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終わりで始まりの物語  作者: まさおさま
17/20

頼れる女神の先輩5

2020年3月28日たま卒業式。


melcafeメルカフェ、りきゅう、カフェポコに帰宅。


その後、よつばの秘密基地に帰宅した。


たま卒業式の特別メニューを頼もうとする。


「???」


何か様子ようすが、おかしい。


なんだか、まだ、用意よういできないらしい。


すでに、オープンから、30分は、過ぎている。


なんだなんだ?


とりあえず、ウーロン茶を頼む。


よつば特製のクッキーを、いただく。




メイド長のわっこさんが、近くにくる。


横にしゃがんで話しかけてきてくれる。


嬉しいかぎり。


「まさおさま、聞いてくださいよ」


なになに、もちろん、聞かせてもらいます。


「たまちゃんが、また、やってくれました」


そう言ってから、詳しく話してくれた。


朝から、連絡を入れてたが、つながらなかった。


先日に起こった、たま生誕祭と、同じ状況。


一昨年おととしから、去年にかけてもあった事。


ようやく、さっき連絡が、とれた。


どうやら、また、寝坊したらしい。


主役が、到着するのは、まだ先。


わっこさんの苦労を思いやる。


「お疲れ様です」


「本当に、もう。


どうしようも出来ませんでした」


オープンから、1時間も経ってない。


すでつかてている。


疲労困憊ひろうこんぱいとは、この事だろう。


お疲れ様です、としか言いようが無い。


連絡も無しで、時間になっても来ない。


連絡してもつながらない。


もしかして何か事故でもあったのか?


そんな事を考えれば、精神的に疲れる。


他者を思いやれるやさしいメイド長。


気苦労きぐろうえない性分しょうぶん


教育する能力は、普通以上にある。


女神の教育指導者であられるメイド長。


現在も、二十名以上の新メイド指導中。


大変だけど、やりがいのある職務。


立派りっぱに育ってくれれば、よろこびも一入ひとしお


たまちゃんに対して、ずいぶん頑張った。


結果に関しては、笑わせてもらう。


おかしくておかしくて笑うしか無い。


あるじとしての立場だから笑える。


一緒に働く仲間としては、笑えない。


たまったもんじゃない。


冗談じゃない。


勘弁かんべんしての気持ち。


何考えてんの、となる。


それにしても、性格のせい?




たまちゃんは、韓国からの留学生。


声優を、こころざしてやってきた。


日本語も、しゃべれる。


だが、理解できなかったようだ。


『和』の精神というモノを。




彼女たまちゃんと、出逢って、色々とお話しした。


日本についてもはなした。


『和』の心について、説明しようとした。


だが、しかし。


「分からん」


と、一蹴いっしゅうされた。


なので、彼女の考えを聞いてみた。


じっくりと、聞かせてもらった。


彼女の根本原理こんぽんげんり思考しこう洞察どうさつした。


彼女にとっては、目に見える物が、全て。


目にえないモノは、無い。


無いモノは、考える必要の無いモノ。


わからなさそうな事は、考えない。


考えるだけ時間のムダ。


よって、彼女は、考えない。


それが、彼女のポリシー。


つまり、生きる上での方針ほうしん


相手の気持ちは、気にしない。


気にしたら疲れるから、気にしない。


周りのことをあまり考えないお姫様。


それでは、思考力が、おとろえてしまう。


使わなければ、退化たいかしてびつく。


いつまでってもえない。


目に見えないモノをることが、出来ない。


ようとしなければ、えない。


それが、目に見えないモノ。


るためには、手に入れれば良い。


思考しこうする事で獲得かくとくできる眼。


第三の眼、心の眼、聖なる眼、邪眼、等。


意識や精神、魂や霊などの気をる眼。




無は、存在する。


その無に、存在するモノ。


それほど、むずかしく無い。


無の存在については、小学校で学習する。


無の概念は、シンプルだ。


理解できる。


理解できないなら野生動物並みの知性。


それで良いのであれば、何も言うまい。


あわれな哺乳人間としてあわれむしかない。




この世には、唯一の無が、存在する。


そこに無数の心が、存在している。




物質は、無数むすう粒子りゅうしが、集まって出来ている。


心は、粒子りゅうし粒子りゅうしの、なかにある。


『中心』として、無に、存在している。


だから身体からだには、無数の心が、ある。


粒子の数より多い心が、身体内にある。


それらは、統合とうごうされて意識いしきとなる。


意識とは、心のはたらき。


それらが、して、心は、平安になる。


心の平安は、なごむこと。


いやしや、おだやかさで笑顔になる『和』。




義務教育で、学んだ事を理解し実践じっせんする者。


理解しようとする者。


理解しようとしない者。


その差は、時間が経てば大きな差になる。


大学を卒業して理解していない者も多い。


世の中に分からない者は、多数たすう存在する。


それが、『人間』と呼ばれる種族。


会社内における、社畜しゃちくとしての存在。


やさしくだまって見守みまもるしかない。




日本の心、『和』の心、おもてなしのこころづかい。


気遣きづかいや思いやりの心。


たまちゃんには、理解できなかった心理。


わっこさんやんなから受けた愛情。


どれほど優しくされ甘やかされていたのか。


韓国に帰れば、気付くだろうか?


是非とも、気付いてもらいたい。


せっかくの経験をかしてもらいたい。


わっこさんの努力を無駄むだにしないために。




本日の主役が、登場するのは、まだ先。


16時より少しまえくらいらしい。


お屋敷は、美味しそうな香りでちていた。


良いにおいが、キッチンの奥からする。


あまねちゃんが、明日の仕込みをしている。


それが、良い匂いのみなもと


明日の、お楽しみ特別メニューの匂い。


そして、ついに、明日は、あまね卒業式。








『頼れる女神の先輩6』に続く!








〜参考データ〜

28日お給仕者


たま(16-) ←遅刻した本日の主役!

わっこ

める(-22)

みれい(17-)

カレン(16-22)

モモ(-22)

ときわ

ひまり

すばる

かのぱ




この日、Sweet Teaseでは、みなと卒業式。















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