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埴輪と旅する女①【会津若松編】  作者: Mikiko


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第049回

 『Mikiko's Room(https://mikikosroom.com/)』で連載した、会津若松への旅行記(原題は「単独旅行記Ⅶ」)です。

 この回のオリジナルは、↓のページに掲載しています。

https://mikikosroom.com/archives/49371597.html


 なお、「小説を読もう!」では、写真を2分の1サイズに縮小して投稿しています。

 フルサイズの写真は、上記オリジナルページをご覧下さい。

 特に断りのない写真は、わたしが撮影したものですので、ご自由にお使いください。


 なお、本文のみをまとめた総集編(後書きはありません)は、↓のページからご覧いただけます。

https://mikikosroom.com/archives/24257587.html



挿絵(By みてみん)

み「普通の自転車だと、めげそうな道のりだな」

ハ「電アシやと、そないに違うんか?」

み「何じゃ、“でんあし”って?」

ハ「電動アシスト自転車の略やて。

 ネットに載っとったわ」

み「確かに、“電動アシスト自転車”は、ちと長いよな。

 略したくなる気持ちはわかる。

 しかし、もうちょっと洒落た略語はないものかね」

ハ「“電自”はどないや?」

み「却下。

 中国語じゃないんだから。

 そう考えてみると、ママチャリって洒落た呼び方だよね」

ハ「そうかぁ?」

み「そう云えば、ママチャリって、日本にしか存在しないんだって」

ハ「なんでや?」

み「アメリカとかオーストラリアにない理由はわかるよね。

 まず、どこに行くにも移動距離が長くて、チャリじゃ無理だろ。

 さらに大きな問題は、治安。

 鍵なんか掛けてても、丸ごと持って行かれちゃうだろうし」

ハ「なるほどな」

み「ヨーロッパなら、普及してもいい気がするんだけどね。

 パリの町を颯爽と走るママチャリ。

 格好良いじゃん。

 でもやっぱり、治安の問題はありそうだけどね」

ハ「治安に関しては、まさしく日本の特殊性やな。

 日本で便利なもんを……。

 そのまんま持ってっても使えんっちゅうこっちゃ」


挿絵(By みてみん)

み「すげー立派な商工会議所だ」

ハ「地域経済の中心地やからな」


挿絵(By みてみん)

み「おー、きれいな水が流れてる。

 これも、猪苗代湖から来てるのかな」

ハ「飯盛山のがそうやったな」

み「こういう景色は、ほんと羨ましいよ。

 金沢も、街中に綺麗な水が流れてた。

 新潟市街じゃ、まったく見られない景色だから」

ハ「昔は堀があったんちゃうんか?」

み「確かにね。

 明治のころは、信濃川から迷いこんだ鮭が……。

 背びれを立てて堀を泳いでたって。

 でも戦後、天然ガス採掘のしすぎで地盤沈下したりして……。

 堀の水が流れなくなった。

 ほとんど、ドブ川状態。

 で、みんな埋めてしまったのよ。

 綺麗さっぱり。

 1本残らずね」

ハ「反対運動とかなかったんか?」

み「歴史ある町なら、そういう運動も起きそうだけどね。

 新潟は、一切なかったみたい。

 むしろ、うちの前の堀を早く埋めろって陳情ばっかり。

 新潟人ってのは、新しもの好きでね。

 古いものを残そうって意識は、そうとう低いんじゃないかな」

ハ「なんや、味気ないの」

み「文化とは無縁の土地柄」

ハ「自分で言うたりなや」


挿絵(By みてみん)

み「おー、だいぶ山が近くなった。

 こういう緑色の山も、新潟では見られない。

 新潟から見える山は遠いから……。

 淡い水色一色なんだよ」

ハ「真向こうの山は、東山か。

 東山いうたら、東山温泉のあるとこちゃうんか?

 こないに近いんやったら、こっちゃに泊まれば良かったやないか」

み「座卓テーブルを埋め尽くす夕食の品々か?」

ハ「それそれ」

み「退職したら、1回やるかな」

ハ「3年ぶりの旅行やったんやから、奢ったれば良かったやないか。

 旅行支援も付いとったわけやから」

み「ああいうのが付くと……。

 なんか、余計にケチケチしたくなるよね」

ハ「根っからの貧乏性や」


挿絵(By みてみん)

み「『東山庵』って、お蕎麦屋かな?」

ハ「昼飯か?」

み「アホか!

 まだ、9時半だろ」


挿絵(By みてみん)

み「げっ!

 とんでもないのがあった。

 近藤勇って、会津で死んだの?

 ちょっと調べて」

ハ「東京の板橋で斬首刑になっとるな。

 遺体は、三鷹の龍源寺ちうお寺に埋葬されたようや。

 生家の近くみたいやな」

み「そしたら、この墓はなに?」

ハ「遺髪が埋葬された墓のようやで」

み「なんで会津に?」

ハ「わからんか?

 松平容保」

み「あっ。

 会津藩主、松平容保は……。

 京都守護職だったね。

 新撰組はその支配下だ」

ハ「土方歳三が、ここに遺髪を持ってきたそうや」

み「松平容保と土方歳三って、並べて見たいよね。

 イケメン同士。

 BL小説にできそうだ」

ハ「怒られるで。

 墓、寄ってみるか?」

み「パス」

ハ「何でや」

み「予定にないことはしない」

ハ「予定にないことが起きるのが……。

 旅の醍醐味やろ」

み「予定どおり物事が進まないと、不安になるの」

ハ「発達障害ちゃうんか?」

み「何か言った?」

ハ「聞かいでええ」


■カツ丼考

 本編では、あっさりスルーしてしまいましたので……。

 少し、『東山庵』さんの情報を載せたいと思います。

 残念ながら、ホームページは見あたりませんでした。

 なので、「食べログ」のページを載せておきます(こちら⇒https://tabelog.com/fukushima/A0705/A070501/7003912/)。

 わたしが想像したとおり、お蕎麦はありました。

 でも、お蕎麦専門のお店ではありませんでした。

 ご飯ものでは、カレーライス(カツカレーもあり)、カキフライ定食など。

 天ぷら定食もありますね。

 あと、煮込みソースカツ丼というのがありました。

 これ、どんなカツ丼でしょう。

 『ぼっちメシ研究所(残念ながら閉鎖されたようです)』さんのページに、解説がありました。

+++

 会津地方では、カツ丼といえば「ソースカツ丼」のことを指す。

 白飯の上にキャベツを敷いて、その上に甘辛いソースで味付けした豚カツをのせる。卵とじにはしない。

 いっぽうで、一般的な和風出汁と卵でとじたカツ丼のほうは「煮込みカツ丼」と呼ばれている。

 「ソースカツ丼」と「煮込みカツ丼」。

 会津地方にはタイプの異なる2つのカツ丼があるわけなのだが、実はもう1つ、第3のカツ丼が存在する。

 それが、カツ丼をソースで煮込んで卵でとじた「煮込みソースカツ丼」。

 言ってみれば、煮込みカツ丼と、ソースカツ丼のイイとこ取り。

+++


 おー。

 これは美味しそうじゃないですか。

 新潟には、タレかつ丼というのがあります。

 これがすなわち、会津の「ソースカツ丼」のことだと思います。

 新潟のも、卵で閉じてません。

 わたしは、卵で閉じてないものをカツ丼とは認識しません。

 なので、1度も食べたことがないです。

 しかし、「煮込みソースカツ丼」は、卵で閉じてるんですよね。

 ソースも染みてるし、まさしくいいとこ取りですよ。

 新潟の「タレかつ丼」のお店でも、「煮込みタレかつ丼」出してくれませんかね。

 でも、ネット検索してみましたが……。

 残念ながら、新潟で「煮込みタレかつ丼」を提供するお店はないようです。

 ↓YouTubeに、会津若松のお店の動画がありました。

https://www.youtube.com/watch?v=APsUi8PzzuY


 あ、そうだ。

 スーパーのリオン・ドールに惣菜としてあるかも知れませんね。

 リオン・ドールは、今回の旅行で、夕食を買ったスーパーです。

 会津若松に本社があります。

 新潟県にも、17店舗あります。

 うち、8店舗が新潟市です。

 新潟で普通に見るスーパーです。

 なのでずっと、新潟県の会社だと思ってたくらいですから。

 でも残念ながら、わたしの住む区にはありません。


 げ。

 ↓YouTube見たら、そのものズバリがありました。

https://www.youtube.com/watch?v=H39z_B0sDYU


 これは、遠征してこなくては。


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