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〜リーゼロッテさんはひきこもりたい! Reboot(異世界で優雅なスローライフを目指すのです!)〜  作者: 柚亜紫翼
4章 にほんへようこそ!(Side-15)

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4-11 - おいなりさーん! -

4-11 - おいなりさーん! -



「$&##@@!、*+`@@#><・$$%%&#”$$!(遊園地楽しかったぁ!、みんなと仲良くなれたし乗り物にも乗れたの、あぁ、帰るのがつらい!)」


「・・・ってリィンちゃんが言っているのです」


「私達も楽しかったよ!、リィンちゃんとはお友達だからまた遊園地で遊ぼうね!、次からは報酬要らないから!」


私達は遊園地の絶叫マシンを一通り堪能した後、レストランで夕食を食べています・・・リィンちゃんは子供みたいにはしゃいで大変だったのです!。


「じゃぁそろそろ帰るか、あ、そうだ、今度バンドのリハーサルやる為にスタジオ借りるでしょ、そこにリィンちゃんを呼んで演奏見てもらうってのはどうかな」


クリームソーダを飲んでいた十真斗さんが提案しました、近いうちにスタジオでバンドの練習をする予定なのです。


「あ、それいいね、せっかくだし見てもらおうか、異世界人の率直な感想も聞きたいし向こうの世界でも曲が通用するのか知りたいね」


敬雄(よしお)くんが提案してみんなも賛成します、リィンちゃんに聞いてみると・・・。


「#!&$*@&!+*`#&!(わー、見たい!、みんなの演奏!)」


「リィンちゃんが見たいって言ってるの」


「わーい!、あー楽しみだなぁ」


苺ちゃんもノリノリなのです。


「でもロックを聞いたこと無い人に・・・いきなりスラッシュメタルやデスメタルはハードル高いと思うの」


私の意見に皆が顔を見合わせます。


「それなら古い曲のカバーするっていうのは?・・・ジューダス・プリーストあたりならいけるでしょ」


「僕そんな高い声出ないよ・・・」


龍之介が無理だと主張します、あのバンドの超高音パートは人間を卒業しないと無理なのです。


「そこはデスボイスで誤魔化せばいいんじゃない?」


「いやそれは無理があるし・・・」


「・・・うーん、私、ちょっとなら歌えるよ・・・」


「え?」


私の呟きに皆が反応しました、そういえば言ってなかったかも?。


「あ、お姉ちゃん歌えるよね、前に相川七瀬やレベッカの曲を動画にあわせて歌ってるの見たし」


「いいじゃん!男女ツインボーカル!、かっこいい!」


「じゃぁ当日ちょっと合わせてみる?・・・低いとこは龍之介、高音は私が・・・って感じで」


「「「賛成っ!」」」






・・・


そんな事を話しながら遊園地を後にしてお家へ、その後は夜遅いのでリィンちゃんと一緒にお風呂へ入り今は私のお部屋のお布団の中でお話をしてるのです。


「リゼちゃん今日はありがとう、私の為に遊園地・・・すっごく楽しかったよ、もう一生の思い出!」


「大袈裟だよリィンちゃん、日本へはまた連れて来てあげるしあの調子だったらみんなとまた一緒にどこかに遊びに行けそうだよ、但し陛下に許可を貰ったらだけどね」


「その許可が難しいんだよー・・・でも私、ずっと王城に居る訳でもないし結婚してどこかに嫁いだらもう行けないもん」


「え、リィンちゃん結婚する予定あるの?」


「そりゃぁあるよ、王族の義務だよ、王家の繁栄のための政略結婚と子作り・・・国民の税金で何不自由ない贅沢な暮らしをさせてもらってるんだから最低限の義務くらいははちゃんと・・・ね」


「リィンちゃんが珍しく真面目なこと言ってるのです!」


「珍しくって何よー、そんなこと言うリゼちゃんは・・・こうだぞー」


「あはは!、やめてリィンちゃん、くすぐったいよー」


「・・・まぁ私ってポンコツだから国外にバレないように周辺国からの求婚は断ってるの、国内の高位貴族の中から良さそうな人をお父様が探してるみたいだけど」


「そんな都合のいい人居たっけ・・・私は他の貴族に興味無いから知らないけど」


「でも正直な話、コナンザくんが相手ならリゼちゃんの義妹になれるなぁ・・・って何度か思った事もあるの、でもそれだとコナンザくんに失礼だし彼って婚約者居るよね・・・だからリゼちゃんの義妹になれないのなら誰でもいいかなぁ」


「誰でもいいならピッカール様は?」


「ダメだよ!、私あいつ大嫌い!」


即答で却下されたのです、最近また絡まれたのかな?。


「・・・私としてはリィンちゃんには幸せになってほしいんだけどなー」


「ま、すぐに結婚する訳じゃないから、それまでは日本で遊ぶつもりだけどねー」


・・・


・・・






翌日は疲れてたので少しお寝坊したけれどリィンちゃんもすっかり馴染んだ我が家の朝の食卓、私は芋ジャージ、リィンちゃんは目に痛いピンクジャージで目玉焼きとご飯を食べてお味噌汁を飲んでいます。


「#!+:%)$@<+!!」


「すごく美味しいって言ってるのです!」


「そうか!、いっぱい食べな!」


私が通訳してお母さんが予備の目玉焼きを出してくれます、2人とも今日は寝坊したので龍之介とお父さんは先に食べ終えてお仕事に行く準備をしています。


「#”&&#>ω<@@!(このスープも美味しいの!)」


「向こうに似たものがあるけど同じのは無いなぁ、リィンちゃんがお味噌汁気に入ったならインスタントを買って向こうに持って帰ろうか・・・でもお城の執事長さんが毒を気にしてるしリィンちゃんに何かあったら私、死刑だし」


「死刑?、向こうの王国やばくない?」


「そう、やばいの!、もし何かあって私が処刑されそうになったらリィンちゃんが止めてくれるみたいだけど・・・」


会社に行こうとしてた龍之介が死刑という言葉に反応しました。



「#’&””#*+!`@>#!!」


龍之介が出かけた後、リィンちゃんがテレビを指差して何か叫んでいます、私がテレビの方を見ると・・・。


「あ、伏見稲荷?」


テレビには京都の赤い鳥居が沢山ある神社が映し出されていました、これってリィンちゃんが好きそうな雰囲気・・・。


「あれ何!、行ってみたい!」


「お稲荷さんだよ、オイナリサン!、日本の神様がいるの、リィンちゃんのところの神殿みたいな感じ」


「オイナリサーン!、オイナリサーン!」


「うんそうだね、そのうち行こうね」


どうやらリィンちゃんの心に刺さったみたいです・・・お部屋に帰ってもお稲荷さんお稲荷さんって叫ぶリィンちゃんを宥めながら・・・。


「あ、ここは私、修学旅行で行った事あるのです・・・転移すればすぐに行けるなぁ」


がしっ!


思わずそう呟いた私の肩を掴んだリィンちゃん、見開いた目が怖いのです!。


「ダメだよー、私達だけじゃナンパ男が群がってくるよ・・・それにあそこ山だからすっごい歩くよ、入り口のあたりはまだマシだけどテレビに映ってた辺りは確か結構時間かかったような記憶が・・・」


「でもぉ・・・リゼちゃぁん・・・オイナリサーン・・・」


「仕方ないなぁ、じゃぁ明日龍之介連れてちょっとだけ行って鳥居見てすぐ帰って来ようか・・・」


「わぁーい!、オイナリサーン!、オイナリサーン!」


「あ、しまったぁ!・・・明日も龍之介は仕事だ!」


「オイ・・・ナ・・・リ・・・」


フルフル・・・・


リィンちゃんが震えて泣きそうになっています!。


「夜だったらいけそうかも、でもあそこ夜行くの怖いし・・・そうだ、夜中に行って動画上げてた人居たなぁ・・・」


そう思って動画サイトで夜中の伏見稲荷の様子を見てみると・・・。


「・・・めっちゃ怖いのです!」


これ絶対夜中に行っちゃいけない奴だ・・・でもリィンちゃんは期待に満ちた視線で私を見ているのです。


「ねぇ・・・リィンちゃん、ここ夜すっごく雰囲気あって怖いけど・・・行く?」


こくこくっ!


全力で首を縦に振ってるよ!。


「別の日の・・・向こうに帰る直前とか、日曜日のお昼っていうのはダメかなぁ・・・私、これは怖すぎて・・・」


フルフル・・・


「ぐすっ・・・」


「わぁぁ、リィンちゃん泣かないで!、明日の夜・・・龍之介に頼んで行ってみよう!」


「ぐすっ・・・夜も行きたいけど、お昼も行きたいの・・・」


「・・・分かったよ、明日の夜と龍之介が大丈夫な昼間を選んで行こうね」








・・・


・・・


ホー・・・ホー・・・


がさがさっ・・・


くけぇ!・・・くけぇぇ!・・・


「お、・・・お姉ちゃんこれ怖すぎる!、門のとこには人が居たから安心してたけどここまで来たら全然人いないし」


「う・・・うん・・・私も来た事後悔してる・・・」


次の日の夜、龍之介が帰宅して夜の12時少し前、深夜の伏見稲荷に転移しました・・・予想通り怖過ぎるのです!。


「#$&+*=・>_<$’#!!!」


私と龍之介は怖くて震えてるのにリィンちゃんはとても楽しそうです、怖くないのかな?。



・・・


・・・


「ここは四つ辻の辺りかな?、夜景凄い・・・」


「・・・これは凄いね」


「`#$√@o@/%%&’!!」


殆ど誰も居ない参道を長い間歩き夜景が見えるところまで来ました。


道中は怖かったけど街の夜景が綺麗なのです!、リィンちゃんも喜んでるし来た甲斐があったかも・・・そう思っていると・・・。



『おい・・・そこの童(わっぱ)どもよ・・・』


「ねぇリィンちゃん!、綺麗だね!、鳥居もすごかったし!」


『これ・・・聞こえんのか?・・・そこの変わった魂をしとる小娘ども・・・』


「次は向こうに帰る前の昼間に来ようね!、明るい時もきっとすごく綺麗だよ!」


『・・・無視か・・・なら仕方ないのぅ・・・』


・・・


・・・


・・・こ・・・怖かったのです・・・誰かが私の頭の中に直接話しかけてきたのです!・・・聞こえないフリしてやり過ごしたけどあれ何だったの?。


「リィンちゃん・・・さっき頭の中で声しなかった?」


「うん、したよ、誰だろうねー」


「リィンちゃん怖くないの?・・・」


「全然、私的には騎士団長の方が怖いかな」


「あー、あの人怖いよね・・・」




ペかー


「うわ眩しっ!」


突然目の前が光に包まれて・・・閉じた目を開けると黒髪で巫女装束の女の子が立っていました。


「ぎ・・・」


『ぎ?』


「ぎゃー、出たぁ!」


お化けなのです!、目の前に女の子・・・しかもちょっと透けてるのです!。


この状況なのにリィンちゃんは普通に話し掛けてるし!。


『・・・夜中に騒がしいのぅ、落ち着け小娘、儂(わし)はお前らには何もせんし幽霊でもない、聞いて驚くがいい、儂(わし)は神様じゃ』

読んでいただきありがとうございます!。

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