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39 合格祝い?

 「もう勘弁してよ〜!私悪い事なんてしてないじゃんか〜!それにさっき謝ったじゃんか!なんでそんなに怒ってるのさ!合格だってしているんだしむしろ感謝して欲しいのに!もういい食べる!ヤロフの事なんて知らないんだから!」ラニが言ってくる、そして俺は怒っている、何に怒っているかは人によって笑える程度のものかもしれないがラニは恐らく俺が落ちると思ってこの試験を言ってきた、それが許せないし事前説明が適当すぎんだよ!旅で疲れていたかもしれないがもっと教えれる事があったろうよ!それで俺は怒ってる、そしてラニも怒った、怒っているのだが美味い飯を食っていると段々と怒る気分になくなってくるな。


 「はぁ、分かったよ、俺が拗ねて悪かったな、だがな!事前に言ってくれよ、何をしたかは憶えていないが頑張った気がするしお前もとんでもねえ目に遭ったのを憶えてるんだろ?それで受けろってお前は悪魔か?なんであれ受かったのは嬉しいが。」


 「だって、あの試験合格した人なんて聞いた事がなかったし、AランクかSランクの人しか合格しないって聞いたから冗談で学校の試験を受けてみたらって言ってみたら気軽に受けるっていうから少し知っているのかなと、でもどうせ落ちるし説明しなくてもいっかな〜と、」俺がジッと目を見てると段々と目が泳いでいくそしてラニはビール瓶1本を飲みきった。


 「ごめん、でもさ行きたい場所のお店奢るって言ったのは良いけどさこんなに高級な店に入るなんて思わないじゃんか!国のお金が共通だから私たちのところは給料少ないのにこっちの物価は高いし!入ってみたらここの1食分で私たちがいた街なら3食分食べられるわ!あ〜なんか腹が立ってきた!テメエもテメエで馬鹿だ!Bランクで金を稼いでるからって金銭感覚おかしくなってんじゃねえのか?あぁ!仕方ねえから払うけどよこれで私の貯金も飛んじまうよ!だが、ちょっとは悪い気がしてるからこれで許してね、」


 最初はごめんなさいモードに入っていたのにだんだん酒が回ってきたのか口がどんどん悪くなる、ここは個室でうるさくしても良い場所だから良かったがもし居酒屋とかに入っていたら冒険者と喧嘩でもしていたんじゃないか?ただ俺は驚かせるためにここに入っただけで払わせるつもりはない、冒険者で色々なところを回ってきて王都とその他の街に賃金の違いが大きくあるのが分かっているからだ、それにこの店の値段を見て青ざめた顔をしていたラニを見れたので復讐は終わった。


 「ほらほらどんどん飲めよ〜明日も仕事がやすみなんだろ?じゃあ今日くらいはハメを外しても怒られないよ、店員さんビール2本と肉の色々盛り追加でお願いします〜。」


 それにしても良く飲むな、最初は「いえ、私はご飯と水を下さい、」とか言っていたのにビールをちょっとずつ飲ませた結果もう止まらなくなっていて正直面白い。


 「クソッ!ペーパー家もクソだ!なんであんなに頑張ってお嬢様を守って王都まで来たのに貰えた金は思っていたよりも少ない!いや、安くはなかったが思っていたよりも安かった、いや分かるよ魔馬車だって使っていたし私たちの装備食料も出してもらっていた、でも安い!な〜にがこれまでの旅ご苦労だっただそんな事を言うなら給料を上げてくれってもんだ、なあお前もそう思うだろ?」


 俺はうんうんと頷きながらバックから睡眠薬を取り出しビールに混ぜてラニのコップに注いで飲ませた、するとすぐに効果が出始め眠りについた、俺もラニの愚痴を聞いて面白がっていたが運悪くこれを聞かれて職がなくなった責任をとれなどと言われても困るのでもう大人しくなってもらう事にした、俺は残っているものを食べて会計を済ませて外に出ると即効性の解毒のポーションを飲ませる。


 「ゔぅ、げほげほ、なんだこれ不味いな、、ん?あ、あれ?なんで私たち外にいるんだ?え〜と確か私はお前に奢るために店に来て、そして肉とビールをたらふく飲んで、段々眠くなってきたから寝て、、て、え、私はお金を払っていないぞ!もしかして食い逃げしちゃった!?」


 すぐに立ち上がろうとしたのだがまだ酔いは回っているようで上手く立てないようだったが壁を使って立ち上がった、まずい!面白い時間が終わってしまう!俺はより真剣な顔になる。


「ああ、それで俺たちは今あの店から逃げているんだ、おかしいと思っていただろ?やっぱりアイツらやはりぼったくりの店をしていやがったんだ!それでお前が嫌になって逃げて襲われそうになったから俺も泣く泣く、」俺は横を向いて歯を食いしばる。


 「嘘、私酔ってる間にそんな事を、」ラニは膝から崩れ落ちて泣いてしまった、よし!面白いものが見れたのでネタばらしだ。


 「ああ、嘘だ、ちゃんと払っているから安心しろ。」俺がラニの肩に手を置いて言うと震えていた肩がピタッと止んだ、そして下から凄い速さのアッパーが飛んできた、「アツ!」顎に触れていなかったのに手が近づいただけで凄い熱を感じた、そしてそのまま「死ね〜〜ヤロフの馬鹿〜〜!」と言ってどっかに行ってしまった、それを俺は眺めていた。


 「お話は終わりましたか?ヤロフさん。」そして俺を3人で見ていた奴がいたからだ。

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