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怖い話(を目指します!)  作者: 結城南


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3/5

身体の音

ごめんなさい、何を書きたかったのか途中からわからなくなりました。やっぱり怖くはないですよね?怖い話のつもりだったのですが…それでも楽しんでいただけると嬉しいです☆彡

俺は山本悠馬(やまもとゆうま)。

それなりの会社につとめ、友人も多い。自分で言うのもなんだがリア充な一人だと思っている。

顔もそれなりにイけていると思う、夜のお相手は多い方かな?

いわゆる、人気者…と思っている。

最近、友人の遠野拓海(とおのたくみ)が一人暮らしをはじめ、事故物件に住むという。

俺ともう一人の友人神崎小太郎(かんざきこたろう)がひやかしに行くと事故物件の主に憑かれた。

そいつは昔俺が寝たことのあるやつだった。

それ自体は解決したのだが、その辺りから俺の体の中から音がする。

きりきり…とさびた時計のねじを巻くような音。

眠れない。

夜はずっとその音に邪魔されて眠ることもできない。

その前から拓海曰く呪いさん(?)のことがあって、眠れていなかった。

やっと解決して、眠れると思ったのもつかの間、昼でも夜でもきりきりと身体の中からおとがする。

はじめは耳をふさいだりもしたが、自分の中からだと気づき、あきらめた。


きりきり…


なんだか音に心臓を掴まれているような気がした。

たまに痛くもなったりする。

その日は仕事は休みでぼんやり家にいた。

うとうとしながらきりきり…とおとがすると心臓が痛くなる。

うっと心臓をおさえたまま、俺は気を失ったようだった。

暗い道を俺は必至で逃げていた。

後ろからはきりきり…と音だけがついてくる。

逃げても逃げても…

走りすぎて心臓が痛い。


きりきり…


誰か助けて…


きりきり…


もう走れない、音に捕まる。


きりきり…きりきり…きりきり…


瞬間目が覚めた。

俺の手を小太郎が握っていた。

「大丈夫か?」

「あ、うん…」

声が震えている。

目元をぬぐうと濡れていた。

小太郎が俺をふんわりと抱きしめる。

「な、なにやってんだよ。」

「いや、そういう雰囲気かなっと。」

「雰囲気で男に抱き着くな。」

つっけんどんに言ったがなんだか暖かかった。

立ち上がろうとしたが足に力が入らない。

小太郎に手をかりて、ソファに座った。

急速にめまいがして闇に落ちていく。


こつこつ…


足音が響く。


こつこつ…


女性のヒールの音だろうか。


こつこつ…


だんだんと近づいてくる。

もう走れないと思いつつも恐怖にとにかく走った。

足音から逃げようと。


こつこつ…


後ろを振り返っても誰もいない。

これはまた夢だな。

なんとなくそう確信していた。


こつこつ…


大丈夫、俺の夢なんだから怖いことなんてない。

夢だとわかっているなら、どうとでもなる。

そう自分に言い聞かせた


こつこつ…


足音がすぐ後ろに聞こえた。


こつ…


足音が止まった?

俺は後ろを振り返った。

身体が蛇な女がいた。

靴…はいてないのになんであんな足音…

女は笑い、俺に手を差し伸べてきた。

真っ暗なここにいたくなくて女の手を掴んだ。

女は光のある方へと歩いていく。

一本の薄暗く光る道。

しかし光っている道以外は1歩でも間違うとどこまでも落ちていきそうな闇がひろがっていた。

俺は踏み外さないように慎重に女の後をついていった。

女は去年亡くなった母にどこか似ていた。

母は不倫をしていた、それも複数の人たちと。

俺はそのころ高校の寮にはいっていて、くわしくは知らないのだが父と母は離婚寸前までいったのに、別れなかった。

そんな母でも父はずっと愛していたと母が亡くなってから知った。

そんなことがあって、大学で何人かと付き合ったがすぐにみんな浮気をした。

俺には愛してると言いながら裏で他の男にも同じことを言う。

俺は誰とも付き合えなくなった。

しかし、一人は寂しい。

人肌が恋しくなって、いろんなやつと寝た。

明人(呪いさん)もそのうちの一人だった。

真っ暗な空間に色々な思いでがよみがえる。

あぁ、そういえば彼女を殴ったのは料理に髪が入っていたから。

こっちの奴は俺の誘いを2度も断ったから。

明人は怖かったから…

カッとして気のすむまで殴った。

それで別れたやつもいたし、別れなかったやつもいた。

あぁ、俺って最低だな。

また音が後ろから追ってきた。


きりきり…

こつこつ…


きりきり…

こつこつ…


心臓が痛い。

足音が怖い。

早く来いとばかりに女が俺の手をきつく握る。

後ろを振り返ると来た道はなくなっていた。

足元は暗い闇。

「…ま…うま…ゆうま!」

声は闇の底から聞こえた。

光の出口はもう目の前。

瞬間悩んだが俺は女の手を振り払い、闇に飛び込んだ。

落ちていく…いや、昇ってる?

左右上下の間隔もない闇だけの空間でどっちに向かっているのかもわからない。

これは夢だろ?

なんで思い通りにならない。

なんで助けがこない?

もう良い、このままここで眠ろう丸くなって…

丸くなって…


「ゆうま!!」

衝撃のような声に目が開いた

目の前に拓海と小太郎がいた。

小太郎が俺を抱きしめた。

小太郎の心臓の音がきこえる。

とくとくと鼓動している。

暖かい腕の中で俺は久しぶりに眠りについた。

もうさっきまでの怖い音はしない。

ただとくとくと…やさいい鼓動がしていた。






誤字脱字、変換ミスてんこ盛りかもですが、速やかに訂正していきたいと思っておりますので、長い目で見てやってください(>_<)

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