二十杯目
いつも読んで頂きありがとうございます。
20話まできました。
これからも読んで頂けると幸いです。
カリカリカリ
秘密保持契約書にここにいる三人全員が署名した。
「ではお話を聞かせて頂きます。
無論嘘偽りなく願います」
「わかりました。
ですが本当に俺にとっても信じられないことばかりなので柊さんも信じる努力をしてください」
「わかった約束しましょう」
俺は柊さんにこれまで起きたこと全てを話した。
三食ラーメン食べたら職業が変わったこと。
職業が聞いたこともない魔拳士になったこと。
魔法使いじゃないのに魔力も増えたこと。
食べるラーメンによって上がるステータスが変わることなど全部だ。
「ふむ…なるほど…」
柊さんは顎に手をつけて何か考え始めた。
俺はてっきりこんな話は馬鹿にされるか適当にあしらわれるかだと思っていたが…
ちゃんと信じてくれるんだな。
「ふぅーやはり秘密保持契約を交わして正解でしたね」
考えていた柊さんが口を開いた。
「どういうことでしょうか?
何かお分かりになるのですか?」
母さんが柊さんに聞く。
「実は職業が変化した事例というのは稀ですが存在しています。
その方たちも何かしらの条件を達成したら職業が変わったと報告で聞いております」
そうなのか。
ホッとしたような少し特別感が薄れて残念なような…
「そうなんですね。
じゃあ息子だけというわけではないんですね」
「そうですね。
ですがとても希少な職業であるのは間違いありません。
そしてその少ない事例の一つが[勇者]です」
マジ…?
え…
勇者と魔拳士って同格なの?
絶対違うでしょ!
「ちなみに[勇者]は人助けをするとステータスが上がるとされています。
ダンジョン探索も人助けの範囲としてみなされているのかモンスターを倒すだけでも普通の探索者より早くステータスが上がるようです。
弥彦さんのラーメンを食べるとステータスが上がるのと少し似てますね」
…いや全然似てませんけど!
人助けでステータス上がるって主人公すぎないか?
方や人助けして国民の大スターで方や俺は毎日ラーメン啜ってるだけの学生ですけど!
「勇者…?
あの有名な?」
「はい…」
母さんが放心状態になってる。
まぁそうだよねいきなりあなたの息子大スターと同格ですとか言われたらね…
これから俺はどうなるんだ…




