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王都の夜間未受理窓口 〜出せなかった願いを受理したら、人生が少しだけ書き換わりました〜  作者: swingout777


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第3話 最初の依頼は、渡せなかった恋文だった

 お姉様を、殺さないで。


 白紙の申請書に浮かんだその一文は、瞬きをしても消えなかった。


 リディアは、指先が冷えていくのを感じた。


 十年前。

 王女。

 救済願。

 未受理。


 頭の中で、それぞれの言葉がばらばらに転がる。けれど、どれも一つに結びつけてはいけないもののように思えた。


 王国の第一王女アレリアは、十年前に病で亡くなった。


 それは誰もが知っている事実だ。

 王都の子どもでさえ知っている。

 冬の流行病に倒れ、若くして亡くなった優しい王女。民を思い、孤児院へ寄付をし、病人の見舞いにも足を運んだという、美しい思い出の中の人。


 その王女についての書類に、


 殺さないで。


 そんな一文が残っている。


「……これは」


 リディアは、かすれた声で言った。


「本当に、王女様のことなんですか」


 ノアは、落ちた台帳を拾い上げた。


 その表情はいつも通り静かだった。

 けれど、指先だけがわずかに強張っている。


「現時点では、断定できません」


「でも、台帳には王女救済願と」


「古い記録です。欠落も多い。未受理案件は、正式な保管手順に従っていないものがほとんどです」


「逃げていますね」


 自分でも驚くほど、まっすぐな言葉が出た。


 ノアはリディアを見た。


 黒い瞳の奥に、ほんの一瞬だけ、痛みのようなものが揺れた。


「……はい」


 認めるのか。


 リディアは息を呑んだ。


「この案件は、今のあなたが触れるには重すぎます」


「私が拾った書類です」


「未受理案件は、必要な受理官のもとへ来ると申し上げました」


「なら、私に必要だから来たのでは」


「必要と、今すぐ受け止められることは違います」


 ノアは台帳を閉じた。


 その音は小さかったのに、部屋の空気を切るように響いた。


「リディア様。あなたは今日、職を失ったばかりです。ここへ来て、まだ一件も受理していません。受理印の重さも、未受理案件の終わらせ方も知らない」


「だから、王女様の書類は扱えないと?」


「今は、です」


 ノアは白紙の申請書を、丁寧に木箱の上へ移した。


 紙に浮かんだ文字は、やがて薄くなり、何もなかったように消えていく。


 だが、消えたわけではない。

 リディアには分かった。


 あの一文は、紙の奥へ沈んだだけだ。


「まずは、通常案件を一つ扱っていただきます」


「通常案件……」


「未受理窓口の仕事を知るためです」


「練習のように言わないでください」


「練習ではありません。どの案件にも、誰かの人生が残っています」


 その言葉に、リディアは黙った。


 ノアはカウンターの上を整え、古い呼び鈴を一つ置いた。

 真鍮製の小さな鈴。細かな傷がついているが、手入れされている。


「夜間未受理窓口は、必要な人にしか見えません」


「では、依頼人が来るんですか」


「ええ」


「こんな夜に」


「出せなかった書類は、たいてい夜に重くなります」


 その言葉が終わるか終わらないかのうちに、扉の外で小さな音がした。


 こん、と。

 誰かが迷いながら、扉を叩く音。


 リディアの背筋が伸びる。


 ノアが静かに言った。


「最初の依頼人です」


 扉が開いた。


 入ってきたのは、若い女性だった。


 年はリディアと同じくらいか、少し上。淡い栗色の髪を後ろでまとめ、質素だが丁寧に繕われた外套を着ている。裾は雨に濡れ、靴には泥がついていた。


 彼女は、部屋に入ってすぐ、怯えたように周囲を見回した。


「あの……ここは」


「夜間未受理窓口です」


 ノアが答える。


「出せなかった書類、言えなかった願いを受け付けています」


 女性は唇を震わせた。


「本当に……あったんですね」


 リディアは、彼女の両手に目を留めた。


 女性は一通の封筒を握っていた。

 何度も開け閉めされたのだろう。封の部分は擦り切れ、角は丸まり、紙は少し波打っている。


 ただ、大切にされてきたものだと分かった。


 捨てられず、しまい込まれ、また取り出され、胸に押し当てられてきた紙。


 ノアが促す。


「お名前を伺っても?」


「エマ・リーベルと申します」


「本日のご相談は」


 エマは封筒を見下ろした。


 何かを言おうとして、言葉が喉につかえたように黙る。


 リディアは、カウンターの向こうからそっと言った。


「急がなくて大丈夫です」


 エマが顔を上げる。


 その目は赤かった。

 泣いてきたのかもしれない。あるいは、泣けない夜を何度も越えてきたのかもしれない。


「これは、婚約者からの手紙です」


 彼女は封筒を差し出した。


「三年前に、亡くなりました」


 リディアは思わず息を止めた。


 エマは続ける。


「事故でした。王都の外れの橋が崩れて、馬車が川へ落ちて……彼だけが、帰ってきませんでした」


 言い慣れた説明なのだろう。

 言葉は整っていた。


 けれど、整いすぎていた。

 何度も同じ話をして、何度も同じところで心を止めてきた人の声だった。


「その手紙は、事故のあとに見つかったのですか」


 リディアが尋ねると、エマは頷いた。


「彼の部屋の机の引き出しに。私宛てでした。でも、最後の一文だけが書かれていなかったんです」


 エマは封筒から便箋を取り出した。


 古い便箋。

 薄い青い罫線。

 丁寧な文字。


 リディアは、差し出された便箋を受け取った。


 最初の数行には、日常のことが書かれていた。

 次の休みに市場へ行こう。

 君が欲しがっていた青いリボンを見つけた。

 冬になる前に、部屋の窓を直しておく。

 来年の春には、もう少し広い家を探そう。


 なんでもない未来の話。


 それが、かえって胸を締めつける。


 そして最後の行。


 エマ、君にどうしても伝えたいことがある。


 そこで文章は途切れていた。


 その下に、広い空白がある。


 エマはその空白を見つめた。


「私は、ずっと考えていました。彼は最後に何を書こうとしていたのか」


 指先が震えている。


「愛している、だったのか。待っていてほしい、だったのか。忘れないで、だったのか。……でも、分からなくて」


「それを知りたいのですね」


「はい」


 エマは小さく頷いた。


「知ることができれば、私は、まだ彼を待っていていいのかもしれないと思ったんです」


 リディアは言葉を返せなかった。


 待っていていいのか。


 その言葉は、あまりにも重かった。


 ノアが静かに確認する。


「エマ様。この手紙の未受理部分を正式に読み取る場合、あなたが望む言葉とは違う一文が現れる可能性があります」


 エマの顔がこわばる。


「違う……?」


「未受理窓口が扱うのは、書かれてほしかった言葉ではありません。本当に書かれるはずだった言葉です」


「それでも」


 エマは便箋を見つめたまま言った。


「それでも、知りたいです」


 ノアはリディアを見た。


「臨時受理官。手順を」


 リディアは背筋を伸ばした。


「手順と言われても」


「書類に触れ、浮かぶ一文を読む。ただし、すぐに口にしないこと」


「なぜですか」


「読めた言葉を、依頼人にどう渡すかも受理官の仕事です」


 リディアは便箋に目を落とした。


 この空白に、エマは三年間縛られている。

 その一文を知りたいと願っている。


 けれど、ノアの言う通りなら、浮かぶ言葉はエマが望むものとは限らない。


 リディアは、便箋の空白に指を置いた。


 紙は乾いている。

 だが、触れた瞬間、胸の奥に冷たい風が吹いたような気がした。


 ――春になったら、広い家を探そう。


 そんな文字の奥で、別の感情が揺れる。


 息苦しさ。

 焦り。

 諦め。

 愛しさ。

 そして、痛いほどの優しさ。


 目の前の部屋が遠のき、別の光景が浮かぶ。


 小さな机。

 灯りの下で震える手。

 便箋の上に落ちる影。

 咳を押し殺す青年。


 カイル。


 エマが亡くなった婚約者の名を呼ぶ声が、記憶の中で聞こえた気がした。


 青年は何度もペンを持ち直している。


 書こうとして、止まる。

 消す。

 また書こうとする。


 その胸の奥には、エマへの愛情が確かにあった。

 だが、それだけではない。


 恐れがある。


 自分がいなくなったあと、彼女の人生を縛ってしまうことへの恐れ。


 リディアの指先に、かすかな熱が集まる。


 空白に、文字が浮かんだ。


 君を自由にしたい。


 リディアは息を止めた。


 エマは気づかず、祈るように両手を握っている。


「見えたんですか?」


 その声は、期待に震えていた。


 リディアは便箋から指を離した。


 消えたはずの文字が、まだ目の裏に残っている。


 君を自由にしたい。


 それは、愛の言葉だった。

 間違いなく、愛の言葉だった。


 けれど、エマが待っていた言葉ではない。


 愛している。

 忘れないで。

 僕を待っていて。


 そういう言葉を、彼女は三年間探していたのだろう。


 それなのに、空白に残されていたのは、彼女を自分から解き放とうとする一文だった。


「リディア様」


 ノアの声がした。


 リディアは、彼の方を見た。


 ノアは何も言わない。

 ただ、静かに待っている。


 読めた言葉を、依頼人にどう渡すかも受理官の仕事。


 そう言われたばかりだ。


 エマが一歩近づく。


「彼は、何て……?」


 リディアは便箋を握りしめそうになって、慌てて力を抜いた。


 書類を傷めてはいけない。


 けれど、目の前の人も傷つけてはいけない。


 その二つが、今は同じではなかった。


「エマさん」


 リディアは、ゆっくりと言った。


「この手紙は、あなたをとても大切に思って書かれたものです」


 エマの目に、涙が浮かぶ。


「では、やっぱり」


「ですが」


 その一言で、エマの表情が凍った。


 リディアの喉が痛む。


「最後の一文は、あなたが待っていた言葉とは違うかもしれません」


「違う……」


「はい」


「愛している、ではないのですか」


 まっすぐな問いだった。


 リディアは答えられなかった。


 愛していなかったわけではない。

 むしろ、愛していたからこその一文だ。


 けれど、ここでそう説明しても、ただの慰めに聞こえる。


 エマは震える声で言った。


「私は、三年間、あの人の最後の言葉を待っていたんです」


「はい」


「彼が私を待っていてほしいと言ってくれたら、私はこのままでよかった。誰に何を言われても、私は間違っていないと思えた」


 リディアは、エマの指に目を落とした。


 薬指には、古びた指輪があった。


 銀色の細い指輪。

 小さな青い石がはめ込まれている。


 石は淡く光っていた。


 ノアがそれに気づき、わずかに目を細める。


「追憶魔法ですね」


 エマは指輪を隠すように手を握った。


「彼がくれたものです。忘れないように、と」


「それは、記憶を留める魔法ですか」


 リディアが尋ねると、エマは頷いた。


「声を、少しだけ。眠る前に、聞こえるんです。彼が私を呼ぶ声が」


 リディアは胸が痛くなった。


 思い出は、救いにもなる。

 けれど、鎖にもなる。


 エマはその指輪を三年間つけ続け、未完成の手紙を何度も読み、空白の一文を待っていた。


 彼女の時間は、あの日から動いていない。


 リディアは便箋をもう一度見た。


 君を自由にしたい。


 これは、冷たい言葉ではない。

 カイルが残した、最後の優しさだ。


 だが、その優しさは、受け取る側に痛みを伴う。


「……今日は」


 リディアは言いかけた。


 今日は、ここまでにしてもいいのではないか。

 準備ができてから、伝えればいいのではないか。


 けれど、エマは首を横に振った。


「言ってください」


 涙が頬を伝う。


「ここまで来たんです。知らないまま帰ったら、私はまた三年、同じ空白を見ることになります」


 その言葉に、リディアは背筋を伸ばした。


 そうだ。


 受理官は、依頼人の代わりに決める人ではない。

 依頼人が受け取ろうとしているなら、逃げてはいけない。


 リディアは便箋を両手で持ち、エマを見る。


「最後の一文は」


 声が震えないように、ゆっくり息を吸った。


「こうです」


 エマは目を閉じなかった。


 まっすぐに、リディアを見ていた。


「君を自由にしたい。」


 硝子灯の光が、わずかに揺れた。


 エマの表情から、色が消える。


 唇が開く。

 けれど、言葉は出なかった。


 しばらくして、彼女は小さく笑った。


 笑ったというより、壊れかけた息がそう聞こえただけだった。


「……自由に」


 指輪をはめた手が震える。


「そんなの、ずるい」


 リディアは何も言えなかった。


「そんな言葉を残されたら、私は……待っていられないじゃないですか」


 エマの声が崩れた。


「私は、待っていたかったのに」


 便箋の上に、涙が落ちる。


 リディアは慌てて手を出しかけたが、ノアが小さく首を振った。


 止めるな、ということだろう。


 今、エマが泣くことも、きっとこの書類の続きなのだ。


 エマは両手で顔を覆った。


「愛していなかったんですか」


「違います」


 リディアは即座に言った。


 それだけは、はっきり言えた。


「違います。あの方は、あなたを愛していました」


「なら、どうして」


「あなたを、自分の死で閉じ込めたくなかったんだと思います」


 エマの肩が震える。


「彼は、自分がいなくなったあとも、あなたに生きてほしかった。待ち続けることではなく、あなた自身の時間を進めてほしかった」


「そんなの……」


 エマは指輪を握りしめた。


「そんなの、勝手です」


「はい」


 リディアは頷いた。


「勝手だと思います。残される側の痛みを、全部分かっていたわけではないと思います」


 ノアが少しだけリディアを見た。


 リディアは続けた。


「でも、空白に残っていたのは、あなたを手放すための冷たさではありませんでした。あなたを縛りたくないという、必死な願いでした」


 エマは泣きながら、便箋を見つめた。


 長い沈黙が落ちる。


 時計の針は、また動き始めていた。

 かち、かち、と静かな音が部屋に戻る。


 やがて、エマは小さく言った。


「私は……どうしたらいいんですか」


 リディアはすぐには答えなかった。


 どうしたらいいか。

 それを決めるのは、受理官ではない。


「それは、エマさんが決めることです」


 リディアは言った。


「この一文は、命令ではありません。あなたが彼を忘れなければならないという書類でもありません。ただ、彼が最後にそう願ったという記録です」


「記録……」


「はい。受け取るかどうかも、これからどう生きるかも、あなたが決めていいんです」


 エマは、濡れた睫毛を伏せた。


「決めて、いい」


 その言葉を、初めて聞いたように繰り返す。


 やがて彼女は、薬指の指輪に触れた。


「この指輪を外したら、彼の声が聞こえなくなります」


「はい」


「忘れてしまうでしょうか」


「分かりません」


 リディアは正直に答えた。


「でも、声が聞こえなくなることと、忘れることは、同じではないと思います」


 エマの涙が、また落ちた。


 けれど今度の涙は、さきほどとは少し違って見えた。

 崩れるための涙ではなく、何かをほどくための涙。


 ノアが、赤い受理印をリディアの前に置いた。


「この案件を受理しますか」


 リディアはエマを見た。


「エマさん。受理しても、過去は変わりません。カイルさんは戻りません。あなたが過ごした三年も、消えません」


 エマは頷いた。


「はい」


「それでも、この一文を正式に受け取りますか」


 エマは、震える指で便箋に触れた。


 そして、長い時間をかけて頷いた。


「受け取ります」


 リディアは受理印を手に取った。


 思っていたより重い。

 ただの印鑑なのに、誰かの時間の上に押すものだと思うと、指が震えた。


 ノアの声が静かに響く。


「未受理案件番号なし。差出人、故カイル・ベル。受取人、エマ・リーベル。未完了の私信一通」


 リディアは、便箋の空白の下に受理印を押した。


 赤い印が、紙に沈む。


 その瞬間、エマの指輪の青い石が淡く光った。


 部屋の中に、誰かの声がかすかに響いた。


 ――エマ。


 エマが息を呑む。


 それは、一度だけだった。


 優しい、若い男の声。

 呼びかけるだけの、短い声。


 だが、その声は別れを惜しむように少し揺れ、やがて夜の奥へ溶けた。


 指輪の光が消える。


 エマは指輪を見つめていた。


 長い沈黙のあと、彼女は指輪を外した。


 外した指輪を捨てはしなかった。

 両手で包み、胸元に押し当てる。


「……忘れません」


 エマは涙の残る顔で言った。


「でも、明日は、部屋の窓を開けます」


 リディアの胸が詰まった。


 それは、とても小さな一歩だった。

 けれど、三年止まっていた人にとっては、きっと大きすぎるほどの一歩だった。


 エマは何度も頭を下げ、手紙と指輪を大切に抱えて帰っていった。


 扉が閉まる。


 受付室に、静けさが戻った。


 リディアは受理印を置いたあと、力が抜けたように椅子に座り込んだ。


「……これが、受理」


「はい」


 ノアは台帳に記録をつけている。


「私は、正しかったんでしょうか」


「分かりません」


 あまりにも即答だったので、リディアは顔を上げた。


 ノアは平然としている。


「そこは、慰めるところでは?」


「受理官の仕事に、完全な正解はありません」


「……厳しいですね」


「ですが、あなたは逃げませんでした」


 ノアは台帳を閉じた。


「最初の受理としては、十分です」


 十分。


 その言葉が褒め言葉なのか、ただの評価なのか、リディアには分からなかった。


 けれど、不思議と胸の奥が少しだけ温かくなった。


 カウンターの上で、受理済みとなった台帳の一ページが淡く光る。

 そこには、エマの案件名が記されていた。


 未完了の私信――受理済


 その下に、小さな文字が浮かぶ。


 君を自由にしたい。


 リディアはその文字を見つめた。


 言われたかった言葉と、言うべきだった言葉は、いつも同じとは限らない。


 それでも、受け取られなかった一文は、確かに誰かの時間を動かすことがある。


 そのとき、閉じたはずの台帳が、ひとりでにめくれた。


 ばさり、と乾いた紙の音がする。


 リディアとノアは同時に目を向けた。


 新しく開いたページには、別の案件名が浮かび上がっていた。


 婚約破棄届――未受理


 リディアは思わず息を呑む。


 ノアが静かに言った。


「次の案件です」


 台帳の余白に、細い赤文字が浮かぶ。


 提出者本人の意思確認、未完了。


 そして、その下にもう一行。


 王都庁舎記録監査局、処理済。


 リディアの指先が冷えた。


 記録監査局。


 自分を追い出した部署の名だった。

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