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攻略!大ダンジョン時代─俺だけスキルがやたらポエミーなんだけど─  作者: てんたくろー
年末編

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ぶっちゃけ散々匂わせしてきた救世主サイドにも問題はある

 無事にインターフェイサーへの協力を取り付けられたらしい、おかし三人娘の真実に対する意外な反応。

 いや、というかガムちゃんだな。チョコさんは割とまっとうに驚いたって話だし、この際すべてを聞かされて最初の反応がシャイニングパイセンプロンプトへのダル絡みしちゃる! な覇王忍者さんがいろいろおかしいのだ。


 夕食もしっかり美味しくいただいて、なんなら母ちゃんの代わりに後片付けも子供達みんなでしちゃったりして……そうしてひとしきり落ち着いた頃合いに、俺とリーベもシャーリヒッタは俺の部屋にて集まり話をしていた。

 アイを膝に抱きかかえて、椅子に座る。その近くで俺のベッドに並んで腰掛けるリーベとシャーリヒッタはやはり、どこか楽しそうに笑って日中の三人娘とのやりとりを語っていった。


「アメは元より知ってたから、むしろオレ達の説明に人間視点からの補足とかしてくれて助かったんだぜ!」

「ですねー。そのおかげで手早く理解いただけましたー。チョコちゃんも最初はちんぷんかんぷんって感じでしたけどー、仔細を理解するにつれて顔が引きつって戸惑い始めてましたしねー」

「さすがに普通はそうなるよなあ。質の悪いジョーク扱いか、でなけりゃ知らないほうがいいかもな真実か、だ」

「きゅうきゅきゅきゅ〜」


 俺の膝で丸まって鳴き声をあげるアイの、背中を優しく撫で擦りながら応える。うん、チョコさんはやっぱり想定していたなかで非常にスタンダードというか、確率が高い反応を示してくれていたみたいだ。

 普通に考えて冗談か厨二の妄想か、あるいは救世の光に被れたやべー思想かのどれかを考えちゃうもんな。山形家が揃って宗教のお家みたいに思われるのもどうかなって感じではあったので、そうではなかったのは一安心だよ。


 一方でガムちゃんはやはり、平然としていたと言うか冷静に受け入れていたらしい。

 そのうえで次会ったら俺にダル絡みするとさえ言ってのけたのだ。大物だと思うけど、その真意はどこにあるのやらって感じだね。


「ガムちゃんは冷静でしたねー。たぶんですけどアレ、薄々公平さん含め私達が何か違うモノだって気付いてたと思いますよー」

「ん……それはまあ、匂わせじゃないけどいろいろおかしな点はあったろうしなあ。始原なんかは筆頭だろ、そもそもなんで俺がそんなこと知ってるのかって話だし」

「話を聞いて、アイツもだいぶ得心がいった様子でしたねェ。たぶんこれまでの父様やオレ達の言動にそれなりの辻褄合わせができちまったんで、それならそれでと素直に受け入れたのかもしれません」

「それにしたってすごいキャパシティというか、荒唐無稽だろうに受け入れてくれるんだなあ……」

「きゅうきゅう〜」


 ガムちゃんの様子を聞きながら、アイを撫でる手を止めず考える。たしかにここに至るまで、真実を告げることはなかったにせよいろいろ不可解な言動はしてきた自覚はさすがにある。

 なって半年かそこらの新米探査者なのは俺だって同じ、なのに知識面や実力面であからさまにおかしなところオンパレードだもんな。


 そのへん、ネットなんかではあれこれ妄想を変な方向に解釈する方だっていなくはない。

 ましてや直接的にアドバイスするなかで、始原概念だの忍術だのレアな部分にも口出ししたおかし三人娘ならなおのこと違和感は募ったろう。

 それが今回聞いた真実で、概ねの辻褄合わせができたってこともあり、素直に受け止めたところはあるのかもしれないね。


「おかし三人娘とは当初の予定どおりの契約を結べる運びになったんだぜ! インターフェイサーの運営費用の一部をアイツらの探査報酬から賄い、代わりにこちらもアイツらにシステム領域側としての情報提供や指導を行う」

「書類面での契約云々については今後、ソフィアなりヴァールを介して行いますー。システム側で一番そのあたりに詳しくてかつ、社会的拘束力を持たせられるのはあの子でしょうからー」

「なるほど。天下のWSO統括理事立ち会いのもとでの契約ともなれば、それが表沙汰になることはないにしても書類としては力を持つよな……」

「きゅ!」


 おかし三人娘のリアクションはともかく、インターフェイサー入りに関する契約もこれまたゴージャスというか……ソフィアさんあるいはヴァールの仲介の下で行うようなので、それなりに社会的にも効力を持つ形にはなりそうだね。

 まあ、インターフェイサーが表舞台に出るなんてことはまず考えられないので、これはいわゆる転ばぬ先の杖ってやつかもだけど……どうあれシステム側で一番現代社会に詳しい彼女達に立ち会ってもらうのは良いことだろう。


 そして、その契約をもって彼女達は晴れてインターフェイサーとの協力体制に入るのだ。

 彼女らの探査活動で得た報酬からいくらか、こちらの運営資金に充ててもらう。


 引き換えにこちらからは彼女らの探査に付き合うとか、特訓や修行に参加するとか。はたまた、彼女達にとって得になるだろうスキルを、未だ世に出回っていない習得条件なども含めてレクチャーするのだ。

 お互いにWin-Winな関係を構築できるよう、こちらも細心の注意と配慮をもってことにあたらないとね。 

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― 新着の感想 ―
インターフェイサーの資金源位救世主君の四次元ポ〇ットに溜め込んでいる確定ドロップ品放出したら何とかなりそうと思った。
 今更だけどファンボックスなんてあるんだな、時代に追いつけん。そしてみて見たけどクレカとか要るのかあの辺の機械がよく分からなくて常に現金払いなロートルには難しいんだけど・・・クレカつきキャッシュカード…
もうおかし三人娘の前ではソフィアさんの真似をしなくてもよくなったと言えるヴァール。そして三姉妹の末っ子と思われてしまうという……
2026/08/31 22:18 こ◯平でーす
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