第四部までの登場人物 その一
これまでの人物紹介より記述を簡潔にしています。必要に応じ以前の紹介もご参照ください。
また、第四部で初登場のキャラについては「初出」を付してあります。
<主人公>
アンリ・ド・リヴィエール 十五歳 男
「英雄」の宿命と「中途半端」」の特性併せもつ転生者。行動原理は「自分と周囲の人間がよければよし」。現在王立学舎八回生でもうすぐ卒業。長姉コンプレックス。
卒業後を見据えて情報収集や仲間集めに力を注いでいるが、その行動がトラブルを引き寄せ、なかなか成果が上がらなかった。だが最終学年になって急に(ご都合主義的に、ともいう)出会いが増えている。
誰にたいしてもそこそこいいヤツ、を演じるが、一歩引いた接し方が時に女の子を引き寄せてしまうことも……。その中でベアトリーチェとの結婚を決意したが、まだまだ嫁候補が何人も……。
闘いは才能というよりセンスと経験に頼るタイプで、死なないための戦い方、人をうまく使った戦い方に特化しつつある。冒険者ランクはC。
<ド・リヴィエール家およびゆかりの人>
マリエール・ド・リヴィエール 三十八歳 女
アンリの母親でド・リヴィエール伯爵第二夫人。天真爛漫な性格だが、信じると決めた相手はとことん信じ通す。アンリを含めた一女一男の母。相変わらず末っ子にはダダ甘。
ロベール・ド・リヴィエール 四十六歳 男
アンリの父親。ドルニエ王国伯爵で、王国の武の重鎮のひとり。アンリに自分のために、自分のやりたいことをして生きてほしいと願っているナイスな父。大物侯爵の娘とアンリの結婚話に多少動揺している。
シャルロット・ド・リヴィエール 四十歳 女
ド・リヴィエール伯爵第一夫人。ふわふわっとした性格だが締めるところは締めるらしい。一女二男の母。マリエールとも仲が良く、イネスとアンリも自分の三人の子供と同様にかわいがっている。
カトリーヌ・ド・リヴィエール 二十四歳 女
アンリの長姉。母はシャルロット。ウォルシュ男爵(ウォルシュ侯爵の長男)の第一夫人。母親似の癒やし系美女だが、フワッとした表面に、父親の武闘派的側面を隠しているという噂あり。
アンリにとって元祖パーフェクトガールで長く理想の女性だった。
フェリペ・ド・リヴィエール 二十二歳 男
アンリの長兄。母はシャルロット。現在近衛騎士団親衛隊所属。学舎時代から文武両道イケメンのパーフェクト兄。カルターナの伯爵家の屋敷におり、同じ「カトリーヌ姉様コンプレックス」のよしみもあり、家族としてのアンリのいちばんの相談相手になっている。ただし、アンリとベアトリーチェの結婚で密かに焦りは感じている。にもかかわらず、姉コンプレックスからは脱するに至っていない。
イネス・ド・リヴィエール 二十一歳 女
アンリの次姉。母はマリエールで完全に血を分けた姉弟。卒業後、伯爵領の騎士団に入隊したが、アウグスト殿下(下記人物紹介参照)の求婚を受け入れ、めでたく結婚、ギエルダニア第三皇子夫人となる。ただし相変わらず脳筋の武闘派。
ジョルジュ・ド・リヴィエール 十九歳 男
アンリの次兄で母はシャルロット。武の面では控えめだが魔法研究において優れた才能を発揮、王宮魔法局に採用される。だが、出入りの魔法具商の娘と恋に落ち、婿入りが決まっている。ひそかに兄弟いちの常識人で、常識的なセンスで弟を思いやる優しい次兄。
タニア オーバー三百 魔族(魔人) 女
マリエール付きのメイド。タニアは仮の名で、本名はノスフィリアリ。以前、マリエールに返しきれないほどの恩を受け、マリエールが生きている間は彼女を支え続けることを決意。それ以前は高位魔族にふさわしい多少ヤバ目の実績を残していた。冒険者としても、「死神」の二つ名を持つ。 アンリの宿命と特性を知るもので、アンリの武、知及び魔の師匠。
ジョフレ 六十三歳 男
ド・リヴィエール伯爵家王都屋敷の筆頭執事。仕事は完璧だが、言動がいちいち芝居がかっているのが玉にキズ。だが、おりにふれてアンリに斬新な視点とものの考え方をみせてくれる。
アウグスト・ギエルダニア 二十歳 男
ギエルダニア第三皇子。武と知にバランスのとれた好男子。満願成就してついにイネスと婚姻を結んだ。依然として「全権大使」というポストにとどまってカルターナに居すわっている。第二皇子ユルゲンからの取り込み工作は現時点ではあまり奏功していない模様。
<アンリの仲間となっている人たち>
シルドラ オーバー二百 魔族(魔人) 女
タニアの押しかけ眷属。万能だがとくに斥候・暗殺職に優れた才能を持つ。冒険者としても有名だが、それは実績だけではなく、頭に血が上るとあたりかまわず魔法を乱発する危ない存在として知られている部分もある。冒険者ランクはB。姉テルマの独りよがりな妹への愛に日々ストレスをためている。
リュミエラ 二十五歳 女
もとアンドレッティ公爵家長女。元祖のそのまた元祖ザ・パーフェクト。金髪ストレートの正当派美貌と完成されたプロポーションを持つ。学舎時代はカトリーヌのあこがれの先輩。母殺しの主犯である実の父親と母方の祖父及び叔母(ただし年下)に対する復讐をアンリの力を借りて果たし、生涯の絶対の忠誠を誓う。冒険者ランクはB。アンリの筆おろしの相手であり夜のパートナーその一。
アンリの副官的存在で情報収集に才能を見せつつある。リュミエラ・ノートにはどれだけの人々のどれだけの秘密が記されているか、誰も知らない。また、修練により魔力の細かい操作に熟達し、性魔術的な運用も可能。
ビットーリオ 三十歳 男
ギエルダニアの冒険者だったが、アンリを独特の観点から気に入り、押しかけの仲間としてついてきた。もと一流の騎士だがマゾ。シルドラをして「フェリペでも勝ちきるのは難しい」と言わせるほどだが、変態。冒険者ランクはB。年かさの人間として、いい感じの潤滑油となること多し。
ヨーゼフ 三十五歳 男
交流行事の際の学生の遠征への襲撃を組織したもとラグシャン女王国諜報部員。押しかけでアンリたちに同行してきた。現在冒険者ランクC。情報収集、工作のスタッフとしてなかなかうまく機能しているが影は薄い。
ローザ 二十九歳 女
ヨーゼフとともに襲撃を組織したもとラグシャン女王国女王近衛。ヨーゼフとともにアンリたちに同行。現在冒険者ランクC。ユーティリティープレイヤーとして機能している。「騎士にむいてないのに近衛に入った」けっこうな実力者だが影は薄い。
ローラ 十六歳 女
もとローリエ・シャバネル(男)。シャバネル伯爵の長男(三女)。騎士養成学校在学中アンリと出会い、アンリの初めての歴史介入に巻きこまれて英雄にされた。
文武両面に秀で、ギエルダニア騎士養成学校を二度飛び級して卒業し、近衛に入団したが、一年で病気(仮病)のため退団。女冒険者としてアンリのもとを訪れ、押しかけの仲間となった。最高級クラスのボクッ娘で、現在アンリの夜のパートナーその二。
エマニュエル 十五歳 男
アンリの学舎の同期で、カルターナの大商店の次男。
実は壊れた輪廻の環の犠牲者。エマニュエルとして十一回、他の人間として十一回の人生を生きている。その環を断ち切るために歴史をこれまでと違った形で動かそうとしていたが、アンリが「観察者」との接触に協力することを条件に仲間に引き込んだ。マイヤのおかげで輪廻を断ち切るメドが立ち、アンリへの協力を「しょうがないか」程度に受け入れている。
テルマ オーバー三百 魔族 女(魔人)
シルドラの姉。タニア(ノスフィリアリ)の同世代で、魔法については彼女と世代最強を争う。物理の力はシルドラ基準では魔法ほどではないらしい。師匠の敵であるゴルドノフ(魔族)を殺すきっかけを作ったアンリに好感情を抱いており、客分としての滞在は当面続く見込み。
ニケ 六十四歳 魔族(聖猫族) 女
伯爵領の森に居すわっていた大猫。人型になると猫耳少女になる。森でアンリたちと遭遇し、食事の世話とひきかえに、アンリたちに同行することを喜んで承知した。戦闘のさいは、人型では素手で殴り倒すパワーファイター。
戦いを本能的な運動への欲求や腹ごなしとして捉えているところがあり、いまひとつ計算はしにくいが、きわめて高い戦闘力を持つ。
お読みいただいた方へ。心からの感謝を!




