4-10 - ゆうえんちであそんだよ -
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「あー、楽しかったぁー」
今日宿泊するホテルのロビーで苺ちゃんがご機嫌です。
「いいお天気で良かったね、今日はそんなに混雑してなかったし」
私が借りていた車椅子を預けてきた龍之介が言いました、リィンちゃんも楽しそうに向こうの言葉で叫んでいます・・・。
こんにちは、リーゼロッテ・シェルダン15歳です。
遊園地で遊び倒してパレードやイルミネーションを堪能、レストランでお食事をした後、予約していたホテルにチェックインしました。
女性陣は洋室4人部屋、男性陣は和室、近いからお家に帰れる距離だけど予算は潤沢なのです、みんなで1泊して温泉に入るのです!。
昼間に園内を歩き回った時、みんな私の歩く速度に合わせてくれて・・・気を遣わせるのは悪いと思って早足で歩いたら途中で疲れて歩けなくなってしまったのです。
龍之介がお姫様抱っこしてくれたけど他から見たら銀髪幼女が誘拐されてる風にしか見えないと皆から言われ、林檎さんの提案で車椅子を借りて園内を移動していました。
「理世姉ちゃん大丈夫?、もう足痛いの治った?」
敬雄くんが超爽やかな笑顔でさりげなく気遣ってくれます、これで彼女無しなのだから世の中分からないのです・・・。
「うん、みんな迷惑かけてごめん・・・もう痛くないけど、こんなに歩いたの久しぶりだから膝が笑っちゃって、向こうでも引きこもってるからかなぁ」
「@#$=*”+=^¥$%!!」
リィンちゃんがエレベーターの前で何か叫んでますね、他のお客の迷惑になりそうなのでお部屋に行きましょうか・・・。
・・・
「お部屋ー、ベッドにダイブ!」
ぽすっ!
「+*$$#&&!!」
苺ちゃんが子供みたいな事をしています、それを見たリィンちゃんが真似をしてベッドにダイブ!。
「じゃぁ温泉行こっかー」
苺ちゃんはもう準備してお部屋から出ようとしています。
「・・・あ」
気付いたみたいですね、温泉だと凄く注目を集めるのです、主に私が・・・。
「・・・いいよ、私も久しぶりに温泉入りたいし、知らない人に注目を浴びるよりみんなに気を遣われる方が嫌なのです・・・でも私の傷、かなり気持ち悪いから嫌な気分にさせるかも」
「大丈夫だぞ、私は実習の解剖で内臓も見たし、動物や人を切り刻んだ事もあるから慣れてるぞ」
林檎さんが猟奇的な事を言っています!。
「@$’&#+*`|¥!?(みんなどこ行くの?)」
ベッドに寝転がったリィンちゃんがどこに行くのか聞いています。
「##$#%&&+`@@@*+=!(温泉だよリィンちゃん、露天風呂、お外でお風呂!)」
「$#・・・#&&?、$+@`!(わぁ・・・お外?、やばい!)」
リィンちゃんは遊園地が楽し過ぎてお昼頃から幼児化してるのです、語彙力が残念な感じになってるし・・・。
「おぉー、なかなか・・・」
「私、ここの温泉はお姉ちゃんと入ったことあるんだぁ」
「#”%&、”!*+`@<=!!」
「うんうん、そうだねー」
・・・何故か通訳しなくてもみんなリィンちゃんと会話になっています。
「明日は乗り物系を中心に遊ぼうか」
「うん、リィンちゃんがどうしても乗りたいって言ってたやつがあるの、お船の・・・パイレーツ?」
「おぉ、いきなりアレか、大丈夫?」
「#&&$<><>#:**+#&!」
「大丈夫って言ってるのです、椅子に座って高いところ回るやつにも乗りたいみたい」
どうやら絶叫系の乗り物がリィンちゃんの心に刺さったみたいなのです・・・。
「理世さん、この傷って日本の外科手術でも消せないのかな?」
苺ちゃんが私の背中の傷を見て言いました。
「・・・うん、この腕輪は刃物で刺したり火で焼かれても平気な結界を張ってるの、腕輪を付ける前なら手術できたかもだけど今は注射針も皮膚に刺さらないよ」
「おぉ、異世界の謎技術だ、材質は鉄じゃないな、チタンっぽいが触った感じは・・・なるほど分からん」
すりすり・・・
「お姉ちゃん!どさくさに紛れて理世さんの腕撫で回さないの!」
「おっとすまん、ついうっかり」
「#$%!、&+*@!!」
「リィンちゃん、お風呂で泳いじゃダメなのです!」
・・・
・・・
「わぁ!リィンちゃん浴衣似合ってるー」
温泉を出て浴衣を着たリィンちゃんを見た苺ちゃんが目を輝かせています。
「リィンちゃんは美少女だから何を着ても似合うのです」
「スマホも使いこなしてたよね・・・何してるの?」
「リィンちゃんは原⚪︎にハマっちゃって・・・たぶんこのあとお部屋でデイリー任務やると思う」
「わ!、⚪︎神やってるんだ!、私もやってるよ!、ねぇどこまで行ったの、バイト忙しくて進んでないんだけどコツコツやってるんだぁ、私は今将軍倒してるとこ」
「リィンちゃんは・・・昨日旅館見て感動してたからもうすぐ港に着くんじゃないかな、この前⚪︎ワリン倒せなくて泣いてたけど・・・」
「ねぇフレンド申請したい!」
「#$%%&”@**+、<>””&%#•・・(リィンちゃん、苺ちゃんがね・・・)」
・・・
・・・
苺ちゃんと仲良くなってご機嫌のリィンちゃんが和室も見たいと言ったので私達は男性陣のお部屋にお邪魔しています、そこで腕輪の話になって・・・。
「ほら・・・見ててね」
どす!
「わぁー!、ほんとに大丈夫?」
ホテルに備え付けのボールペンを手の甲に刺した私を見て苺ちゃんが叫びました。
「うん、全然痛くないよ、それに無傷」
「どうなってんだこれ?」
十真斗さんがボールペンを手に持って不思議そうに眺めています。
「ホテルのボールペンじゃアレだね、次はこれで」
プシュッ!
ごとっ・・・
「わー、何それ!、仕込み杖?」
私の杖に魔力を通して鞘を外すと細い刀身が現れます、それを見た苺ちゃんが再び叫びます。
「うん、叔父様が森で狩ってきたドラゴンの骨で作った杖に執事長が仕込んでくれたの」
ちなみにフレイムベアーのお尻の穴に刺したこの剣はシャルロットさんが綺麗に洗って消毒済みです!。
「ドラゴン!、いるの?」
「うん、居るよ」
あまり大きくならない種類のドラゴン・・・ワイバーンっぽいやつはシルベスター叔父様が森でよく狩ってるのです・・・。
「すごい!、ファンタジーの世界だぁ!」
「今度私の周りの騒がしい案件が片付いたら連れてってあげようか?・・・月が2つあるよ、中世風異世界にスチームパンクが混ざった感じかな、機械文明が発達してるから魔導列車も走ってるよ」
「うん!、いく!、やったぁ!、異世界旅行!」
苺ちゃんの後ろで林檎さんが目をキラキラさせています・・・この人まだ誘ってないのに行く気満々なのです!。
「#$%%+*@#$、#$%%(リィンちゃん、ちょっとスマホ返してね)ほら、これが王城で街の雰囲気はこんな感じ、海辺の街は・・・これ」
私は王都やコルトの街で撮り溜めた画像を皆に見せました、綺麗な場所は撮影して残しているのです!。
「写真もあるんだー、すごい!、きれー!、絵本の世界みたい!」
「リィンちゃんは王女様だから王様にも会えるよ、超大国の最高権力者・・・お友達って事にしたら王城も入り放題だし、$%&##@#$&<>#=(リィンちゃんスマホ返すよ、原⚪︎の邪魔してごめんね)」
「・・・王様はいいかな、なんか怖いし」
「失礼な事しない限り大丈夫だと思うけど」
「それでも怖いよ」
「じゃぁ海辺の街に行く?、お料理が美味しいの、向こうでは私お金持ちだから豪遊できるし」
「異世界かぁ、私の友達がそういうの好きでな・・・この前、理世ちゃんが持ってきた動物を大はしゃぎで研究してる、宇宙や超常現象が好き過ぎて国立の宇宙生物科学研究所に就職してるんだ、この前のアレの時も宇宙船だぁ!って夜中に電話してきたぞ」
林檎さんのお友達は私の持って来た動物さんを研究している機関の関係者のようです。
「・・・あれは悪い事したの、宇宙生物だって信じて沢山の人が研究してるのに実は異世界生物だった・・・なんて、アレはやり方がまずかったの、近いうちに説明して宇宙生物じゃないよって謝らないと宇宙の研究が変な方向に行くかも」
「でも大騒ぎになるんじゃない?」
私の杖を手に持って観察していた十真斗さんが話に割り込んできました、確かに大騒ぎになりそうなのです。
「うん、そのうち私が魔法を使って実は私は転生者の異世界人で宇宙船は悪戯でした、ごめんなさいって謝るつもり・・・」
「宇宙研究が違った方向に行くっていうのは考えてなかったよなぁ・・・」
「いきなり公表するよりお姉ちゃんの友達・・・確か川崎さんだっけ?、その人にまず相談するのもありなんじゃないかなぁ」
「私が異世界人だって証明するのは簡単なのです、偉い人を向こうの王都にでも連れて行けば済む筈、トラックに跳ねられても無傷でしたっていうのでもいいかな・・・それにここでも簡単な魔法なら使えるし」
ぱあっ!
私は向こうの人なら誰でも発動できる簡単な光魔法を掌の上に出しました。
「わっ、眩しっ!・・・すっごーい、魔法だぁ、この手の上に浮かんでるのって魔法陣?」
「そうなの、私、正式な国の免許を持ってる魔法使いさんだよ」
「$%&!、+*`<?!」
「あ、リィンちゃん放置してたね、原⚪︎に夢中だったから邪魔したら悪いかなーって思ったの」
「$#%%&&+@@#$#、#+><$%%!、$%&`@”!(リゼちゃん!、私、みんなにお礼が言いたい!、今日すっごい楽しかったから)」
「$#%%、&’*@++(いいよー、通訳するね)」
畳の上に座っていたリィンちゃんが立ち上がり、ゆっくりとお辞儀をします。
「すごい、立ち居振る舞いが綺麗・・・浴衣なのにさすが王女様!」
苺ちゃんが驚いています。
「えと・・・「今日は私のために貴重な時間を割いてくださりありがとうございました、素敵な世界で夢のような楽しい時間を過ごせて感謝しています・・・私とお友達になってもらえると嬉しいです、今度は私の世界にも来てくださいね、歓迎します」・・・ってリィンちゃんが言ってるのです」
「おー」
ぱちぱち
「ほんとにすごいよなー、今日だってリィンちゃん歩いてたらカップルの男がみんな振り返って見てたよ、あれは後で彼女と揉めるだろうなぁ」
リィンちゃんの話を聞いていた敬雄くんが呟きます、そう!、今日のリィンちゃんは周りの注目を集めていたのです!。
「おっと・・・もうこんな時間だ、リィンちゃんの希望で明日は絶叫マシンのフルコースに挑戦しよう!、あ、お姉ちゃんそれ系のやつダメだっけ?・・・」
読んでいただきありがとうございます!。
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