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#72

9歳になったマリスです。明けましておめでとうございます。


現在のステータスはこんな感じです。


[ステータス]

名前:マリス・アルニア(8→9歳)LV12→15(初代アルニア名誉男爵)


HP:100→140

MP:909→1314


STR:93→133

VIT:75→115

AGI:85→125

DEX:83→123

INT:97→137

LUK:70


スキル:生活魔法(着火、飲水、照明、堀穴、送風)

固有スキル:『オートマッピング』LV12→13(マッピング半径2048→4096m 機能・内包スキル:時計表示、日付表示、東西南北表示、自身位置表示、自身向き表示、タイマー、アラーム、検索バー表示、ビューモードnew、スクリーンショットnew、鑑定スキル、探索スキル、収納スキル1500→1600ℓ、採取スキル、採掘スキル、索敵スキル、魔力感知スキル、魔力操作スキル、多重思考スキル、光闇土属性魔法適性、水魔法、火魔法、風魔法、土魔法、無魔法、盾術、体術、料理、解析スキル、調薬スキル、槍術、身体強化スキル、杖術、剣術、古代錬金術、設計スキル、精密加工スキル、細工スキル、加工機械スキル、書庫、錬金鍛治、付与魔法、操縦、聖属性魔法適性)


称号:異世界転生者、美食を追求する者


実はスキルオートマッピング昨日レベルアップしました。今年は色々と飛んで移動してオートマッピングのレベルを上げる。キングラプターに期待だ。


レベルアップ特典スキルというか追加機能はビューモードとスクリーンショットだ。ビューモードはまだあまり試してはいないがマップ範囲内の任意の場所を映像で確認できる。映像は静止画で使う度に画像は更新される。リアルタイム画像だ。便利便利。


スクリーンショットはそのままで観ている目の前の映像を記憶できる物だ。錬金術の転写を使えば面白いかも。


地味に収納の容量も増えている。


ビューモードはマップ範囲内とはいえ今回のレベルアップで半径4㎞に及び、その任意の場所を画像として確認してみれるのは危険な機能だ。あんなこともこんなことも出来てしまう。この辺は読者の想像にお任せする。しかもそれを保存できるとかもうね。脳内保存だから誰かに見られる心配も無い。ゲフンゲフン。


少し興奮してしまったが、まだいうても9歳だ。そんな気も起きない。そんなってなあにとか聞かないで。


来年には帝国との争いが起きる可能性もあるので出来れば身体レベルは20まで上げたい。オートマッピングはレベル15が目標だ。



1月も数日が経つとライズでロブ達と打ち合わせを行った。キングラプターの装備変更が可能かどうかの確認だ。答えはイエス。まだ間に合う。


急いでシャワールームを構想して作成する。今回はシャワーノズルから魔導具でお湯を作成して出し、使ったお湯は下のタンクへと流れて水魔法で水を消して垢、汚れや石鹸かすを粉末状にして捨てるという物にする。実はトイレも魔導具で作った水を流して洋式便器を綺麗にして汚物は下のタンクに入り、水魔法で水分をなくして粉末状にしてまとめて捨てる仕様となっている。それと同じだ。因みにトイレで大をした後に魔法陣によりクリーンの魔法でお尻を綺麗にする。魔力消費は大きいが魔力補充サイクルシステムで解決している。


配置を再度確認してマリス自身はシャワーシステムを作成。予備も含めて3組作る。載せるのは2組だ。トイレも2つ。


シャワールームの前に着替えスペースを作りカーテンで仕切れるようにも手配。これで良いかな。やはりシャワー代わりにハルの能力を見せるのは得策では無い。今回は給仕役として同行ということにしよう。


ふと思いつく・・・キングラプターの4倍の大きさの飛空挺と呼ばれる物はできないかなと。キングラプターの製作が終われば、次は戦闘用ユーボを作る。これは簡単に作ることが出来るだろう。難航しそうなのは榴弾位だ。でも作ることは出来る。


それが終わった後だ。一応は船を作るとは考えているがどうだろうか?そもそも船は必要か?超大型魔導飛行艇を作れば良いのでは?そこにEOも搭載とか胸熱です。搭乗員の数の問題はあるが船でも同じだ。どうしようか?悩むな。


もう少し書庫の資料を漁って何かないか調べよう。


執務室で書庫から本を出し読んでいるとコンコンガチャとドアが開き、


「マリス様、ライズから連絡です。新たな採掘された物が出たそうで確認して欲しいそうです」とサバス。


「そうか、分かった。これから出ると伝えてくれ」


「畏まりました」とサバスは礼をして出ていく。


前庭の倉庫からトラッターを出すと乗り込んでライズへと向かう。30分程で着く。


ライズの工房に入るとロブとアッカが机の前に立ち何やら机の上の物を見ている。近づき声をかける。


「何が出たんだ?」


「あ、マリス様、御呼び立てして申し訳ありません。これを見てください」と机の物を指さす。机の上には白い塊が3つ乗っている。なんだと鑑定。名称はプラナと出る。聞いた事が無い物だ。鑑定の詳細を確認すると・・・・これは3つ同じように見えるが同じプラナでも違う特性を持った物だ。それにこれ樹脂だ。PETポリエチレンテレフタレートPPポリエチレン、HDPE(高密度ポリエチレン)の3種だ。だがこれはPET、PP、HDPEに特性が似ているだけのファンタジー素材だ。3つ全部魔力との親和性が高いと出ている。


ロブに話を聞くと文献で読んだ事がある程度の素材で使い方が全く分からないという。この世界の今の文明では使いようが無いだろう。火に入れると燃えちゃうしな。


プラナPETの塊を持ち脳内で形を詳細に思い描き、錬金術で整形していく形は試験管のような細長い形状で口の所にねじ山加工がされている。


それを宙空に魔力で固定。火魔法で熱していき柔らかくなって縮み始めたところで魔力で先が平たくなった棒を作成して一気に口の上から通して突き、風魔法で膨らませるが、その時にその周りにボトルの形状を魔力で再現。そこに風魔法で膨らんだ樹脂の側面が当たりボトルの形状になる。水魔法で急激に冷やして完成だ。一気に膨らんで伸ばされ急激に冷やされたプラナPET樹脂は透明で薄いボトル形状となった。口部は白いままだ。ボトルを手で確認しても偏肉のような樹脂の偏りは無い。


次にプラナHDPEの塊を持ち脳内で形状を描く。先ほど作ったボトル口部の形状を記憶から呼び出して大きさ形状を決定して行く。


必要な分だけ分離させて魔力で包み火魔法で熱して行く。ドロドロに溶けたところで先ほど脳内で作成した形状を魔力で包み中が空な物を作成。そこにドロドロに溶けたプラナHDPEを高速で流し込んで行き少し圧力を保持して水魔法で急冷して取り出す。キャップの完成だ。


先ほどの作ったボトルの中に適量のジンジャーエールシロップを収納から直接入れて水魔法で適量の水を充填。それを魔力で包み風魔法で炭酸を添加。キャップを閉めて完成だ。


現代の日本に存在したPETボトルのドリンクだ。今回は無魔法と各種属性魔法でストレッチブローと射出成形を再現した。魔導化した実機も作ることは可能だろう。


その製作過程を唖然として見ていたロブたちが正気に戻る。正気に戻った彼らに各樹脂の特性や加工の仕方を教えて今日の所は少しサンプルを持ってライデンに帰る。これも上手く使えばライデンの特産品になるな。ジンジャーエールやハーブ茶とかライムサワーもプラナPETで持ち運べるようにしたら受けるよね。実はファンタジー素材な所も気になる。書庫に情報がないか調べよう。

お読みいただきありがとうございます。


明日からは1日1話に戻ります。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] PPはポリプロピレンですね…
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