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38 試験結果

 「はっはっは、面白い!面白い!面白いな〜!あ〜面白い!まさか私が負けるとは!あ〜〜〜〜面白いな〜〜!スイ殿が言っていたことが分かりましたよ、不可能を可能にするのがヤロフ殿だって最初に聞いた時は嘘だと思って今までこの言葉を忘れていましたが負けた今この言葉の意味が分かりました、私の完敗です!ヤロフ殿貴方はこの試験を合格した!」今回に関しては勝てないと思っていなかったのだがライアンから見たら俺が絶対に勝てない勝負だったのだろう、自論だが隙が少しでもあるSランクは勝てる可能性はあると思っているが近接系の相手は勝てる可能性はない。


 「いえ全然勝てると思っていましたよ!」というのも野暮なので黙っておくか、そして地面に大の字になって楽しそうに合格宣言をしてきた、ヘルンさんやライアンみたいな天才寄りの人間はどこでおかしくなるのが理解できないが俺は合格できたみたいだ。


 「そ、そうなんですね〜、合格だーやったー」俺はこれでどう人生が良くなるなるのかを想像できない、まあ学校に通えるだけいいのか?寝ているライアンに手を伸ばすと俺の方に手のひらを伸ばしてきた。


 「いや、今はこの感覚を味あわせてもらえませんか?あー懐かしい気持ちになってきますね、、もし宜しければ貴方に少し話をさせてもらってもよろしいでしょうか?」


 この光景を見ていたロキさんは寄ってきてくれたようだったがライアンの言葉を聞いて俺の方を見てきたので俺は頷くと「ありがとう。」と言って笑った、、、この感じ話が長そうだな。


 「私はこの学校の教師になり30年近くが経とうとしています、それはそれは毎日がとても充実していてとても楽しい日々です、ですが時より思い出すのです30年前のことを仲間を助けずに仲間に逃がされ私だけ逃げた事を、魔法使いが逃がされる事なんてよくある事です魔法使いを食ったモンスターはより強力になり取り返しのつかない事になるからです、それは、、分かっていました、だから私は逃げる選択をとりました、いや理由は怖かったから、そのおかげで私は生き残れたしその後は別の冒険者がそのモンスターを倒しました、、戦いになった時の状況は最悪でした、クエストを終えてすぐに別のモンスターが現れ2人の前衛は手負でもう1人の魔法使いは魔力があまり残っていなかった、私はまだ魔力がありましたが1人では絶対に倒せなかった、ですがもし、もしそこで私が倒しにいっていたら結末は変わっていたのかもしれませんね。」


 ライアン、泣いちゃった、ずっと格下が格上に勝てるわけがないと思って生きていたのに格下に負けたせいで泣いちゃった、今度は俺がロキを見るとロキも泣きそうになっていた、え、もしかして冒険者学校ってランクが高い冒険者がクエスト失敗した人にスカウトをして集められたのか?


 「すみませんね、まさかこんな気持ちになるなんて思ってもいませんでした、失礼かもしれませんがBランクの冒険者に負けるのは初めてだったもので、ですがとても清々しい気分です私はもう逃げないと決めました、それと勝利への道を想像しその道に沿って進んでいくのが大切なことも改めてね、私は今日の試験官ですが一言言わせて下さい、ありがとうございました。」


 なんか、試験に合格しただけで感謝されたし大の字で寝てるやつに感謝されるのも面白いし良かったかもな、だがラニだけは許さない、後で色々奢らせてやる「俺はただ試験に合格しにいっただけなので感謝されることはしていないよ。」


 「そうですか、よっこらしょっと、ですが本当にいい目をしていますね、なんというか、、割り切っている感じですかね?それと私の魔力を見ているような動き方もしていますし、おっとそんなに驚かないで下さい戦ってみたらすぐに分かることですよ、動き出しが普通じゃないですし私の魔法もアイテムで3度も防いだ、これは見えていないとほぼ不可能な事ですかね、ではあちらに参りましょう軽くこの試験に合格できたら何ができるのかを説明しますね。」


 ライアンとロキは俺の前を歩いてくのでついていく、今魔力が見えていると言われた時はビクッとしてしまったが確かに戦っていたら分かるよな、対人戦なんてあまりしてこなかったので言われた瞬間に驚いてしまった。


 「ではこちらに入り適当な場所にお座り下さい。」ライアンが扉を開けると30席程ある部屋に通され俺は目の前の席に座ると説明が始まった。


 「では改めて試験の合格おめでとうございます!まずこれがカードです、これは国が管理している立ち入り禁止区域に入れたり困った時に信用の証として役に立つ物です、壊れたりはしないのですが再発行は出来ないので無くさないで下さいね、次にこの学校に入学できる権利を得ました、来るも来ないも自由ですがこの学校では1から勉強をし地盤を硬めながら成長していき卒業する時にはそれぞれの道に行けるようにしていきます。」


 「それは冒険者だけではなく魔法使いの学校だったり剣を極めにいったりはたまた冒険者を諦めどこかで色々したりという事か、なるほど確かに俺でも安心して入れそうだ、そうだ聞きたい事があったんだこの試験を合格しなければ俺みたいな少し歳が入った奴はこの学校に入れないのだろう?貴族も多いと聞いたのだが護衛が入れないのは大変だろう、そこはどうなっているんだ?」


 「え?この試験は特別な試験で護衛やただ勉強がしたい人は人数は限られますが別の試験を受けて合格していますよ、もしかして知らなかったのですか?一昨日に最終試験だったのでヤロフさんは受けられなかったかもしれませんが、」一昨日というと俺が街にきたばっかりの時か、よしもっと奢らそう、その後も話は続いたがどういう勉強かや時間割などの学校の事についてだったそして入学式は1週間後の9時からでその時に必要な指輪と制服を貰って説明が終わった。


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