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11月7日 夜中

 次のライムは案外早く送られてきた。


【しんちゃん家でふとんバサッてやったらあたしのじゃない下着降ってきた笑】


 どんな状況だよ。

 てかこれ泣いてるだろ。


【笑 じゃないでしょ。現行犯じゃん。ちゃんと怒った?】


 とりあえず返信する。俺の心の中は心配半分、探り半分だ。いや、探りというか、もっと嫌な感情。彼氏の浮気でぼろぼろになって別れればいい、とか。あさみちゃんが傷つけば傷つくほど俺が有利になる。なんて、そんな最低のことを考えている。

 その日のライムは2時すぎに返信が来なくなって終わった。


 それから3週間して、もう一度浮気の相談があった。

 さらに2週間足らず、またライムが来た。そして段々と、あさみちゃんからの愚痴メールは頻繁になっていった。

 しかし彼氏も節操がない。確かに高身長のイケメンだけど、悪い噂になったりしないのだろうか。それとも体だけの関係を求める女性がそんなにいるのか。どっちにしろすごい男だ。そうなりたいとは決して思わないけど。

 苛(いら)立ちで目の奥がピリっとする。そんな生活をするんなら、彼女なんて作らなければいいんだ。人を泣かせ続けるなんて最低だろう。


 でもこれがきっかけであさみちゃんからライムが届く。

 ライムの通知が鳴るたび、俺は嬉しいような、寂しいような、そのどっちとも違うような、よくわからない気分で返信を続けた。


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