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雑談三昧  作者: カトーSOS


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87/92

鳥山明さんが「ただ一人」選んだという事実について



ドラゴンボールという巨大な山脈のふもとには、世界中の同人作家がいた。

誰もがその山に憧れ、模写し、挑み、そして散っていった。

その中で、たった一人だけ──鳥山明さん本人に「任せてもいい」と思わせた人間がいる。


とよたろうさんだ。


これは偶然ではない。

実力だけでもない。

運だけでもない。

“文法を理解した者”だけが辿り着ける場所だ。


鳥山明さんの絵は、線の形ではなく「間」でできている。

コマの抜け、キャラの立ち方、ギャグの呼吸、線の軽さ。

それらは模写では再現できない。

理解しなければ掴めない。


とよたろうさんは、その「間」を掴んだ。

だから選ばれた。


数ある同人誌の中で、

数えきれないほどの“鳥山風”の中で、

ただ一人だけ、鳥山明さんの“空気”を再現できた。


これはもう、後継者指名に近い。


だから私は思う。


鳥山明さんが認めたのなら、

とよたろうさんは「何をやってもいい」。


ドラゴンボールを描いてもいい。

オリジナルを描いてもいい。

ジャンプを離れてもいい。

自分の線で勝負してもいい。


「鳥山明」という巨大な影の中で、

ずっと文法を守り続けてきた人間が、

いつか自分の文法で世界を描く日を見たい。


同人から公式へ。

模倣から独自性へ。

影響から脱皮へ。


その物語は、すでにドラゴンボール級にドラマチックだ。


そして何より──

その過程を知らない読者がまだたくさんいる。


だからこそ、

とよたろうさんの“鳥山明へのハマり方”を漫画にしたら、

絶対に面白い。

みんな読みたい。

創作者は震える。


後継者として認められたという事実は、

「自由にしていい」という許可証でもある。


その自由が、いつか新しい作品を生むことを願っている。

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