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4月20日 曇り

「あさみは研究室決まってんの?」


 ランチタイム。唐突に美奈子が言った。

 あ、唐突でもないか。昨日の全体ガイダンスで説明を受けた研究室配属のことだ。今年の後期からは研究室に配属されるから、今月末までに希望する研究室を書いたアンケートを提出しなきゃならない。


「うーん、瀬野先生のとこがいいけど、成績順だと厳しいからなー。」

「あー、瀬野研は人気だもんね。彼氏は?」

「しんちゃんは食育にするって言うから、一緒は無理かな。」

「あさみ料理できないもんね。」

「笑わないでよ。実際そうだけどさ。」


 美奈子が大きく背伸びをする。


「どっか楽なとこないかなー!」

「花村研は?」

「…なんだっけそれ?」

「心理領域のとこ。先生が出張ばっかでほとんどいないから、適当にテーマ決めて適当な本からの引用だけで論文作ってもOK出るとこ。ってりょうちゃんが言ってたよ。」

「ふーん、りょう君もそこにするんだ?」

「うん。あたしも第3希望くらいに書いとこっかな。」

「乗った。アタシそこ第1にするわ。」

「一応りょうちゃんにどんな研究室か聞いてからにしなよ?」

「そーするわ。サンキュ。」


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