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ラーメン一杯が俺を強くする!〜最弱拳士から最強魔拳士へ〜  作者:
第一章最弱の拳士

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二十五杯目


探索庁新潟支部管理課。


ガチャ


「今戻ったわー」


「課長お疲れ様です」

部屋には背が高くスラっとした体型で短髪の黒っぽい紫髪が特徴的な男性がいた。


「相馬君もお疲れ様」


「例の学生はどうでしたか?

課長がわざわざ出向いた甲斐はありましたか?」


「ええ。私が行って正解でした。

彼はこの先、この国の現状を変えるかもしれません」


「…それほどですか。

元Aランクパーティーで[閃光]と言われたあなたがそこまで評価するほどとは」


「その二つ名は出さないでください。

恥ずかしいですしもう閃光は別の人の名です」


「すみません。

後輩のオレとしてはやはりあの頃のイメージが強いもので」


「それをいうならあなただって[破壊者]でしたっけ?カッコいい二つ名」


「マジでやめてください。

誰なんですかねああいう中二みたいな名前考える人」


「二つ名はともかくソロでBランクパーティー相当の実力は凄かったですよ。

私たちが引退したからといってあなたまで引退しなくても良かったのに」


「まぁこちらとしても色々と思うことがあったんですよ」


「そうなんですね。

まぁこれからあなたにはお願いすることが増えるかもしれませんがその時はよろしくお願いしますね」


「不安です。

オレに何させる気ですか?」


「変なことじゃないわよ。

例の学生、弥彦君に戦い方を教えてほしいのよ」


「…は?嫌ですけど?

なんでオレがガキのおもりなんか…」


シュッ


柊が相馬の視界から消えた、と思った瞬間。


ガシ!


「ぅえっ!」


一瞬で相馬の背後を取り首を締め上げた。


「ぐっ…さすが…閃…光…見えま…せんでした…よ…うぅ…」


「あなたも流石ね私に絞められてお話ができるんですもの」


「…一応…こう見えて…パワー…系で…やって…たんで…」


「ふーんパワー系ねならもう少し強くしても大丈夫かしら?」


グッ


「無理無理無理!やります!やりますから!」


「よろしい。

最初からそう言えば良かったのよ」

柊は相馬から手を離した。


ゴホッゴホッ


「信じらんねーどんな力してるんですか。

てか教えるのがオレでいいんですか?

人に何かを教えたことなんてありませんよ?」


「大丈夫よ。

あなたには培ってきた経験と実績がある。

彼を見てあなたが思ったこと、自分がどうやって強くなったか、モンスターの習性はどうなのかをあなたなりに伝えればいいのよ」


「はぁー…わかりました」


「じゃあ彼が登録し終わったらあなたを紹介するからそのつもりでいてね」


「…はい」


相馬君の教え方が少し不安だけど彼の戦い方は弥彦君の参考になるはず。

彼はパワータイプの拳士でありながらもモンスターの行動を先読みして攻撃を回避していた。

通常相手に近づけば被弾する確率も高くなる。それなのに拳士でありながら彼はかすり傷程度の怪我しか負わずにそのまま引退した。

彼がソロでやっていたという経験も是非弥彦君に伝えてほしい。

弥彦君の能力的におそらくパーティーは組むことができないでしょうから。


ふぅ……あまり一人の探索者だけを気にかけるのは良くないんだけどな…

……それでもあの子を放ってはおけない。




ここまで読んで頂きありがとうございます!

第一章が終わりました。

これからも読んでいただけると幸いです。

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