酔った勢いでの異世界生活60安全で平和な暮らしを
壁lー゜)ヒッソリ 序盤から言ってたキメラさん、一向に出てくる気配なし・・・。
Bランクのギルド証を受け取った俺達は、旅の憩いの食堂で夕食を食べる事にした。フィネに1泊と食事の代金を払って、食堂の席に着く。客の入りはそこそこで、男性冒険者のグループが、ミカの方を見つめているのが少し気になったので、軽く威圧を放ってみたら「ひぃぃ」と悲鳴を上げて慌てて目をそらした。普通に見てるだけなら威圧なんて使わないのだが、下品な事を言っていたので、まぁこれぐらいは自業自得だろう。ミカにも威圧を覚えさせるのもいいかもしれない。
料理と飲み物がテーブルに届いたところで、グラスを持って、俺は声を上げた「とりあえず、Bランク昇格祝いって事で乾杯!」「「乾杯!」」と、ミカとユウコもグラスを上げて、俺のグラスにぶつけてきた「んで、これからどうします、お頭」と、ユウコが言う「誰がお頭だ!」と、すぐさま突っ込む。そんな俺とユウコのやり取りを、微笑みながらミカが見つめている「思ったより、ノイン周辺は敵が強いね。安全で平和な暮らしをするには、この先は、ちょっと不安かもしれない」俺がそう言うと、ユウコが続いた「ここより東の火狐族の街周辺は、もっと危険かもだね。砂漠のキメラってこの世界にもいるのかなぁ?」
「でも、西のルンゲル山にもレッドドラゴン居たよね。ゲームだと東の方が危険なの?」と、ミカが聞いてきた「ん~、はじまりの街アルクから離れれば離れるほど危険かな?西だと、リザードの街までは、さほど危険はない。東はノインの街までは、強い敵出なかったはずなんだけど、グレーターデーモンに、ケルベロスまで居たからね。ちょっとゲームと違う。安全で平和な暮らしなら、アルク、シンシア、ウィルザ城下町の、どこかで暮らすのがいいかもしれない」と、俺が答えると「ん~、私は今まで回ったところなら、シンシアの街が良かったかな?エルフも居たし」と、ユウコが言う。
「私もシンシアの街が一番良かった。他の街も良かったけど、シンシアは特に空気が美味しくて」と、ミカも続いた「うん、冒険者として活躍したいなら、ノインの街で依頼を受けまくるのもいいけど、正直、グレーターデーモンクラスが出てきちゃうと、ミカとユウコにはまだ危険だね。この先、火狐族の街、砂漠に行くとなると、そのクラスが出てくる可能性が高いね。街の冒険者を見てきたけど、Aランク冒険者は、赤サソリのリューさんしか見てないし、正直、リューさんとその仲間でグレーターデーモンを倒せるのか不安なレベルだった。明らかに冒険者より敵の方が強い」
「それじゃあ、なおさら倒さないとまずい?」と、ユウコが言う「ん、物語の主人公ならそうなんだろうね。一応、EEWだとプレイヤーは農民生活しててもいいはずだから、自由意志でいいんじゃないかな?俺がチュートリアルダンジョンクリアして無ければ、グレーターデーモンに会った瞬間全滅だったし」と、俺が言うと「あのデーモンそんなに強かったんだ」と、ミカが呟いた「と、言う訳で、火狐族の街に向うか、シンシアの街で異世界生活を堪能するか決めようと思うんだけど、どっちがいい?」
「ん~、火狐族もいいけど、危険ならシンシアに戻った方がいいかな?」と、ユウコが言い「私もシンシアで暮らす方がいい」と、ミカも答えたので「よし、それじゃあシンシアに戻って、シンシアの街を拠点にしよう!」と、俺が言うと「「了解だよ~」」と、ミカとユウコが返事をした。まぁ、とりあえずの観光でここまで来たが、予想以上に強い敵が出てきたので、ここらで戻った方がいいだろう。あくまで安全で平和な暮らしを目指しているのだから。それに、まだ見ぬ高ランク冒険者も居るはずだ。「それじゃあ、ミカ、ユウコ、おやすみ~」「「ダイスケおやすみ~」」そう言って2人と挨拶を交わして、自分の部屋へと向かうのだった。




