8.朝の悲しみと腐敗の香り
第8話
翌朝の早朝のリビング
天井の小型のシャンデリアは電気で付いているのに、薄暗い
その下で皆はいた
そう皆、徹夜したのだ
あんなことがあったのだから、怖くて寝れやしない
漢でも寝れやしない
そのソファで一人手で顔を覆って泣いていた
「翔…翔…どうして…もう6歳の男の子なのに…将来お医者さんになると言っていたのに…私のせいね…私が目を離したから…」
周りにいた皆は、そっとしておくことしか出来なかった
川子は、キッチンの冷蔵庫にあったアサヒビールとジャックダニエルの瓶とコーラを持って来て、みんなに飲み物を入れた
アサヒビールの缶を昌太、湊が取った
実と春菜は、大きなペットボトルの中のコーラをコップに入れた
実際は、春菜は全て実くんに任せていた
そう春菜は実くんに扱き使っていた
「私のためにやってよね」と春菜は言っていた
ジャックダニエルをグラスに入れた川子
そのグラスを、南と敦子と川子は手に取った
敦子は、ジャックダニエルをチビチビと飲んだ
それでも敦子は泣き止まない
ジャックダニエルの匂いがほんの少しだけ香るが、空気は、非常に重かった
しばらくして、眠った敦子
疲れたようにぐっすり寝ていた
顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた
その間に翔の死因と原因を考えた
昌太は言った
「翔は事故死だと思いました。ですが、おかしな点があります。それは、シャンデリアの鎖でした。湊の証言だと寝る前に壁に鎖がレバーで回されて巻きついており、オマケに南京錠が着いていたと言っていました。そして今、翔の死後に湊が見たには、その近くの壁の床に南京錠が壊されていた状態だった。そして、レバーを引いたらしき跡があるので、レバーを引き、翔を殺害した可能性があります。おそらく、何かしらの声か化けた犯人が誘導させたのだと思う…そして犯人は俺たちの中にいると思ったが、それ以外の犯行の可能性がある」
湊は「どうやら、子供にも容赦がないようだな」と言った
「それより、臭くないですか?」と南が言った
「そうだった。山子葉を運んであげなきゃ」
そして、湊と昌太隣のキッチンへ向かいました
キッチンでは、山子葉の遺体が放置されていた
見た目は、平気だが腐った匂いがした
腐敗らしき匂い
腐ったパンのカビの匂いがした
でも本当に見た目は腐っていなかった
昌太と湊は山子葉の遺体を山子葉の宿泊部屋へ運んだ
数十分後に戻ってきた
湊と昌太だった
当たりは明るいのに薄暗く、寒気がする空間だった
次回第9話




