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埴輪と旅する女①【会津若松編】  作者: Mikiko


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63/108

第063回

 『Mikiko's Room(https://mikikosroom.com/)』で連載した、会津若松への旅行記(原題は「単独旅行記Ⅶ」)です。

 この回のオリジナルは、↓のページに掲載しています。

https://mikikosroom.com/archives/50083711.html


 なお、「小説を読もう!」では、写真を2分の1サイズに縮小して投稿しています。

 フルサイズの写真は、上記オリジナルページをご覧下さい。

 特に断りのない写真は、わたしが撮影したものですので、ご自由にお使いください。


 なお、本文のみをまとめた総集編(後書きはありません)は、↓のページからご覧いただけます。

https://mikikosroom.com/archives/24257587.html


挿絵(By みてみん)

み「あれ、なんて書いてあるの?」

ハ「“入室はご遠慮願います”や」

み「その奥!」

ハ「ははは。

 『中之口』やて。

 『家族や家臣たちの出入口』とあるな」


挿絵(By みてみん)

み「てことは、……。

 この陣屋も、公私両用だったってことか。

 そもそも、陣屋の長って、なんて呼ばれてたのかな?

 陣長なんて聞いたことないし……。

 陣主も聞かないわな。

 陣五郎?」

ハ「なんでやねん!」

み「ぼーっとしてないで調べて」

ハ「ええかげん怒るで。

 ほんまにもう。

 えーっとやな。

 Wikiの『旧中畑陣屋』の説明文や(https://w.wiki/SH$e)。


+++

 中畑村(現・西白河郡矢吹町中畑)にあった江戸時代の代官所を移築復元したもの。

 寄棟造で玄関に唐破風があり、内部は武家屋敷風でありながら、茅葺屋根や土間などに庶民の住宅に使われる手法が使われている。

 天保8年(1837年)に5,000石の旗本の松平軍次郎の代官所として建築され、明治維新後は住宅として使われていた。

+++


 とある」

み「代官所?

 ってことは、天領だったってこと?」

ハ「よう聞いたれや。

 旗本の代官所て書いたあるがな。

 旗本領や」

み「ふーん。

 でも代官所なら……。

 その長の呼び方は、“お代官様”に決まってるじゃんね。

 だけどさ。

 それなら何で、『陣屋』なんて云ったんだろ?

 普通に『代官所』でいいじゃないの」

ハ「Wikiのページ(https://w.wiki/SH$a)を見ると……。

 こうした役所の呼び方は、『陣屋』と『代官所』が半々やな。

 ここが、陣屋て呼ばれとったのは……。

 幕府の直轄地やのうて、旗本の知行地やったからやないか?」

み「よし、次、行くぞ」

ハ「話を聞け!」


挿絵(By みてみん)

み「お、『石風呂』だって。

 説明書き、読んで」

ハ「長い文章は飛ばすんやないんか?」

み「水回りには興味がある」

ハ「勝手なやっちゃ。

 『昔の一般家庭で広く使われていた据え風呂である。

 図のように浴槽内部を通る煙突の熱を利用し、湯を沸かした。

 焚き口には、杉の皮などで密閉する工夫が施されていた』」


挿絵(By みてみん)

み「お釜が載ってるけど、熱源は竈と共用ってこと?」

ハ「そうなんちゃうか」

み「煮炊きしてる隣で、お風呂に入ってたの?」

ハ「そりゃ、時間ずらしてやろ」

み「どっちも、火が燃えてるときに使うものじゃない?」

ハ「順番でもええんちゃうか。

 まず、煮炊きが先や。

 飯炊いたり、汁こさえたりしとるうちに……。

 風呂の湯も沸くがな。

 そしたら、出来た飯と汁は……。

 配膳する台所に運ぶわけや。

 そんで、男衆に声をかける。

 “お風呂、使こてください”ちゅうてな。

 で、炊事場から風呂場に早変わりてなわけや」

み「ちと疑問」

ハ「なにがや?」

み「大人数分の釜と鍋って、重たいよね」

ハ「そらそやろ」

み「それを、わざわざ運ぶの?

 ここで盛り付けしたほうが、ずっと効率的でしょ。

 そもそも女性じゃ、大釜なんて持てないんじゃないの?」

ハ「運ぶまでが、男衆の役目やな」

み「ふーん。

 嘘くさいけど、ま、いいや」

ハ「どこが嘘や!

 順当な推測やろ」

み「で、男衆が風呂をあがると……。

 ご飯の用意が出来てるってこと?」

ハ「せやな」

み「女衆は、その給仕をして、終わったら洗い物。

 お風呂はその後だろ。

 冷めてるじゃん!」

ハ「せやから、石造りなんやろ。

 日付けが変わるくらいまでは、十分温いんちゃうか」

み「ほんまか?」

ハ「知らんけど」


挿絵(By みてみん)

み「『表座敷』。

 しかしまぁ、殺風景だね。

 もうちょっと、当時の使われ方がわかるようにできないものかね」

ハ「わしに言われてもな」


挿絵(By みてみん)

み「『奥座敷』。

 前に同じ」


■中古住宅と縁側

 確かに、物寂しくなるような部屋ですね。

 夜中に、通りかかると……。

 ぜったいに誰かいそうです。

 怖い怖い。


 わたしはよく、youtubeで、中古住宅売出しの動画を見ます。

 新築住宅は見ません。

 つまらないので。

 よくあんな家に住むと思いますよ。

 フローリングの洋間ばっかりで。

 わたしなら、即、畳を敷きこみますね。

 でも、洋風の壁やなんかはそのままになります。

 その点、中古住宅には、まだ和室が残ってます。

 趣のある物件は、URLをお気に入りに入れて……。

 ときおり見返してます。

 ↓こんなの、いいですよね。

https://www.youtube.com/watch?v=6OXqLZL0AAg


 こじんまりしてて。


 和風住宅の一番の魅力は、縁側じゃないでしょうか。

 あそこに座って、バーベキューしたら美味しいでしょうね。

 でも、ほとんどすべての住宅で云えることですが……。

 お隣や道路から、縁側が丸見えです。

 敷地が狭ければ、仕方ないのでしょうが。


 かと云って、隣との境界に目隠しの塀を建てたら……。

 どちらかの家が日陰になってしまう可能性があります。

 自分の方が日陰になるなら我慢すればいいだけです。

 でも、隣が日陰になる塀を無断で建てたりしたら……。

 トラブルになりかねません。


 しかし、見られながらのバーベキューはしたくない。

 で、建てるあてもないのに、何かいいエクステリアはないかと……。

 たまに検索したりしてました。

 そしたら、良さげのがあったんですよ。

 もちろん、塀です。

 でも、日差しは通します。

 早い話、ポリカーボネートの塀なんです。

 ↓こんな感じの。

https://pic.takasho.jp/portfolio/7788


 すぐ近くのものは透けますが……。

 ちょっと離れれば見えないでしょう。

 日差しは通すと思います。

 これなら、お隣が日陰になる側に建てる場合でも……。

 了解を得やすいんじゃないでしょうか?

 もちろん、建設費は全額こちらで負担するのはもちろん……。

 事前に、十分説明する必要があるでしょうが。

 なにごとも、十分な事前の協議が……。

 トラブルを起こさない秘訣だと思います。


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