真白き神聖な雷光『絶空(ぜっくう)』
あらすじ
ゾンビ武士の圧倒的な物量を前に仲間たちが次々と倒れゆく中、進次郎の腕にある『青い狼の痣』が激しく蒼烈に輝き、神剣『空斬刺鏡』から闇を切り裂く神聖な雷光が溢れ出します。青い狼の如き超絶的な速度の影と化した進次郎は、凄まじい無双を開始し、並み居る亡者たちを一瞬で塵へと還していきます。さらに進次郎が神剣を大地に突き立て、全方位の敵を串刺しにする大技を放ったことで、圧倒的だった軍勢のなかに初めて巨大な道が切り開かれます。肉体の限界を超えて息を切らす進次郎の「今だ、行けええええっ!!」という咆哮に背中を押され、御玉は聖なる杖を強く握り締め、魔神・焔が待つ山頂の祭壇へと一気に駆け上がっていくのだった。
【蝦夷・アンヌプリ山麓(夜・極闇の中)】
ゾンビ武士の圧倒的な物量の前に、一人、
また一人と倒れていく忍びと守人たち。
仲間が窮地に陥ったその瞬間、
進次郎の腕の『青い狼の痣』が、
かつてないほど激しく蒼烈な光を放つ。
進次郎「俺の仲間を……これ以上、一人として指一本触れさせん!!」
進次郎が咆哮する。
その叫びに応えるように、
神剣『空斬刺鏡』の刀身から、
極闇の夜を切り裂く「真白き神聖な雷光」が溢れ出る。
無をも切り裂く『絶空』を発現したのであった。
進次郎の体が、青い狼の如き超絶的な速さの影と化す。
次の瞬間、進次郎の無双が始まった。
シュバァァァン!! と一閃するだけで、
前方の一文字に並んだ数十体のゾンビ武士が、
一瞬で胴体から真っ二つにされ、神剣の雷光によって塵へと還っていく。
三蔵を背後から襲おうとした三体の大型ゾンビ武士。
進次郎は跳躍し、
空中で身を翻しながら神剣を縦に一閃。
真空の刃が走り、地響きとともにゾンビたちを縦一文字に叩き割る。
三蔵「し、進次郎……! なんという強さだ……!」
進次郎の動きはもう誰にも見えない。
右へ、左へ、雪原を爆走する青い閃光。
迫り来る槍の雨を神剣の圧倒的な手返しですべて叩き落とし、
そのままゾンビの群れの中心へと突撃する。
進次郎「空斬――刺鏡っ!!」
進次郎が神剣を大地に突き立てると、
彼を中心として半径数十メートルに、
巨大な光の鏡の刃が地面から無数に突き出す。
周囲を囲んでいた数百のゾンビ武士の大群が、
一瞬にして全方位から串刺しにされ、爆散していく。
それはまさに、一騎当千、神の領域の剣技。
進次郎の無双によって、
圧倒的だったゾンビの軍勢に初めて巨大な空白地帯(道)が生まれる。
息を切らし、全身から蒸気を立ち登らせながらも、
進次郎の眼差しは一歩も引いていない。
神剣を再び正眼に構え、その視線はただ一つ、
山頂の焔へと向けられている。
進次郎「御玉! 今だ、行けええええっ!!」
進次郎が自ら肉体の限界を超えて道を切り開いた。
その背中に押し出されるように、
御玉は聖なる杖を強く握り締め、
焔の待つ祭壇の最上級へと一気に駆け上がっていく。
この作品は「私にキスできますか?」の作中作品です。
付録ですので、とても緩く放置おねがいします。
今後、記載する表現に関して、常識に基づいて気をつけて参りますが、
もしもを考慮して15歳未満閲覧非推奨を設定させて頂きます。
こちらに何か落ち度がございましたら、お知らせ願います。
※御玉
なよ竹の巫女。
山賀の娘・朱音が
孟竹林の「光る酒」を飲んで授かった神秘的な少女。
生まれた時から『龍神の翡翠』を握っていた。
神々しい美しさを持つ。
※進次郎
蒼き狼の剣士
腕に青い狼の痣を持って生まれた最強の忍び。
御玉と深く愛し合い、彼女から託された神剣を手に戦う。
※焔
堕天使ルシファーの変異体
歴史上の悪女(趙姫、西太后など)に乗り移り、世界支配を目論んできた巨悪。
永遠の命を得るため、翡翠と「かぐやの血(御玉の血)」を狙う。
※三蔵
山賀の生き残り。御玉の最期を看取り、彼女の遺志を継ぐ忠実な仲間。
※大和
『日いずる国』の 『約束の地』であり、『その時を待つ場所』。大いなる平和を甘受する土地の意。
※山賀、伊賀、甲賀
四散したイスラエル10支族の末裔。山賀は神官兵団に近い。伊賀、甲賀は守護騎士団に近い。主に忍びである。聖櫃とその中の秘宝「十戒の石板」を守る。
※守人
四散したイスラエル10支族の末裔。蝦夷を目指し、『始まりと終わりの地』であるアンヌプリにて、『 守人』となった。武装した山伏のようなイメージ。
※龍神の翡翠
善悪の根源にて真実の結晶体。『最後の審判』であるグレート・リセットを引き起こす事が可能な唯一無二の宝石。
※『空斬刺鏡』
神剣。神託を得て御玉が打った剣。
『無』をも切り裂く『絶空』を起こす。
他の忍びは刀だが、これは直剣である。
※『破邪顕正』。
御玉の聖杖。
不正な教えや邪悪なものを打ち破り、正しい道、すなわち正義を明らかにする杖。
聖なる光を放ち、悪魔の闇を一瞬で払う。
※獄炎魔槍『煉獄の咆哮』
焔の槍。
ソドムとゴムラの怨念の炎を纏っている。
※最後の審判
『始まりと終わりの地』アンヌプリにて引き起こせるグレート・リセット
※イオマンテの秘儀
守人の力によって作られる結界。
※なよ竹の巫女
御玉
※蒼き狼の剣士
進次郎
【追加のあとがき】
学生の頃。物語を書きたくても書けないでいたけど。
いざ、すこしは書けるようになってファンタジーアクション的なものを書いていると
ひどい中二病臭くて微妙な心境になります。笑
書いてみたかったんだから書き残して置こう。
そんな作業をしているのでした。
そしてなんと書いてあったエピソードを1つ入れるを忘れてしまったが、
今さらなのです。
守人さんたち。説明なくて申し訳ない。




