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俺と彼女らの戦闘記  作者: 松ちゃん
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37/96

3章37話 泥の行進

お久し振りです。


修学旅行などの日程とかぶり、更新が出来なくなってしまい遅くなりました。すいません。

お詫びとして3話同時更新します。


それと、次回はいよいよ決戦に入りますのでお楽しみに!


39話後書きで会いましょう!

 勇川周辺の砂浜から少し奥へ入るとちょっとした窪地がある。そこはコカンボナと名付られた。

第二師団は二面作戦を取る。つまり、2方向から攻撃を行うのだ。

 10月5日。全軍に部署命令が出された。

 彰、丸山中将、岡村大佐を中心に編成された部隊は次のとおりだ。


 まず、内陸部に展開し砲撃及び攻撃を行う右翼隊の指揮を第二歩兵旅団団長の那須弓雄少将がとる。


歩兵第4連隊

歩兵第16連隊第1大隊

迫撃第3大隊第3中隊

重砲兵第6連隊

野戦重砲兵第7連隊

野戦重砲兵第15連隊第2、3大隊

独立重砲兵第3連隊

速射砲第6大隊

山砲第2大隊

工兵第2連隊

衛生隊3分の1

牽引車部隊


 そして、海岸沿いに進出する左翼部隊を第35歩兵旅団の川口清健少将。(川口支隊長、生存していた。)


歩兵第29連隊

歩兵第16連隊第1、2大隊

野戦重砲兵第15連隊第1大隊

戦車第5大隊

迫撃第3大隊第1、2中隊

速射砲第2大隊

独立速射砲第18大隊

山砲第7大隊

工兵第第7連隊

衛生隊3分の2

牽引車部隊


 他に師団本部大隊、通信隊、輜重隊(広報輸送部隊)、補給隊、野戦病院等がある。

 右翼部隊だけで6000名、左翼部隊は8000名だ。

 二面に分けてしまうと一面の兵力が少なくなるが、今回は重砲があり、しかも戦車まである。

 

 丸山中将は負ける気がしなかった。

 右翼部隊はマタニカウ川上流を渡りアウステン山を内陸側に迂回して重砲の射程内になるまで飛行場に接近。歩兵部隊と速射砲部隊は新しく作られた大型機用の飛行場を押さえる。

 左翼部隊は海岸沿いにそって進撃。

 マタニカウ川の一本橋を制圧してから渡河は戦車を前にして、重砲の援護のもと対岸へとせまる。

それぞれの部隊の兵士は、意気揚々とジャングルに向けて進撃を始めた。


     ―――――――――――――


 呉からは増援部隊が出撃した。

 修理を終えた空母赤城、加賀、飛龍がラエに向けて出港、これに加え空母鳳翔が加わり、軽巡3隻、駆逐艦20隻の護衛がつく。

 ラエでは入れ替わりで空母瑞鳳、飛鷹、隼鷹、龍驤がブルネイ、戦艦扶桑、山城、重巡高雄、愛宕と第6戦隊の4隻らが本土に戻る。

 これでラエの空母戦力は正規空母5隻と、強大なものになった。赤城、加賀で第1航空戦隊、翔鶴、瑞鶴、飛龍で第2航空戦隊を構成する。


 陸海合同の作戦が今月14日に行われるのだ。

 海軍が合流し、出撃すればその戦力は遺憾なく発揮される。

 ガダルカナル島の奪回はすぐ終わるだろう。草鹿はそう考えた。


 ガダルカナル島では移動に苦戦していた。

 昼間は何トンもある重砲を分解して運び、牽引車が必要なものは牽引車を使った。

 相手は未開のジャングル。工兵がナタや銃剣を使い葉や蔦を切り取り、大木が倒れていればそれを迂回するように道を作る。200メートル進むのに1時間かかるっている。

 さらには高湿度に高気温、マラリア蚊等が将兵を遅い、体力と気力をみるみる奪っていった。

 小休止の時におにぎりが配給されたが口にする者は少ない。


「食べておけ。今のうちに食って、気力をつけろ。」


 岡村は元気づけるように声をかけるが、前からいる兵士は縮んだ胃が受け付けず、戻してしまう者がいる。


「焦って食うな。水を少しずつ飲みながら、少しずつ噛め。」

「岡村大佐。自分はもう無理であります。」


一人の兵士が小銃を顎の下に突きつけていた。

自害なんてさせるものか!


「今はとにかく生きろ! この忌々しいジャングルを抜けて、さっさと敵を追い出せばルーズベルト給与は思いのままだぞ!」


 ルーズベルト給与という言葉を聞いてその場の兵士の顔が少し明るくなった。

 ルーズベルト給与には肉、チョコレート、ビスケットが沢山あると聞かされている。前の兵士はそれを目指してこのジャングルを進んだのだ。


「今は握り飯しか出してやれないが、飛行場を奪取したらルーズベルト給与がお待ちかねだぞ。」


 再び進行が始まる。

 工兵だけでなく、歩兵も開拓作業に加わり、後方で重砲運搬に手間どる兵がいたら運搬を手伝った。


 この日はアウステン山まで2キロの地点まで進み、夜になった。


Fin

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