酔った勢いでの異世界生活66幸せな味
壁lー゜)ヒッソリ 幸せな味の調味料・・・
そして全員のクレープが作られたのだが、前に並んでいた女性も全員分が出来るまで待っていてくれた「貴方のおかげで美味しく食べられるわ。確かに怒りながら食べたりしたら台無しだものね。貴方が食べれないのには納得いかないけど・・・」と、こちらを見て困ったような表情で微笑んだ。そして、最後に並んでいた少女が「あ、あの、えっと、私のクレープ・・・一口食べますか?」と、真っ赤な顔をして、クレープを差し出してきた。
そこにミカが慌てて「ダッ、ダイスケは私と食べるから大丈夫!あなたは全部食べてね」と、少女のクレープを下げさせて、俺の前にクレープを出してきた。どうやらミカは俺が少女のクレープを食べるのが嫌なようだ「ありがとう。気持ちだけもらっておくよ。俺はミカと食べるから」と、少女に言うと、顔を下げて上目使いに俺を見た後に「あの、ダイスケさんですよね。本当にありがとうございました。あ、あの、名前覚えましたから。私はアリスです。それでは失礼します」そう言って、駆け足で去って行った。
「うん、私のを一口あげようかと思ったんだけど必要ないみたいね。私はカチュアよ。それじゃあまたね、ダイスケさん」そう言って、前に並んでいた女性、カチュアさんも去って行った「あの、ダイスケさん。本当にありがとうございます。ほら、リリカもちゃんとお礼言って!」と、ユウナさんが改めてお礼を言って「あ、あの、ありがとうございました。ダイスケさんのおかげで助かりました」そう言って、真っ赤な顔でリリカさんも頭を下げた。
「気にしないで、でも数を言った後は特に気をつけないとだね。今後同じような事があるかもしれないから」と、俺が言うと「そうですね。これからはもっと気をつけます」と、リリカさんは真剣な表情で頷いた「その場に居た4人全員にフラグが立ってる事に、この天然ジゴロは気づいているのだろうか・・・?」と、ユウコがぼそりと呟いた「えっと、ダイスケ?私はいつまでクレープを出していればいいのかな?」とミカがこちらを睨んでいる「あぁ、ミカごめん。じゃあ一口貰うね」そう言って、ミカのクレープに口を付けた。
マンゴーのような甘さで、リンゴのようにあっさりしてる不思議な味だ。そしてクレープの生地の味と合わさってとても美味しい。少なくとも俺の人生で食べた事のない味だった「うん、凄く美味しい。濃厚な甘さなのに後味がサッパリしてる。凄く不思議な味だよ」俺がそう感想を言ったのだが、ミカは顔を赤らめて、ボーっと自分のクレープを見つめていた「ん、どうしたミカ、食べないの?」と、俺が言うと「ん、食べるよ!うん、食べる」と、どもりながらクレープを食べた「ん~ミカさん、クレープは美味しいですか~?幸せすぎて味が分からなくなっちゃってませんか~?」と、ユウコがミカを怪しい目つきで見つめながら話しかけている。
「うん、凄く幸せな味だよ」と、真っ赤な顔をしたミカが呟いていた。




