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31 救急救命


「春野さん、聞こえる? 今からうちに連れて行くよ、いい?」

 コク、と春野さんの首が小さく縦に動く


「あ、あの!」

「?」

「モニカと言います、こちらはジル、トリシャ、テトラ、私たちはシズクの同僚です! お願いします! 私たちも連れて行ってください!」


「……モニカさん、獣人は嫌い?」

「え?」

「うちには獣人やエルフ、ドワーフがいるんだ。みんな俺の大事な仲間なんだ。そいつらと仲良くできるならいいよ」

「仲良くします! お願いします!」


 さて、しかし5人もどうやって運ぼう、、

ん? スコップが背中から離れて、モニカたちの横に浮かび、、ショベル部分を2畳ぐらいに広げた。おいおい、お前、いいのか?

 頷くように縦に小さく動くスコップ、


「はあ、お前、女の子に甘いやつだったんだな、、モニカさん、乗れってさ」

「え?」


 春野さんを、そっと抱き上げ、スコップのショベルの上に乗せる。

「早く乗って、乗らないと置いてくよ」


「は、はい!」「テトラつかまってろ」「うん、」「おじゃましまーす」

 横たわる春野さんを囲むようにスコップに乗り込むメイドさん達、風などにあおられないよう、ショベルを覆うように安全帽のスキルをかけておく


「じゃあ、しっかり捕まってな!」

 左手でハンドル部分を、右手でショベル寄りの柄を持って空中を駆け上がる!


「「「ひゃあぁぁぁ!」」」

 俺の右隣で悲鳴をあげるメイドさんたち。

 だがすぐに慣れて景色を楽しむようになった。


「わぁ、、夕日、」「きれー」

「あ、あれエオリアじゃない?」

「いーーっ! だ、エオリアなんて大っ嫌い!」

「奇遇だな、俺もあの国は嫌いだよ、ほらもうすぐうちだ」


「え、ええええー!」

「あの白い大きなお城ですか?! エオリアからも見えていた!」

「す、すごい、、」




「帰ったぞ、みんな変わりはないかい?」

「タロウ様、おかえりなさいませ、皆には異常ありません」「お帰りなさいませ、陛下」「殿、ご無事で何より」「おかえりにゃん」

 城内に着地すると、すぐに長たちが出迎えてくれた。


「グリューン、『瀕死』について知っているか?」

「はい、ほとんど『死』と同義でございます。まさかその方が! おいたわしや、、」

「直す方法はないのか?」

「かつて我が祖父、大魔導士グリュンワイズ様は瀕死も死も等しく治される魔法『リサスティション』を行使しておりました。死と申しましても1日以内という制限はございましたが、、、今は使えるものはおりませぬ」


「そうか、わかったありがとうグリューン、

 ミーシャ、付いてきて、春野さんの世話をお願いしたいんだ」

「了解にゃん!」

「私たちもお手伝いさせてください!」

 モニカさん達だ

「ああ、お願いするよ」

 春野さんを両手で抱き上げ、居城の2階にある俺の部屋へと運び込む。ドワーフ達が木で作ってくれた俺のベッドは、マットがわりにラワ草が敷かれ、その上にモヒカンベアの毛皮が敷いてある豪華仕様だ。


「モニカさん、鑑定使えるよね。春野さんのHP見ながら薬を飲ませてあげて」

「は、はい、わかりました」



 さて、俺はムシロの上にあぐらをかいて座りヘソの前で手を組んで目を瞑り集中する。そして春野さんを助けるためのスキル作成に取り掛かる。まずは自分鑑定、


タロウ タナカ

レベル103

職業:ガテン系

HP:22320/22320

MP:3508/5984

攻撃:SS

防御:SS

魔力:A

素早さ:SSS

ユニーク武器:スコップ(熟練度S)

スキル:鑑定A 弓術G 土魔法S 木魔法B

 ネコA

 安全第一S(安全帽 安全帯 安全靴)

 ハツリC

[  ]

加護:玄武


 毎日汗水垂らして働いたお陰で、レベルは先日100を超えた。

 非常時に備えて一つ残してあった空きスロット、すぐに春野さんを助けるためのスキル作成に取り掛かる。


[スキルスロット、職業固有のスキルを取得し登録することが出来る スキルを取得しますか? はい/いいえ]


[はい]


[選択できるスキルが有りません。スキルを作りますか? はい/いいえ]


[はい]


[あなたの職業にあったスキルを作成します。スキル名とスキルを思い浮かべてください]


『救命』


[スキル名、『救命』を登録しました。次に機能を思い浮かべてください]


 よし、行けた! 現場監督のFさんの方針で、うちの現場はバイトにも救急救命の講習とか受けさせられていたからな、その影響ならマジでFさんサマサマだ。

 イメージは、、講習で使い方を習った赤いバッグに入っているアレだ。

 2枚のパッドを右胸と左脇に貼ってスイッチをいれる、、そして発動、心臓が再び動き出し回復するイメージ、、、



[スキル、『救命』の機能を登録しました、登録が完了しました]


[スキル:救命 消費MP50 瀕死、死亡(1日以内)状態を回復する、ただし臓器や頭部に重大な欠損などがない場合に限る

 発動方法:対象の両胸の素肌に両手のひらを密着させて発動させる]


 発動方法が、対象の両胸の素肌に両手のひらを密着させて、、、


 ……おい! 出てこいスキルメイカー! 



お読みいただきありがとうございます。

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よろしければこちらもどぞ  すっぴん召喚のヤマナさん
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