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雑談三昧  作者: カトーSOS


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帝王切開の選択〜不謹慎な入口から始まる、まじめな疑問〜

私がAVを見ていて(笑)、ふと考え込んでしまった。

性的な興奮の話ではない。むしろ、その逆だ。


画面の中の女性のお腹に、

お臍の下、はっきりと残る一本の傷が見えた。

帝王切開の跡だ。


その瞬間、頭に浮かんだのは

「この人、本当にこれを選んだのかな?」

という、素朴な疑問だった。


帝王切開が必要な医学的技術であることは、もちろん分かっている。

命を救う手段であり、母子を守るために不可欠な場合がある。

そこを否定するつもりはない。


ただ、それにしては、あまりにも多くないか、と思うのだ。


出産は、ある程度予測がつく。

胎児の大きさも、骨盤のサイズも、今の医療なら事前に分かる。

にもかかわらず、多くの場合、判断は「ギリギリ」で行われる。


陣痛の最中。

判断力が落ちている状態で。

「今すぐ決めないと危険です」と言われて。


それは本当に、

「選択」と呼べるものなのだろうか。


女性は、一生の傷がつくということを、

どこまで具体的に理解しているのだろう。


制度上は説明されているのだと思う。

「傷は残ります」「個人差があります」

そうした言葉は、きっと使われている。


しかし、

水着を選ぶときのこと。

下着を選ぶときのこと。

鏡の前に立ったときのこと。

何年も、何十年も、確実に目に入る場所に残る線。


そこまで含めて、説明はされているのだろうか。


正直に言えば、

女性にとって体の傷というのは、

子どもができるかどうかとは別に、

最重要事項の一つのはずだ。


これは美意識の話ではない。

自己像の話だ。


自分の体をどう認識して生きていくか。

他人の視線をどう受け止めるか。

それは、人生全体に関わる。


にもかかわらず、

出産という文脈に入った瞬間、

その問題は不思議なほど後回しにされる。


命が最優先。

安全が第一。

それは間違っていない。


だが、

正しいことと、十分な説明がなされたかは、同じではない。


帝王切開は、

麻酔をかけ、静かなうちに、切って、出して、縫う。

管理しやすく、時間も読める。

医療側にとって合理的で、手慣れた手段だ。


だからこそ、

無意識のうちに選ばれやすくなっていないか。

そう思ってしまう。


もし本当に、

腹部に一生残る傷の写真を見せられ、

生活への影響を具体的に説明され、

それでもなお選ばれた帝王切開なら、

ここまで引っかかりはしない。


だが現実には、

多くの判断が「その場」で行われる。


私はAVを見ながら(笑)、

そんなことを考えていた。


不謹慎かもしれない。

だが、あまりにも現実的な疑問だと思っている。


あとがき


まず最初に明らかにしておきたい。

私は医学的な知識をほとんど持っていない。

医療の専門家でもなく、現場を知る立場でもない。


また、医師が日々、患者一人ひとりの身体と命を守るために、

極めて高度な判断と責任を背負っていることは理解している。

帝王切開という技術が、数え切れない命を救ってきたことにも、

疑いの余地はない。

その点について、敬意と感謝を持っている。


それを踏まえた上で、

それでもなお、この文章を書こうと思った。


理由は単純だ。

帝王切開という選択の結果として、

自分の体に残った傷跡を見たとき、

「こんなはずではなかった」と心を痛めてしまう女性が、

どこかにいるのではないかと考えたからだ。


それは、帝王切開そのものを否定する感情ではない。

出産を後悔するという意味でもない。

ただ、

説明のタイミングや、説明の仕方によっては、

選択したはずの結果を、

十分に受け止めきれないまま抱えてしまう人がいるのではないか、

という素人なりの心配である。


このエッセイは、

誰かを責めるためのものではない。

医療を批判するためのものでもない。


ただ、

「本当に納得できる選択だったのだろうか」

と、あとから自分自身を責めてしまう人が、

少しでも減ってほしいという思いから、

医学的知識を持たない一個人の疑問として、

文章にしたに過ぎない。


もしこの文章が、

誰かの経験や選択を否定するように受け取られてしまったなら、

それは私の本意ではない。


あくまで、

不謹慎な入口から始まった、

まじめで、未熟な問いであることを、

ここに記しておきたい。

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