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マグナムブレイカー  作者: サカキマンZET
第4章 覇気使い四天王。

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第140話 アトラスの四天王 その3

もう少ししたら余裕ができて、更新速度が早まると思います。

「最初に謝っておくよ。これって関係ない奴は無視しておくんだけど、こんなに邪魔されたら排除しないと、仕事できないからね。だから……そこのクソ赤髪、死んでも文句言うなよ?」


 ペストマスクは分かりやすく殺気を漏らし、品川と忍へファイティングポーズを取った。


「……あ? テメェ、誰に向かって口きいてんだ? 死んでも文句言うな? 違うだろ……今から怖いお兄さんに捕まって、ケツを百発全力で叩かれんだよ」


「……なんか甘くないか? 俺だったら鼻フックさせて、大量出血しない程度に身体中を蹴って、痛めつけるんだがな」


「それはそれで酷くない? 何ナチュラルに人一人死にかけない拷問の提案してんの? 何、お前? 世紀末で育ったの?」


「品川よ。俺みたいな教会で産まれて育った人間になってみろ……こんなにも性格が歪むのは必然だ」


「おいおい、テメェの素行の悪さを産まれた場所の所為にすんじゃねぇよ。お前の性格の悪さは、産まれもってのやつだろ」


「その理屈となると、お前の馬鹿は産まれもってとなるな?」


 危機的な状況なのに、協力する者同士が一触即発の状態へと発展した。


「何、コイツ等? 訳分かんない、急に協力したりして急に喧嘩し始めた」


「おい、ちょっとツラ貸せや。アッチで五年前の決着をつけてやるよ」


「ほう、やっと一匹しか悪魔を倒せない貴様が、俺に再戦するのか……身の程を弁えろ」


「おうおう、やっぱ強い人は言うこと違うな~? だったら今すぐにやろうぜ?」


「さっきの言葉を聞いてなかったのか? あぁ、すまない。身の程を弁える言葉を知らないのか。すまないな、今度は分かりやすく言うよ……ば~か~!」


 忍は完全にイケメンがしてはいけない、ムカつく顔を品川へ向けた罵倒する。

 相手の品川は弁護士がしてはいけない殺意に満ちた表情で睨む。

 最早、今している喧嘩なんてどうでもいい状態だった。


「不快、さっきまで私に怯えてたのに……しかも失礼!」


 ペストマスクから仕掛け、二人に接近する。


「食らわしてやるぜ! ウルトラ太陽拳!」


「マスクドガード!」


 ただの右ストレートと、片方はただの闇を纏ったガードだった。

 けれど、この意味のない喧嘩と行動が勝機を見いだした。


「!」


 ペストマスクは大きな衝撃と激突し、大きく吹き飛ばされ、地面へ伏した。


(な、何が……!?)


 訳も分からない内に負傷し、一体自分の身に何があったのか、うまく状況を飲み込めなかった。


「テメェふざけんな! ガードしてんじゃねぇよ! 防がれたら、次は蹴り繰り出すしかねぇだろ!」


 そう言って品川は、言葉通りに蹴りを繰り出した。

 忍は何も言わず、両手を下へ向けて再び防御した。


(でも、まだ動ける。何が起きたのか分からないけど、力の差ならこっちの方が……!?)


 ペストマスクは力を振り絞り、起き上がろうとした。が、またもや腹部に猛烈な衝撃が走り、体は大きく跳ね、再び地面へと衝突した。


「……おえっ!?」


 あまりにの衝撃だったので、ペストマスクは下だけ開き、嘔吐した。


「だ~か~ら~! ガードするなって言ってんだろう!」


「……NO!」


 怒り狂う品川と英語で返答する忍という、カオスな空間へ様変わりした。


「ち、ちくしょう……い、一体……な、何が……」


 ペストマスクは仮面を元へ戻し、立ち上がり、状況把握しようとする。


「もう許さねぇ! 連打だぁっ!」


 更に怒り狂った品川が、無数の拳を忍へ向けて放った。


「ほい、ほい、ほい、ほい、ほい、ほい、ほい、ほい、ほい、ほほい、ほい、ほい、ほい、ほい、ほい、ほい、ほい、ほい、ほほい」


 リズミカルに忍は品川の拳を両手でガードしていた。

 すると品川と忍が互いに、攻撃や防御する度に、ペストマスクは何故(・・)か負傷していく。


(二人が喧嘩すると、必ず私の方へ衝撃が伝わってくる。これは風圧でも、脳による勘違いでもない。実際の殴られた痛みだ! あのサングラス悪魔は何もしてないガードしているだけ、あの赤髪の悪魔もガムシャラにサングラスへ攻撃しているだけ……一体何が……)


 ペストマスクは何処からか繰り出されている不明な攻撃に、理解が及ばなかった。


「これでくたばれ!」


 渾身の一撃右ストレートを忍へ放った。


「ふんっ!」


 だが、いとも容易く忍に防がれた。


(集中しろ。何かしら、仕掛けはあるんだ……)


 そう考えている最中(さなか)、ペストマスクは大きく仰け反る形で、吹っ飛ばされた。が、今回は違い、身体を回転させ、威力だけは殺し、足で着地した。


「……早いな。普通なら気づかず終わる所なんだが、やはり『B.N.A』の兵士は違うな」


 早い段階で気づかれたので、忍はペストマスクへ向けて会話する。


「……よくも、ふざけた真似をしてくれたな?」


 明らかに怒りが露にし、殺意は更に高まった。


「どうする? あのトリックがバレて、なんか煽った形になったぞ?」


「……まあ、気にするな。トリックが分かろうと、もうこっちの勝ち(・・)なんだからな」


 忍が手に持っていたのはペストマスクが落としたナイフで、ある人物の首元へ向けていた……虹矢だった。


「なんでソイツを捕まえて、そっちの勝ちになるの? 意味不明、理解不能」


「お前等が、あんな戦闘機出してまで、俺達ごとき相手する訳ないだろ? だったら、報酬が支払われてる依頼があったんだろ? 例えば……『アトラス財団』の副社長を救助しろとかな?」


「そ、そうなのか?」


 虹矢は適当な見解をする忍の言葉を信じ、聞き返していた。


「アンタは黙ってろ、次喋ったら品川に本気で殴らせるぞ? ……どうだ? ここは交渉しないか?」


「交渉? 君は知ってるだろ、『B.N.A』が悪魔の交渉には応じない組織だって。だから、僕の命と引き換えでも、ソイツを連れて帰らないと駄目なんだよ」


(ヤベェ思考だな。忍の言う通り、『アトラス財団』より危ない組織だな……というより、今まで忍だから自然に思ってたが……コイツ、閻魔さんとか意味不明な組織に狙われすぎてね?)


 今はそれどころじゃないだろうと、吹雪がいたら突っ込むのだろうが、そんなこと考えていても警戒していた。


「……おい、お前! 『アトラス財団』の組織の一員だろ。副社長が人質に取られているのに、傍観している場合か?」


 ペストマスクは竹島へ向けて、自分の仕事について尋ねていた。


「……すまない、あまりにも神崎忍の戦いに見惚れていた。ここから通常業務に戻る」


 誰でも出来そうな言い訳を並べてながらも、目は本気となり、戦闘態勢へと移った。


「そう言えば、まだ途中だったよな? ……テメェと喧嘩すんのは初めてだ。吹雪から聞いてるぜ、アンタの正拳突きはゲロ吐くくらい強いって……この前の借りもあるからよ?」


「安心しろ、今回はアフロ野郎は無しだ。貴様と正々堂々と戦えるぞ」


「なるほどね~……何が正々堂々だ? 俺を舐めてんのか!? コラァッ!」


 ニヤニヤとしていた品川は、いきなり憤慨し走って、竹島の間合いまで接近すると飛翔して、右膝蹴りを繰り出した。


「ぐはっ!」


 見事に膝蹴りは竹島の顎へクリーンヒットし、背中から大きく倒れた。

 いきなりの不意打ちに対応できなかったが、まだ戦闘は続行できる状態なので、品川を睨みながら立ち上がる。


「人がどんだけ、裏切られたら痛い思いするのか……竹島権田っ! テメェが権力を引き換えに捨てた物の重みを、その身に味あわせてやるっ!」


「たかがチンピラ弁護士ごときがっ! 吠えるなっ!」


 品川と竹島は同時に動き、素早く互いの右拳が激突した。

いかがでしたか?


もし良ければ誤字や脱字や意見や質問等があれば教えてください。

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