12.忘れていた招待状
第12話
「そういえば…俺たちは、なんで呼ばれたんだっけ?」と昌太は、言った
「言われてみればそうね…確か、支配人の名前は新名図 結愛…私たちを美しい邸宅へ招待するって…もし彼女が外部犯だったりしたら?私たちの中ではなくて…」
「いや…もしかしたら、性別を偽っているかもしれない」と昌太
「つまり、この中に犯人がいるか…どこかに潜んでいるかの2択ということか?」と湊は冷や汗をかきながら言った
目はぱっちりしていた
「そうなるね」と昌太は、明るいのか暗いのか分からない口調で言った
「私は孤児院に手紙が来たわ。ゴミみたいな孤児院にね。「春菜様。我が邸宅へ招待致します。他の方と一緒に待ち合わせをし、来てください。ほかの電話番号はこちらです。080-3322-7141」って書いてあったわ」と春菜が言った
それは、いつもの性格の悪い嫌味なのかでさえ分からない口調で言った
「俺の電話番号ではないか!」と湊は言った
川子「私もそんな風に来たわ!…電話番号は、別だったけど…」
「それは、翔のよ…きっと…そういえば、あなたが勝手電話してきたのよ!…赤の他人なのに…なぜ知っているのだろうと…つまり犯人は皆の電話番号を知っているわ」と敦子が言った
「それぞれ電話番号はバラバラだが、皆は同じ形式の手紙だったって言うことか…」と昌太は言った
皆、共感していた
頷きさえした
そんな風に、手紙が皆に届いていたことは事実だったからでした
「じゃあ…死んだ山子葉も、翔も、南も、実も、同じように手紙が届いていたということだよな?」と質問気味に言った
「おそらくだと思います…翔の手紙が来ていたわ」と敦子は言った
相変わらず空気は重く寒い
そして、皆、死んだ者達の部屋に行ってみたが、やはり手紙が発見された
敦子と死んでしまった翔の部屋には、翔への手紙も発見された
「つまり、湊の説を借りると、犯人は最初から、俺たちをここに呼び寄せて殺すことは計画されていたんだな」と昌太は、呟いた
次回第13話




