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Depths9~休息と過去と-survivor’s-~

謎の機兵に襲撃された3人、軍の飛行艦船に回収され、治療を受ける。

艦船内で忠司に語られるユウ・ベルモント・宮野の過去。

そして集い、一時の平和を与えられる生還者達。

生還者達に与えられた一時の休息と、一人の男の過去の話。

 「ここ・・・は・・・?痛っ・・・」



忠司は目を開く、電球の光が目を刺す。

今寝ているのはベッド、どこだろうか?

無事、戦線離脱は出来たようだ。

ここで倒れている事までを思い出す。


謎の機兵によって長銃型武装からレーザーを撃たれた、ここまでは覚えている。

だが、その後だ。一瞬にして群雲全ての部位がオーバーヒートし、機能しなくなった。

陽炎、そう、コックピット内は陽炎で揺らめき、歪んでいた。

脱出手段も無く、仲間の安否も問えず、ただただ陽炎に遮られる狭い「棺桶」での死を待っていた。

・・・ここまでは覚えているようだ。



「目が覚めたか?」

「・・・ユウ・・・少佐・・・」

「・・・俺の顔が分かるならば問題はなさそうだ。」



いつもなら半分笑った表情で言っていそうなセリフだ。

しかしユウは、真面目な顔でそう答える。



「そうだ!?少佐!ニールさんは!?リアは!?黒い機兵はどうなっ・・・」

「・・・少し落ち着け、貴様が慌てるのもムリはない。・・・何せ、死ぬか生きるか、その境目だったんだ。」

「・・・」

「まず説明をする。今俺達が居るのは中型飛行急襲艦「一角鯨(モノケロス)」。貴様等前線兵士の投下、回収用に作った訳だ。」



周囲を見渡す。

空を飛んでいる、などという事は信じられない。

そのぐらい揺れも無く、轟音も無く、安定している。



「ここはその医務室だ。」

「・・・回収してくれたんですね、ありがとうございます。」

「・・・礼を言うならお前達を回収するように頼み、この艦を発艦させたシャイナ准将に言ってくれ。」

「・・・はぁ・・・それで、二人は?」

「それもシャイナ准将に頼め、じきに来る。」



何もかも准将任せのユウに対し、溜息を吐く。

溜息を吐くだけでも腕に痛みが走る。



「そして群雲の状況だが、かなりのダメージだ。一体何を受けた・・・と、聞きたいが、傷を癒してからゆっくりと聞く。」



ユウは外へと出て行く。

その入れ替わりで、シャイナが入り、椅子へと座る。



「任務ご苦労様。・・・大丈夫?」

「・・・体中が痛いです。」

「そりゃそうよね・・・数本骨がやられかけてた、ってユウが言っていたもの。」



本当ならば相当な状況だ。

・・・しかし、動けないことを考えると、本当なのかもしれない。



「・・・二人は?」

「貴方と同じ状況よ。無事、とは言えないけれど。」

「・・・」

「特にヴェルニール中将の容態が、ね・・・」

「ニールさんが・・・?」

「何があったのか、今説明できる?」

「・・・どこまでが現実か、自分でも整理出来ないんですけれど・・・」



あの戦いの中であった事を全て話す。

「影」と呼ばれた存在。

「シュヴァルツに似た謎の機兵」。

どの国も「作る事が出来なかったレーザー兵器」の爆発。

そして今の状況。



「・・・レーザー兵器?」

「ええ、確かに見ました。」

「・・・試験製作しているのは今、日本と米国くらいだから米国・・・?」

「そんな訳が無い、准将も知っているはずだ。」



ドアを開け、ユウがメガネを上下に動かす。

腕には書類を抱えている。



「・・・忠司一等兵、リア少尉、二人の話を聞き、もう一度機兵を確認した。」



腕に抱えられた書類の一枚を見せる。

そこには写真と説明。「群雲の溶けた装甲」、「デュラハンの焼ききられた肩部装甲」、「機兵とは分かるが原型を失っているシュヴァルツ」。

そして「石炭の塊」と化した廃墟。



「・・・敵味方問わず殺戮を行う者、そんな奴を生かしておくとでも思いますか准将?」

「・・・そうね、それに平和とは程遠いやり口。明らかに米国の連合とも違うわ。」

「仮にこの兵器は作れたとしても、リスクが高すぎる。ここまでの破壊力だ、自機の装甲もドロドロに溶けるはず。」

「・・・あの、ユウ少佐。」

「何だ、忠司一等兵。」



ただ一つ、思い出す。

あの機兵が砲口を向ける前に行った行動。



「・・・その機兵がまず、撃つ前に不可解な行動を行った事を思い出しました。」

「言ってみろ。」

「・・・両腕、両足に装備していたEEnによる振動で相手を斬る近接武装を地面へと落とし、そこから煙を・・・」

「・・・煙?排熱機構か!?・・・いや、待て、仮に排熱だとしても、あのレベルの爆風を耐える装甲など・・・」

「私の推測だけど、もしも、もしもよ?「もしも発射に排熱が必要無く、その武装に振動を与えていたEEnリアクターから熱波を放出」していたら?」

「・・・自機から発される気体化したEEn・・・誘爆か!」



書類から戦闘区域の地図を取り出し、戦闘を行っていた場所を確認する。

その謎の機兵が乱入し、焼き払った辺りを円で囲う。



「・・・バカな・・・?振動用のEEn・・・不可能だ、この俺に出来なかった事を他のどこの馬の骨かも分からない奴が・・・?そんなはずが」

「・・・ユウ、もしかして・・・」

「一体・・・俺より技術が上の者・・・?まさか。居るはずが・・・俺は、機兵開発の現全責任者であり、全ての機兵の・・・」

「少佐・・・?」

「俺より上・・・まさか、まさかな・・・」

「ユウ・ベルモント・宮野少佐!話を聞きなさい!」



シャイナの怒鳴り声により、独り言を呟いていたユウは黙る。

落ち着いた様子で、メガネを動かし、一つの結論を二人へと告げる。



「・・・どこの軍だか知らないが、俺より上、全ての機兵の産みの親が関わっている。これが結論だ。」

「ディン・ベルモント・・・」

「って誰です?」



真顔で話す二人に、とぼけた顔の忠司が割ってはいる。

呆れて溜息を吐く二人。一瞬にして緊迫していた空気が消える。



「ユウ少佐の言っていた通り、機兵のプロトタイプ、全ての機兵の元を作った人よ。」

「そうだ。戦争の発端となった機兵製作者であり・・・俺の親父だ。」

「・・・最初の・・・機兵を・・・?でも、壱式を作ったのは日本人で、正宗を作ったのは・・・」

「正宗を作ったのは俺だ。・・・十何年前だろうか、それは俺が・・・お前達くらいだっただろうか。」



 「昔話をしてやる」

そう忠司に対して発言したユウ。そして目を瞑る。



  ユウは思い出す、父が兵器開発に没頭していた日々。

自分は父と母とイタリア軍の管轄化にある小島の宿棟で暮らしていた。

日本人の母と、イタリア人の父。

「母は裏切り者」である事、それを後ろめながら、ずっと膝を抱え、機械と関わっていた自分。

周りから罵られようが、自分に愛情を注いでくれた母、自分の中では「裏切り者」ではなく「聖母」であった。

父にはあまり構ってもらえず、自分はずっと父の見様見真似で機械を弄っていた。

上手く何かができれば母が褒め、自分は純粋に喜んでいた。



「・・・ユウ。」

「・・・父さん?」

「・・・これが出来れば、父さん、お前と遊んでやれるからな。」

「本当!?」

「ああ、本当だ。これが、完成すれば、だ。」



ある日、機械で遊んでいた時、父は自分に設計図を見せた。

「幼き日、ずっと憧れていたロボット」、まるで母が見せてくれた日本のアニメに出てくる、二つの脚で歩いて悪を絶つ。

そんな見た目だ。

自分がとても憧れていて、いつかは作りたい、と思っていたものだ。

現実は残酷で、そんなものは戦争の道具にしかならない、そんな事を思っていなかった。

父の書いた設計図には「採掘用」と書かれていたが、何か、インクで汚した跡があった。

何故気づけなかったのだろうか、「戦うロボット」に憧れていた自分が、採掘用、という皮を被った殺戮兵器に。

その「採掘用」と書かれていた設計図を父は、自分に渡した。

「お前も大人になれば、これを作る事になる。少し勉強してみるといい。」と一言添え。

それから、十年が過ぎた。

父が作った機兵、一番最初に作られた「プロトタイプ」。

試験稼動が始まり、施設の外では銃声が鳴り響いていた。

二十歳になり、父に次ぎ、軍人になった自分。勿論、工兵だ。

だが、ある日母に告げられる真実。



「・・・これを持ちなさい。持って明日の朝方、港へ出るのよ。」

「母さん、どういうことだ・・・これって・・・」

「・・・父さんには黙っておきなさい。父さんは・・・あの兵器を完成させた後、米国連合・日本連合、他国、全てを敵に回す。」

「・・・・・・分かった。」



母はスパイだった。

正真正銘、裏切り者だったということだ。

母から受け取ったのは、日本語で書かれた手紙の入った封筒。

プロトタイプの設計図。

イタリア軍上層部の計画書。

「全ての国を機兵によって制圧し、自由を手にする」などというふざけた計画だ。

それを防ぐ為に母はスパイを行っていたとの事だ。

その翌朝。

自分は港で日本軍の艦船に捕まる。

母から教わった拙い日本語で「母の伝言」を伝えると、一隻の船に乗せられ、日本へと渡った。

母の伝言により、機兵のテスト施設は破壊され、装甲すらないプロトタイプは一掃された。

父母がどうなったか、自分は知らない。

ただ分かるのは、世界統一は免れ、イタリア軍下で開発していた機兵は連合の大元であった米国に押収されたという事。

結局機兵は作られる事になってしまった。戦争も続くという事だ。

日本へと渡った後は、ある科学者の下で機兵を開発した。

当然、イタリア人の血が流れている事から「裏切り者」と罵られる事もあった。

何と罵られようが、科学者と共に開発を続け、プロトタイプの発展機、「壱式機兵」を完成させる。

そして・・・



「・・・この壱式で戦うには装甲が心許無いのでは?」

「それを作るのが、お前の役目だ。ユウ・ベルモント・宮野・・・いや、宮野ユウ。」

「・・・」



思えば名前を貰った、が、使う事は今まで無かった。

心のどこかで、幼き日、機兵を作り、機兵を完成させた父親を尊敬していたのだろう。

壱式機兵を作った科学者は自ら壱式に乗り、戦場へと赴いた。

・・・帰ってくる事は無かった。

俺は、科学者の作った機兵、「壱式機兵」を元に、数年掛け、後継機「正宗」を完成させる。

当時話題となっていたEEnによる衝撃発生機構を手首と足首に搭載。

「EEn万能説」を生み出す事になった。

今まで罵ってきた奴等は急に掌を返す。

それからだろうか、自分が変わってしまったのは。

いや、もっと前だ。

生まれ落ちた時から、心は腐りきっていたんだ。




 ゆっくりと目を開くユウ。

溜息を吐き、メガネを外し、白衣の袖で目を拭う。



「・・・自分語りというのは苦手だ。何時になっても。」

「少佐、ニール少将と知り合った発端とかは・・・」

「・・・それは話せない。いや・・・話したくない。」



メガネを掛けなおすとシャイナに軽く目を合わせてから、忠司を見る。

考えている忠司を見て、口元を笑わせ、肩を叩く。



「痛っ!何するんですか!」

「・・・フン、ボーっと考えているからだ。素早く結論を出せ、俺くらいには、な。貴様は仲間より一つ、二つ抜けた洞察力を持っているんだ。」

「ただ泣いてたのを誤魔化したいんじゃないんですか?ねぇ准将。」

「そうよねー」

「泣いてなどいない!貴様等・・・全く・・・」



そう怒鳴ってからユウはドアを思い切り閉め、去っていく。

シャイナは笑いながら、見送った。



「意外ですね。あの少佐が・・・」

「そうよね、私も初めて聞いた時は驚いたわよ。」

「・・・なんていうか、ちょっと、イメージが変わりました。」

「どんな感じに?」

「最初に案内してもらったときは「うわ、凄い嫌な上司だ」って思ったけど・・・理由があるなら、仕方ないし、個性かな、って。」

「個性、ねぇ・・・ふふふふっ・・・個性、個性ね。」

「な、何かおかしいですか?」

「別に、何とも!少佐の意思の為にも、私達で平和を作らなければ、ね!」

「そうですね。」



 椅子から立ち上がり、シャイナはユウが置いていった書類を纏める。

そして、ドアから出て行く。

溜息を吐きながら忠司は天井を見る。



「・・・意外・・・っていうか、凄いな・・・怜奈が尊敬する理由も少しは分からなくも無いかな。」

「尊敬しても構わん。ククク、敬えよ。」

「うわっ、出た!?」

「・・・人を化け物の様に。」



シャイナと入れ替わりに、またユウが入ってくる。

椅子ではなく、机に座ると、棚の上に缶コーヒーを置く。

そして自身もポケットから缶コーヒーを取り出し、飲む。



「・・・手は動くか?」

「・・・まぁ、左腕は動きます。」



リクライニングチェアのように、ベッドの中間が折れ、椅子のようになる。

忠司は小声で礼を言うと、缶のタブを外す。



「・・・運命とは奇妙だ。計算外の事を起こしてくれる。とても、腹立だしい。」

「・・・そうですね。」

「・・・親父が生きているとはな。おまけに息子に機兵の技術を盗まれた仕返しに今度は息子の技術を盗みやがった。」

「EEn、ですか?」

「ああ。」



溜息を吐きながら、いつもと違う表情で話をするユウ。

口元は笑い、少しだが、人間味のある表情だ。

いつもの仏頂面ではない。



「貴様は人から物を聞き出すのが上手いな。」

「・・・ユウ少佐が話したんでしょう。勝手に。」

「・・・・・・フン、褒めている訳だ。素直に受け取めろ。」



コーヒーを啜り、鼻で笑う。



「しかし、どこの国なんでしょうね。あの機兵。」

「准将の前では否定したが、米国連合の可能性が高いだろう。」

「だけどシュヴァルツベースだとすると・・・」

「・・・ドイツ、か。まず無いだろうな。」

「何故?」

「・・・ドイツも少し問題を抱えている。それを解決しない限り、信用が得られない、そんな状況で更に信用を失わせるようなマネはしない。」

「更に信用を落とす為に何者かが講じた策・・・ですか」

「だろうな、デュンヴァルト少尉のシュヴァルツの溶け方を見た限り、既存のシュヴァルツであの砲身を扱うのは不可能だ。」



写真の溶けたシュヴァルツを思い出す。

確かに、ありえない。

溶けるどころか撃つ前に灰になるだろう。



「ともかく、だ。俺達はその「第三者集団」に気をつけつつ、戦わなければいけない訳だ。」

「そうですね、他国と戦いながら、「影」って言われてた何かに気をつけなきゃ。」

「まー、そうなるよねーウンウン」

「リア!?」



いつの間にか、リアは壁に寄りかかり、立っていた。

脚の骨が折れたらしく、松葉杖だが。

それ以外は全く問題が無かったようだ。



「・・・貴様か。」

「男同士のむさい話じゃ忠司が辛いでしょー?」

「い、いや?」

「あれ、もしかして」

「・・・あらぬ誤解を植えつけるのはやめろ、忠司一等兵。そして決め付けるな、リア少尉。」

「ん?んん?」



ある事に気が付く。

今まで「テュンヴァルト」と呼ばれていたが、呼び方が「リア」少尉へと変わっている。



「おやぁ?」

「・・・何がおかしい。」

「べっつにー」

「貴様に確証が持てただけだ。奴とはもう関係が無い、という事。それだけだ。」

「・・・奴って?」

「カルド・テュンヴァルト。私の兄さんだよ。」



思い出す。

最初に中央に配属された時、シャイナが言っていた事。

「・・・あれは「奴等」が悪いのよ、カルド・デュンヴァルトに戦う事を強制していた。」

この一言。

逃げ出した裏切り者、という事は分かる。



「俺が入った時は友人だったが、何も裏切る素振りなんて無かったんだがな。」

「人は変わってくものってことでー」

「ユウ少佐みたいにね。」

「・・・忠司一等兵・・・貴様・・・覚えておくといいぞ。ククク。」



とても、戦争を行っている人間で、戦争によって負傷した人間達とは思えない会話だ。

明るく、楽しげだ。



「リアが元気そうで良かったよ」

「忠司も怪我以外は元気そうで何よりだねー。」

「・・・問題は、ニールの奴だ。直撃を免れた事だけが救いだが・・・」

「どうした、ユウ。」



ドアを開け、出てくる包帯を巻いた巨人。

下半身には軍服のズボンをはいているが、上半身は包帯で巻かれている。

髪を短くし、右頬を火傷しているが、余裕の表情と筋肉、無事そうだ。



「ニール・・・貴様は・・・・・・不死身と呼ばれた兵士、間違いではなさそうだな。」



ユウはまた腕で目元を拭う。

それを見てニールは笑顔を浮かべる。



「・・・随分と人間的になったな。あの頃のようだ。」

「フン、馬鹿に感化され馬鹿が移ってしまってな。」

「痛っ!!怪我人ですよ!?ユウ少佐!!」

「そうだよ、少しは扱いを・・・」

半機械化(サイボーグ)手術をすればいいだろう?ニールの脚のようにな。」

「ふむ、それも良いかもな。俺やリア少尉のようにすぐに立てる身体になる。」

「だねー、鍛えておけばこのくら余裕・・・痛っ!?」



松葉杖で跳ねていたリアが脚をぶつけ、悶えている。

その様子を三人は笑って見ているが、リアは涙目だ。



「・・・そういえば、この一角鯨(ふね)ってどうやって飛んでるんですか?」

「貴様等が埠頭で盗まれたエンジンがあるだろう?アレのデータが残っていたらしくな、タイラノウチ少佐が送ってきた。」

「銀輔少佐が!?」

「うっわー懐かしい名前ー・・・」



銀輔の生存を確認出来、安堵する忠司。

笑顔で喜んでいるが、床で倒れているリア。



「・・・そのエンジンの推進を劣化ではあるが、マネすれば機兵三機と武装を幾つかは余裕で運送できる。」

「音も無く、快適だな。まるで「旅客機の最高クラス」だ。」

「いい例えだな、ニール。」



各自寛ぎながらそのような事を考える。

戦争などなければ、この技術はそう運用されていただろう。

尤も、技術すら発見されなかったかもしれないが。



「さぁ、帰るぞ貴様等。中央(ホーム)へ。」

「了解!」

「そういえばさー、ユウ少佐とシャイナ准将って仲良さ気だけどどんな関係?」

「ただの上司と部下だ。大体あんな40を越えた・・・」

「聞こえていてよ?ユウ少佐?」

「・・・すみません。」



ドアの向こう側から声がする。

何時に無く、楽しげで、笑い声に溢れている軍人達であった。

その後も、中央支部へと到着するまではこのような空気だった。


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