37 試験3
参加者全員が中に入るとロキは声を出し始めた。「それでは皆さん準備が整いましたね!それでは今年最後の試験を行いたいと思います!合格ルールはさっき言ったように脱落せずに最後まで立っていた上位5人が合格か試験官を倒した時のポイント上位5名が合格です!ポイントは私が独断で決めさせていただきます!生き残るもよし試験官を倒すも良し!これまでの冒険者生活で鍛えた能力を存分に活かしてください!ですが誰も耐えきれない場合は全員不合格になってしまいます、そして最後にこの中ではどんな攻撃もこの施設のシステムが守ってくれます!なので全力で殺しにかかって下さい、絶対に大丈夫ですので、ですが一定以上のダメージを受けると強制的に失格になり学校の門の近くに飛ばせれしまいますのでそのまま帰ってもらって結構です!それでは試験官のライアン戦闘開始の合図をいってください。」淡々と話が進み始まるようだ。
ライアンと言われた男は軽いストレッチをした後に「では皆さん宜しくお願いします、私もね見ての通り年をとってしまってねもう少しで還暦なんですよ、なのでお手柔らかにお願いしますよ、では初めますね。」ライアンは杖を地面に突き刺し上を向いて「開始〜〜〜〜!」と声を上げた。
「それじゃあ俺が1番を頂くぜ!」さっきライアンを見て笑っていた奴だ流石に笑っていただけあって動きも良いし魔力量も多い方だ、そいつに釣られるように他の参加者も攻撃を始める、ポイント制と聞いてか減点されないように他の人に当たらないように魔法を撃っているものもいるが俺は様子見をしている。
「やっぱり試験官は強そうだ、こんだけの人数を相手にしてバリアが一向に壊れる気配がない、」魔法は2つ同時に発動は出来ないらしい、それを知っているからか攻撃さえしてれば反撃がこないと思っているので怒涛の攻撃をしている、なのでライアンはずっと防戦一方って感じだ、だが「ボンっ!」と音がなって近くにいた冒険者は吹き飛ばされ遠くにいた魔法使いは魔法を使えなくなった、「やっぱりできるよな、」施設内の全域の床が光始めた。
「では皆さんのお手並みを拝見させてもらいましょうか、次元魔法絶対氷域地獄針」
うお!いきなり大技を出してきたなライアンの魔力が一気に消費される、俺は用意していたアイテムを下に投げつけその上に乗るすると下から氷柱が生え襲ってくる、というか建物の床全域に発生した、攻撃していた人は防御が間に合わず氷柱に貫かれ氷柱が消えた後は俺みたいに様子を伺っていた人だけが回避できた。
やっぱり使えるよな次元魔法を、魔法を同時に発動できないから最初に大魔法を詠唱しその魔法を発動させる為に少しずつ魔力を入れていき入れている間は防御魔法で守り次元魔法の魔力が溜まった瞬間に防御魔法を爆発させ大魔法を発動させるらしい、それを次元魔法というらしいとスイが言ってたな。
「ほう、この魔法で10人くらいが防ぎましたかやはり今年最後の受験生はレベルが高いですね、ですが良いのですか?もう次の攻撃が始まりますよ?」今の攻撃を受けてギリギリで耐えていた受験生はその声を聞き焦ったのかライアンの詠唱をキャンセルさせる為にガムシャラに魔法を撃つものがいたり近接戦をする為に近づいた者がいたがその攻撃はライアンに届く事なくそして一瞬にして氷柱に貫かれいなくなった。
「焦りはどんな時も禁物ですよ、ですが判断が早いのは良い事ですね。」残りの人数は6人になった、俺みたいに防御してた奴らが残ったが俺以外はもう受けられなそうだ、なので割り切ってライアンが次の魔法を撃つタイミングで倒すと気合いを入れている顔の奴がいる、そしてシンもその1人だった。
「ふう、それでは試験を終わらせてましょうか、極大魔法、、、」ライアンが言った瞬間にシンは走り出し首元を貫いた、「どうだ!やってやったぞ!」シンが大声をあげて言った、だがライアンは首元をギリギリで避けている。
「ふふ、惜しかったですねさっきの魔法で氷の粒子を作って少し人の目を錯覚させました、今のは正直ドキッとしましたよ、なのでこれで私も思う存分に力を出すことができます、この頃は歳のせいか魔力の流れが遅くてですねドキドキしないと詠唱が遅くなってしまうのですよ。」ライアンが言っている間にもう一発剣を刺そうとしたが「惜しかったですね、こんなに良い冒険者がいることが分かって嬉しかったですよ、では、極大魔法串刺しの氷舞。」
今回の魔法もさっきとほぼ同じ魔法だったが防御魔法を使わずに使ったので前回の時よりも氷柱が大きくなりスピードが上がった、俺が乗ってるアイテムはこの攻撃にも耐え上に飛ばされる、そして周りから迫り来る氷柱をアイテム袋か出した剣で斬っていると攻撃が止んだ、だが俺は今空を舞っている、なのでこの前出した滑空できるアイテムを取り出しなんとかなれと思っていたら滑空が始まったのでゆっくり落ちていく事にした、この時点で相当キツイのは分かっているそして試験官は俺の事に気がついていたが一向に落とす気はないようだった、恐らくまだ俺の実力を知りたいのだろうこれは試験だがもう俺しかいないしな、そして上から見た感じ俺以外は誰も残っていないようだった。
俺が無事に着地すると「私はスキルほどの精度ではないですが人の魔力が見えるんですよ、それであなたを見ている感じ正直言って私の攻撃を耐えられる程の実力はないように見えます、なので秘密はあなたが使っているアイテムでしょうか?もし良かったら教えてもらえませんか?」
「ん?ああそうだな俺はアイテムを使うのが得意なんだ、そしてこの二つともヘルン商店で買った物だ、ヘルン商店は良いぞ!この氷柱を防いだ物は魔力を注ぎ込めばどこまでも硬くなるし飛んでいた方も上手く扱えれば良いものになる。」飛ぶ方は初めて使ったがな。
「ふふふ、面白そうにいいますね、なるほどこれが珍しいアイテム使いですか初めて見ましたがとても勉強になりましたよ、そして貴方の事を元パーティーの方から聞いていたんですよ元いたパーティーメンバーが少し変わっているがが強く育ててくれたと、なるほどどんな方かと思って楽しみにしていたら予想よりもとっても凄い人だと分かりました、それとアイテムは人を選びますそれを普通に使えるのだから大したものですよ、おっと少し話しすぎましたかね、ロキに怒られてしまいますね、う、うん、では最後の試験にしましょうか。」
話している間も魔法を撃とうとしていたのは分かっていたので俺も準備をしてしている、ライアンの魔力を見た感じ残りの使える魔力は2割程、この前に撃った魔法でほとんど使ったようだが複数人に向けていた魔法を俺1人に向けてくるのでこれから打つ魔法は相当な威力だろう。
「ではいきますよ!こんなに気持ちが昂ったのは久しぶりですよ!その相手がまた地熱ウサギに関わりがある人とは!面白い!ではアイテムで受けられるのなら受けてみなさい地獄針、貫き」
ライアンが魔法を発動させた瞬間に俺は腰につけていた短剣を抜き前に突き出しながら走り出す、すると直後に魔法と剣がぶつかり合い「ガキィ!」と音が鳴ったが剣が魔法を吸収した、ドラゴンのブレスを吸収した剣だ、問題なく進み続ける、煙の中を抜けるとすぐに俺が出てきたのが予想外だったのか疲れて肩で息をしていたがまた魔法を発動させようとしてきた。
「させるか!」俺は手に持っていた短剣を投げる、するとそれを防ごうとしたが防御魔法が間に合わないようで杖で剣を叩きつけて守ったようだ、だが吸収した魔法が発動し爆発を起こした、それを見て俺は速度を上げライアンがよろけていた所で顔を掴み地面に叩きつけた。




