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19 -死の宇宙の伝承

 あたしは、呆然とこちらに向かって落ちてくる火の玉を見つめていた。小さな火の玉5つ……多分小さい翼竜だと思う奴と得体のしれない巨大な火の玉。大きさは……まるで船。あたしなんかより、ずっと大きい。

(しかも、死の空から……)

 竜に伝わる伝承では、恵みの空と呼ばれる、深緑色の魔力に満ち溢れた空には生き物を拒絶する真っ黒な死の空があるという。行けないことはないんだけど……最大HPが削られ、毒など吸ってもいないのに息が詰まる空間と聞いて、あたしもそれを見てきた。それに、言った奴らには爺がある話をしていた。あたしも横から一度だけ聞いただけだったけど……今の光景を見て、それを思い返していた。



 大体千年くらい前。竜の長がまだ若かったころの話らしい。盟約に従ってはいても、どの時代でもはぐれ者は出るもので。

「あの空の果てを見て、爺たちの鼻を明かしてやろうぜ!」

 その誘いに乗ったのは、4匹の竜。いずれも200歳前後で、人としては凄く年寄りだとしても竜基準なら若く……成竜になりたてと言っても過言ではないくらい。

「お、いいぜいいぜ!」

「一度、空の果てを見たいと思ってたんだ!」

 誘いに乗り、そのまま飛翔する竜達。当然、竜なのだから恵みの空までは行けるのよね。問題はその後だったけど。

「……何か、風が薄くないか? 魔力の消費をかなり食う気がするんだけど……」

「気のせいだろ? 何だ、爺が怖くなったんじゃねぇだろうな?」

 一番初めにそれを感じ取ったのは、4匹の中で一番弱気な……風魔法を得意とする竜だった。他の竜は「気のせいだろ?」「根性が足りないんじゃないか?」とそれを鼻で笑ったらしいわ。この竜達は得意とする魔法が極端に偏っていた。それぞれ、土・風・火・氷が偏りすぎてるくらいに得意だった。彼は風を得意とする故に空に「拒否」されているということを感じ取った……と爺が話していたのよね。

「……そうだと……いいんだけどなぁ」

 高度が昇るにつれ、恵みの空から「死の空」へと移り変わっていく。深緑色の空は次第に深みを増し……今や暗緑色に染まり、昼だというのにまるで夜のように光の瞬く空へと変わっていた。眼下には、緑色の輝く大地が見えたそう。綺麗では、あったそうだけど。

「……――!」

「――、――――?」

 風を得意とする竜は異変を感じ、何かを伝えようとしたらしい。だけど、普通に喋っただけでは声が出ず、相手も喋ってる風には見えたのだがやはり声はしなかったみたい。彼は少し考えた後、海に潜った時のことを思い出し、とっさに魔法を駆使して皆を空気の泡で包み込んだんだそう。

「――なりなんなんだ? ここまできて、また帰ろうってんじゃないだろうな?」

「そうじゃなくて、『鑑定』して自分のHP見てみなよ!」

 ようやく声を出し、お互いの意思を伝えあう。空気の泡がないと声が何故伝わらなかったのか、それを知ることは彼にもできず、今もなお、分からないらしい。水の中でも近い現象は起きるが、水に棲む竜より「コツがあって、それが分かれば水中でも喋れる」らしいので、おそらくは違う、と言われてるっけ。今、なぜそうだったのかを試す竜はいないし。

「そんなの見ずとも分か――!?」

 みんな鑑定をして、絶句した。皆の最大HPは大体数百万前後。それが、HPではなく最大HPの方が徐々に減り始めていたらしい。その時は、まだ1桁ずつだったそうだが……。

「これが、「死の空」か……」

 氷を得意とする竜が果ての見えない空を見上げた。それに危機感を抱く処か、好奇心を覚えた火を得意とする竜はこう口走ったらしい。

「へっ、面白ぇじゃねぇか? ならこの果てには――

 ――あの老害どもの見たことねぇ場所があるってことだ!

 風を得意とする竜が止める間もなかったらしい。そのまま炎の魔法を使い、まるで止まることのない矢のごとく、黒い空へと飛びこんでいった。氷を得意とする竜も、土を得意とする竜も。炎こそ使わなかったものの、魔力を後ろへ放出して加速し「引き返すなら、一頭で引き返しな!」といって風を得意とする竜を置いてけぼりにした。風を得意とする竜も、追いかけようとはしたらしい――

(最大HPが減る量が増えている……?)

 ――けど、最初は1桁ずつだったが、2桁ずつになっていた。1桁目は見えなくはないものの、すごく早く減っていっている。風を得意とする竜はそこで臆病風に吹かれ、結局はただ一頭、引き返した。……その後、若い世代からは「根性なし」として蔑まされた。それゆえに、一頭……離れた小島で暮らすようになったらしい。事態が急変したのは、そこから4年ほどあと。


(……岩と、氷の塊?)

 小島で空を見上げる風を得意とする竜が見たものは、二つの隕石だった。二つともまったく同じコースで、この星に落ちてきたそうよ。人だと大騒ぎだけど竜くらい長く生きていると、珍しい光景ではないのよね……けど、風を得意とする竜はふと気になって数年棲んだ小島を離れたらしい。それらの隕石は燃え上がるも、燃え尽きることなく地上に落ちた。これが何もなければ隠れ住むだけだったんでしょうね。

「おいこれ……竜の尻尾が出てるぞ!」

「こっちは……うっすらとだが竜の影が見えないか!?」

 風を得意とする竜が見た時には、既に竜達が大騒ぎしていた。何とか炎の魔法を駆使し、自慢の爪を出し、その隕石を砕き、溶かす。中から出てきたのは――

「――なんで、こいつらが落ちてきた石の中に入ってやがる!?」

 あの時、先に行って見えなくなった……土を得意とする竜と氷を得意とする竜だった。ただし、その容姿は変わり果て……大きさこそ若い竜のそれではあっても、ウロコはひび割れ、色つやをなくし……生える体毛は真っ白に染まり果てて最早老竜と言っても過言ではない容姿だったそうよ。そして『鑑定』したとき、土の竜はHPも最大HPも0だったけど……。

「こっちは生きてるぞ!」

 氷を得意とする竜は、生きていた。その言葉を皮切りに、その竜は目を開く。だが、その瞳は白濁としており……周りを映してはいなかった。

「……その声、俺は、帰って、来れたのか……?」

 とても若い竜とは思えない、か細い老竜のような声。それでも、彼は生きていた。周りの竜が「しっかりしろ!」と声を出す中、氷を得意とする竜は「帰って、来れた、んだな……」とか細い声で涙をひたすら流していた。若い竜にも関わらず、その竜はその数年後、あっさりと亡くなったみたい……話に聞く限りでは、だけど。本来、竜は千年も二千年も生きるはずなのよね……。それがたった数年ってのはほんとよっぽど、よ。ただ、その戻ってきた時には数百万あったHPは数千しかなく……死の空のことを聞いたところ――。

「……何もなかった。あの空は、死しかない……そして……とても、とても孤独だった……」

 そう、語ったに留まった。それ以上、彼は話そうとしなかったらしい。そして、二頭が帰ってきたなら炎を得意とする竜も……とは思ったらしいがその竜は、今の今まで戻ってきていない。死の空が彼を飲み込み、土を得意とした竜の命を吸い、戒めとして氷を得意とした竜だけを死ぬ寸前の状態で帰したのだと、竜達は伝えている。今でも彼だけ何故助かったのか、それは死の空に出るものが殆どいなくなった以上、わからないままだった。



 そんな、空からの登場。やる奴はまずいない……だからこそ、その光景は異常だった。わたしが見ている中で、火の玉が消え、その姿が遠方ながらあらわになる。5つは予想通り翼竜。だけど……一つのあれ、何? あたしにはどう見ても濃い蒼の船にしか見えない。腹しか見えないから分からないけど、上には帆でもあるのかしら……って!?

(なんか出した!?)

 雲より高い場所から、その船からは5つの物体がこちらに向かって矢でも打ち出す――、いや、雷神弓の矢のように射出された。って早っ!? そんな速度で撃ちだしたら色々と無事じゃすまな――って、船はまた小さくなっていってるってことは、あの空に帰るの!? あっちには巣と呼べるものなんて……いや、このドラゴン、本当はあれが巣なんじゃないでしょうね? もう、ずっと驚きっぱなしよ。

(あれが巣だとすれば、空から落ちてくるのも納得できなくはないけど……)

 けど、理解はできない。それが、あたしの率直な感想だった。あのメリューヌは時折「神竜」だなんて呼んでたけど……半ば現実味を帯びてる気がする。あのドラゴンもどきはそう名乗ってないし、鑑定にさえ「ドラゴン」と認められてはいないけど。……そんな話は人の間でしか聞いたことがない以上、あんまり信じたくはないけどね。その間にも、5つの……球形の何かは段々と影を大きくする。って――

(こっちに落ちてくる!?)

 離れたところに降りてくるかと思った、けどそうじゃない。どうもこちらに轟音を伴いながら――ドラゴンが全力で飛ぶときそっくりの音を立てながらまっすぐ落ちてくる! ただでさえ木を倒す波を立てるのに、これじゃ村に被害が! このドラゴン、それを気にしない気なの!?

(やむをえないじゃない……!)

 とっさに、わたしは魔法を使おうとした。けど、使うまでもなく、村に何かが張り巡らされる。魔法ではないけど……空気を遮断されている感覚。そして、魔素がこころなしか通りにくい気がする。

「皆、村の入り口から――」

『衝撃波のことを心配しているなら無用な心配だ、我の力で以って遮断している故な』

 あれ遮断できるの!? 魔法使った気配さえ、欠片も見せなかったのに……。魔力は普段出ないようにはできても、使う時に遮断することは誰にもできないのよ!? ……声には出せないけど、もう何回驚いたか、数え切れない。もう、なんなの。あの非常識なドラゴンもどきは。

『少し大きな音がするが……気にはせぬように』

 少しってレベルじゃーーそう思いかけた直後、一瞬台風が通りかかったような、そんな烈風音と共にまるで大地が揺れたような轟音が鳴り響いた! みんながまた耳を塞ぎ、目を伏せる。そして見たものは……5つの形の整った、卵だった。……卵?

(あれが、船から射出された何か?)

 まじまじと見ていると、何かを強くぶつけたかのような音が1回響き、その後同じ音が4回響く。卵の正面が綺麗に長方形で割れ、村側に倒れた。中に人影が見える……眷属って言ってたけど、人なの? だけど、その後出てきたのは……人間のような、ドラゴンのような生き物だった。

「スパルトイ眷属隊、10騎。異なる大地よりはせ参じました。ドライグ様、指示をお願いします」

 流暢にここの言葉を話しているのは……ドラゴンの亜人? 似た種族にリザードマンはいるけど……あんな種族、見たことない。装備も短剣に身の丈に見合わない小さいバックラー、あとは……縦に背負っている箱。ツッコミ処しかない。

(ってか、あのドラゴンもどき、ドライグって名前なの? 大層な名前)

 確か、竜の言葉で『偉大な』って意味だったはず。ドラゴンを自称するだけあって尊大な名前しているわね。その途中、後ろに控えていた蒼いドラゴン人間が箱を引き抜いた。って、何か変形した! 変形した形は、ボウガンのようになっている。あれってそういう武器なの!? その後響いたのは、鳥が大きく高く鳴くような……そんな音と一瞬の閃光だった。遠くで、何か……ってあれ、ジャイアント・バードじゃない? 大きさ5mくらいあって、村一つ餌にすることが珍しくないせいで「村食らい」って別名があるやつ!

「失礼しました、続きをどうぞ」

 青いドラゴン人間は金属がぶつかる甲高い音を出してボウガンを箱に戻し、後ろに控える。その後、森の向こうで落下音と共に土煙が上がる。

『うむ、星の海よりご苦労。そなたらを異なる大地から呼び出したのは他でもない――』

 ……何事もなかったかのように話してんじゃないわよ! しかも、星の海って何? 異なる大地ってどういうこと!? あたしは堪忍袋の緒が切れて、ドライグって名前のドラゴンもどきに言葉を出した。

「あれは何!? 星の海とか異なる大地ってどういうこと!?」

 ドラゴンもどきは指示の横でこちらを見た。そして、何でもないことのように答える。

「星の海とは空の遥か果て、空よりも高い場所にあるところだ。異なる大地はこの大地のように、その海に浮かぶ大地で、我が縄張りの一つだな」

 ……ねぇ、ちょっと。あたしはわなわなと震えながら、力の限り、そして驚きのあまり全力の声を出して叫んだ!

「さらっととんでもないこと言わないでー!」

 敬称も礼儀もなく、つい叫んでしまった。皆の視線を集めるが知ったことじゃない。この世界全体と同じものを持ってるって、どういうことよー!



(……我ながら、自作自演とは恥ずかしいな)

 我は今、お互いに「自分自身」を見ながら、ため息をついていた。実際には、ドラゴンの視点から空中にウィンドウが浮かぶようにして、竜人からの視点が見えている。先ほど「スパルトイ――」と言ったのも我であるわけで。些細なトラブルはあったが、一応は終わりまで言えただろうか。

《お見事な演技でした、ドライグ様の機体を隊長機ということにしますのでそのつもりでお願いします》

 一人二役はできなくはないとは言え、疲れるのだがなぁ。これからも続くのかと思うと心の中でため息をつく。ドラゴンらしい威厳を保つというのも大変だ、目の前に人が居るとため息一つつけない。そのまま、文句を言ってきた人間もどきを見下ろす。

「何がとんでもないことなのだ?」

 流石に何でそんなに取り乱しているかはわかるが……ここは惚けておくことにしよう。多少のオーバーテクノロジーがあるようではあるが、基本は古代も古代、下手すると飛行機すらない可能性の高い文明レベルだ。その段階でいきなり「宇宙」だの「別惑星」だのが分かるわけもあるまい。

「空より高いとか、そこにここみたいな大地があるとか。さらに、その大地を支配しているという辺りよ! 大体、あの場所に生き物は出ていけないでしょ!?」

 あんな場所? まさか、ここの現地種族は宇宙に出れるのか? そうだとしたらとんでもないことであるな……リラに――

《聞いていました。早急に対策及びデータ取りを行います》

 なら問題ないな、頼む。船を落とされました、じゃシャレにならないのでな。そう通信しながら、人間もどきを真っすぐとみる。あんな場所が妄言とか戯れ言、想像である可能性も否定できぬが……真実と仮定して対応するとしよう。

「実際に我はいくつかもってるからな。それに、ドラゴンならば容易いのではないか? ……もしや、この大地のドラゴンはそれができぬほど軟弱というまいな?」

 いくつか持っているは誇張ではあるが、な。ふと、一瞬脳裏に軌道エレベーターの見えるビルの一室が見えた、気がした。

(いや、戻れぬ。戻れぬのだ……)

 頭を少し振って思い浮かんだ光景を無理やりに消す。その後、人間もどきを見ると、「なっ……」といった感じでむすっとした感じを見せていた。……カマをかけただけなのにこの反応とは、やはり関係者か? どういう関係があるかは分からぬが。色々と甘いようではあるし、情報を吐いてくれると助かるのだが。

「な、軟弱とは失礼な! 仮にも最強種族よ!? ってそうじゃなくて……貴方はあそこで生きていけるわけ!?」

 頭を振ったのは、一応侮蔑の方に捕えてくれたようだ。しかし、何を当たり前のことを。我がどうやってこの地に来たのか見ておらぬのだろうか? 我はそのまま、上から見下ろすようにして顎を開いた。

「無論。眷属共であっても可能なのだ、あの空間で生きることなど容易い。軟弱な奴らには無理であろうが、な」

 実際のところは食料の補給がままらないのと、核融合炉のエネルギーも無補給でずっとは難しいために居続けることは不可能ではあるのだが……言う必要はないだろう。人間もどきは愕然とし、信じられないものを見るような目で「眷属でもあそこ平気なの……?」と口走っている。

「な、な、なら異なる大地って何よ! 一跳び譲るとしても……あんな世界に他の場所があるなんて聞いたことないわよ!」

 まぁ、この程度の文明ならそうだろうな。もしかしたら――とは思ったがまだそこまでの技術はないようだ。宇宙に出れる、というようなことを仄めかしていたから少し「ありえそうだ」とは思ったが……流石にそこまでいくわけはないな。

「事実である。あの海にはここのような大地が云万云億とある。全てが住める大地というわけではないが」

 人間モドキは口をぱくぱくとさせながら、言葉を出せずにいた。折角だ、畳みかけるとしよう。そこまでやれば、嘘とは思うまいて。

『リラ、探査機を投影モードにして、惑星アムドを表示せよ』

《了解しました》

 次の瞬間、蒼と小さな赤のコントラストが特徴的な惑星が表示された。確かここは少し変わっていて、大地が強力な磁気を帯びて浮いているのだったか。惑星表面は高い重力と溶岩噴き出る場所故に空に浮く大地に現地種族が住んでいたはずだ。それを見た人間たちはその惑星にずっと目を囚われている。……ふふふ、こんなものを見せられたら目が離せまい。

「例えばの例だが、このような大地などもある。そもそも、あれだけ星が瞬いているのに、住める場所がここだけとは、あり得まい?」

 そして、口を釣り上げ上から見下ろし、ドラゴン面での満面の笑顔だけで「どうだ?」と語ってみた。……流石にここまでやれば決まりだろう。銀髪の人間もどきは「ぐぬぬ」と言わんばかりに映像と我を、食いしばった表情で見ている。他のものは、口を開け、余計に驚いた感じで誰しもが絶句し、人間もどきと同じように我と映像を交互に――いや、一人だけ見ておらぬものがおるな。

(敵対することはなかろうが……あれはあれで脅威よな)

 金髪の少女は目から星が散らんばかりの勢いの笑みで我と映像と木の板を見て、「ここに画材がないのが本当に悔やまれますわ……!」とすごい勢いで手を走らせている。身分が違うとは思ったが……実際は何処かお抱えの芸術家だったりするのだろうか? それはそれで悪くはないが。

「ともわれ、我が眷属に村を守らせる故、魔物に関しては心配無用である。……矮小なるものたちが我に従う限りは、だがな」

 これで支配も盤石だろう。力によるものではあるが……戦闘ロボットがどうにかならない相手はそうそう来ぬだろうし、隣の縄張りのもののちょっかいも退けられるだろう。我はそのまま翼を開き、「ではまた太陽が29回上った後でな」とその場を立ち去った。まぁ、巣で暇ならロボットを操ればよいし、当面は大丈夫だろう。


――この時は、そう思っていた。支配するのが大変だということを思い知ったものだと、今ではしみじみ思うのだ。

大変お待たせしました。体調はまだ不調気味ですが、なんとか快方に向かっております。

ただ、少々プロットが変わったため、前話のサブタイトルを少し変更しております。ご了承ください。


次の更新予定は7月21日となっております。よろしければ、感想・評価などおねがいします。


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