだよ?」


 正直そこが一番問題なんだよ。

 他(ほか)の人なら問題ないし、いや、あっさり断れるしな。

 まぁ、信用されているというのは悪い気分じゃないけど。


 結局、押しに負けて俺の部屋でお茶を飲んだ。

 俺の理性は全てに勝利した。

 …勇気がなかったとも言うけど。



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