2章17話 上陸阻止戦闘
アメリカ軍が上陸した。
飛行場が完成しつつある我々にとって凶報以外なんでもない。このガダルカナル島には第11、13設営隊、第18警備隊の計3870名の努力が米軍にの手によって危機に陥った。すぐに撃退せねばならない。
上陸前の砲撃によって564名が戦死した。火砲も10門あったのが4門になってしまった。しかし弾薬はたっぷりあった。
恐らくルンガ川にいる第13設営隊は上陸した米軍と戦闘を行っているだろう。ルンガの飛行場は諦めた方がいいのかもしれない。ルンガ飛行場に敵が来たら丁度見下ろすようにある高地(ムカデ高地)から75ミリ山砲で砲撃しつつ撃退する。上陸したのはせいぜい3000人ほどだろう。
その日の夜、ルンガ沖がとてつもなく明るくなり、砲声や爆発音がした。
「夜戦だ!」
「味方の殴り込みだぞ!!」
部隊は歓喜に湧いた。敵の重巡と思しき船が沈んでいくのが見えた。しばらするとルンガ岬近くで大爆発と共に吹っ飛ぶ輸送船の姿があった。味方の艦隊は輸送船団を叩いてくれたのだ!これには指揮官の門前大佐も喜んだ。
明日、伝令を北飛行場(ルンガ川近く)に派遣して状況解析を行う。行動は早さが求められていた。
ヴァンデクリフト少将は部下と共に道なき道の続くジャングルを進んでいた。
この島はありえないくらい暑く、木が多い。木が鬱蒼としていて昼間なのに薄暗い。マラリア蚊も多く、何十人もマラリアを発症している。キニーネを飲んでいないからだ。
キャリバー50…M2重機関銃を運んでいる奴は自分の装備も含めて恐らく40キロ近くになるだろう。かわり替わり運んでいるが疲労の顔色は隠せない。2時間程進むと飛行場が見えてきた。
各大隊長は確認作業を済ませると攻撃にとりかかった。
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「ってぇー!!」
ムカデ高地の山砲が火を吹いた。
75ミリ弾は迫り来る米兵を吹き飛ばし、進撃を止めようとしたが兵力差は明らかだ。敵も速射砲を持ってきているらしく、山砲4門は瞬く間に破壊された。
「突撃ぃぃぃ!!!」
第13設営隊約1350名は10900名の第1海兵師団に斬りこみをかけた。
戦場は敵味方入り乱れるほどの大混戦となり、M2による誤射も多々あった。銃剣を胸に突き刺し、そのまま押し倒し次の敵を殺めようとした瞬間にM1ガーランドによって頭部を撃ちぬかれる。
弾薬がなくなるとバヨネットで応戦し、相手も刀や銃剣で突っ込んでくる……まるで北欧神話に出てくる死を恐れない狂戦士、バーサーカーのようだ。
機関銃手は狂ったように撃ちまくり、日本兵をなぎ倒した。
日本兵もまた、手榴弾を手に突っ込み機関銃を黙らせようとしたが戦闘は終わりを迎えた。
ルンガ飛行場を制圧するのに米軍は42名の戦死者と87名の負傷者を出した。日本軍は隊長岡村大佐含め数名を残して全滅した。
米軍は戦闘を終えると飛行場周辺を選挙した。夜襲に備えて周りにマイクを設置し、接近したのがわかるようにした。塹壕を掘り、ところどころに機関銃を敷設した。
米軍は軽重機関銃合わせて36丁持ってきている。速射砲8門、榴弾砲4門、カノン砲10門だ。しかし弾薬が乏しく、各門単純計算でも2000発しかない。弾薬を先に揚陸させるべきだったとヴァンデクリフトはつくづく思った。
苦労することだけではない。日本軍は使えるトラックを35台も置いていってくれたのだ。これは嬉しいサプライズプレゼントだ。
土木関係は重機が何台かあるから次の補給まではこれで我慢するしかない。明日は南に500メートルほど離れたもう一つの飛行場も占拠しなければならない。やる事は山積みだ。
門前の第11設営隊と第18警備隊はクルツ岬まで後退、北飛行場の西4キロ地点にあるマタニカウ川を前線基地とした。日米の泥沼の戦いは始まったばかりだ。
Fin
今回からちゃんと書いていきます。松ちゃんです。
この作品はラインのグループで書いているのをそのまま掲載しています。足したり消したりするけどね☆
なお、1章のお話と2章の途中までは文章を固めてしまったので現在修正作業中です。読みづらかったら申し訳ありませんm(_ _)m
誤字が無いように努めてますが、万が一あった場合は遠慮無く「間違えてるよアホ」と罵ってください。Mではありません。
感想もおまちしてます!
次話は31日の夜9時頃更新いたします。どうぞお楽しみください!




