34 笑顔
ヘルンさんと話をしていたらいつの間にか30分経っており俺は慌てて別れを告げた、「やべ、もう30分も経ってるのか、すみません今冒険者学校に通う子に杖を買おうとしてて、また今度ゆっくり話しましょう!」
「本当に君は人を助けるのが好きだねその話はまた今度聞かせておくれ、ではアイテムは期待しておくと良い私が時間を縫って良い物を作ると約束しよう!うおーやるぞー!」誰もいないのでヘルンさんは大きな声を上げた、こんな声を出して不審がられないのは王都中を探してもここくらいだろう。
「では期待しています、それではまた近いうちに会いましょう。」俺は急いで2階に戻る事にする、いうて30分しか経っていない30分ていったらあれだ服を買うだけでも30分かかるしそこら辺を歩いているだけでも30分かかるから流石に杖を選ぶのなんておわっていな、「ヤロフさん!どこに行っていたんですか、とりあえず候補を見つけたので見て貰おうと思っていたら姿が見当たらずもしかして私を置いて帰ってしまったのかと思いましたよ、はー良かった、それでは一緒に見てもれえませんか?」ビステスに服の袖を引っ張られながら店の中に入っていく。
俺が杖の店に入るのは久しぶりでスイの杖を買った時以来か?久しぶりに入ると木のいい匂いがするな、「えっとヤロフさん!私が気になったのはこの杖なんですけど如何でしょうか?手触りとか持ってみた感じ軽くて持ちやすかったし何より魔力を込めた時に気持ちよく込められて、、今の私にはぴったりだと思ったんです!」興奮した様子で俺に言ってきた。
「ふ〜ん、どれどれ。」俺は言われた杖を持って触ってみるまず質感は、、ダメだなこれは普通に魔力濃度が高いところで普通に取れる木だ、そして軽い軽すぎるそして魔力を入れてみる、店の杖は完成前の状態で魔力を入れても魔法が出ないようになっているので試しに使えるようになっている。
「お前、本気で選べって言ったよな。」俺がまた圧をかけていうと「え、わ、私本当に使いやすい物を選んで、、本当です!前に使っていた物と魔力を流した感じ一緒でしたし、」段々自信がなくなってきたようで「もしかしてあんまり良くない杖でしたか?」俺に聞いてきた。
「これは魔物と戦うための物ではなく兵士や闘技場で戦う、人と戦う為の杖だな、まあそんな事はないのかもしれないが俺は手数で押し切るよりも味方と連携を取り一撃必殺で息の根を止めれる杖の方が好きだからな、それにそっちの方が融通が効くだろ?大も小も調整できるし。」俺の魔法使い像はスイなのでひたすらこの杖みたいなので練習をし最後にはデカい杖にしていたのでこう言ったのだが、「いやいや、無理ですよスイさんではないんですから。」と言われてしまった。
「ふ〜んじゃあ俺がお前の杖を決めてやる、その杖も一緒に持ってこい。」俺はチラチラ杖を見ながら早歩きで歩いていく、前に買ったような見た目の物と近い物は候補から外し良さそうな物があったのでそれを触ってみる、「うん、これが良いな。」片手で持ち上げて魔力を込める、触った感じは普通だが重みがあり魔力が込めづらかったので強めに入れると良い感じに入っていく気がした。
「見ていくのが早いですよ、え!それがお勧めですか?では一旦この杖を置いて、、一旦持ってみてって、うわっ!重い〜〜、」俺が選んだのは見た目が少し黒っぽくなっており杖も大きくなった物だ、普段使いは慣れないと出来なそうだが今のうちに慣れていくのが良いだろ。
「こ、これは無理ですよ!私は魔法使いの女の子なんですよ!重すぎますしそれに魔力を入れてみた感じ全然魔力が入っていかないしこんな杖使いこなせる気がしませんよ!」
ビステスが大きい声で俺に言うと「おっ!なんだと思ったらその杖を見てんのかい!それはな俺が作った杖でな癖はあるが丈夫で慣れれば慣れるほど使い易くなるってゆう代物さ!だが嬢ちゃんが持つには少々難しいかもしれんな!はっはっはっ!」恐らく店の店主だろうが俺たちが話していたら勝手にきた、ので少し聞いていくか。
「その感じ店の店主か?」
「おう!そうだぜ聞きたいことがあるならなんでも聞きな!ここにある商品は俺と弟子が作ったもんだからなんでも答えられるぜ!」胸に手を置いて鼻息を吐いて自信がありげだ。
「それは助かるな、実はこの娘がもうすぐで冒険者学校に通うらしくてだな、なんだが運が悪くその杖が壊れたらしく急いで買おうとしているんだ、それで一本を実戦用で使い、もう一本の方を育てていこうと思ったのだが店主的にはどうだと思う?」
「お!良いじゃねえか!だがな今置いてある杖を使った後にその杖に魔力を入れるのは難しいぞ、毎日やるなら尚更なあまり魔力を入れなくても良い杖から魔力を強く溜めて打ち出す杖に変えるのは上手くいきゃ良いんだがな、失敗すりゃ大怪我の可能性もある俺はどちらかの杖を買うのをお勧めするぜ!」店主は丁寧に杖の説明をしてくれた。
「ふむ、それを聞いてどうする?リスクをとって強くなるか、それとも安定をとって平凡な時を過ごすのかのかお前はどっちが良い?ここはお前にしか決められない、だがな、、いやなんでもない。」俺は冒険者なら多少のリスクはとっていいと思っているしかも練習だったら尚更な、と死にかけた時があるから思うのだが普通は平凡に行きたいよな。
「私は、うん!決めた、私は強くなると決めた、だからどっちも頑張る!頑張ってスイさんみたいな魔法使いになってやる!」俺の目を見てきてはっきりとそう言った。
「はは良かったな兄ちゃん!嬢ちゃんは凄くやる気があるみたいだ!だがまだ値段を見てないだろ?置いてある杖が2万円で今持っている杖が40万なんだが、、持ってるか?」店主は俺を見て金が無いように見えるから本当に持っているのか?と聞いてきた、やっぱり成金みたいな見た目の服でも買っておくか、
「金ならある、会計するぞ。」3人で会計するところに行き俺は冒険者カードを見せ「冒険者ギルドに預けてある金で頼んだ、これで良いだろ?」冒険者カードを見せれば会計できるからだ。
「はい!今会計をできるか調べますので少々お待ち下さい!冒険者カードを少々お借りしますね。」店主は後ろの部屋に入って行き隣では「えっと、ヤロフさんは私を救ってくれてご飯も食べさせてくれて杖も買ってくれて、しかも40万って、え40万だよ何ヶ月分のご飯が食べられるんだ?しかもBランクって上から三番目、三番目なの凄すぎる!うわー頭が追いつかない、」頭を抑えながら必死に考えているようだった。
「はい!お待たせしました、問題なく会計をさせて頂きますね!ご購入有難うございました!また何かありましたら宜しくお願いします!」
「ああ、良い買い物ができたからまた何かあった際には寄らせてもらうよ。」俺とビステスは店を出た。
ビステスはまだ頭を抱えていたが俺が頭を軽く叩くと「痛っ、」と言ってこっちを見たので俺は言いたいことを言う「俺が出来るのはここまでだ、お前がその金を返すのか返さないかはどうでも良い、だが無理だけはするなよ多少の無理は普通の仕事だったら良いかもしれないが冒険者だったらすぐに死ぬ、俺はそういった奴を何回も、見ては無いが聞いてきた、だから頑張れるだけ頑張って無理はするな、これは俺との約束だ。」マジで聞いたことしか無いからちょっと言葉が薄いな。
「はい!分かりましたヤロフさん、いえ師匠何から何まで本当にありがとうございました!今回できた借りは絶対に倍にして返します!だから私の活躍を期待してて下さいね!」ビステスは良い笑顔で言ってきた、やっぱり泣いている顔よりも笑っている方が良いな。




