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33 ヘルン商店

 「ここは確かヘルンというお店でしたよね?冒険者御用達で私も前にここに来ましたが欲しい物はほぼここで揃えたくらい凄かったです!確か王都では5本の指に入るくらい有名なお店で地熱ウサギの装備の出資者で、ほら地熱ウサギのサインが当たるキャンペーンをやっているみたいですよ!」泣き止んだ後さっきとは打って変わってテンションが高いな、コイツ昨日人に裏切られたばっかりだよな、それに俺の事を見る目が憧れてる人みたいな感じで凄く気分が悪い、しかも地熱ウサギって俺の前にいたパーティーだし全然テンションが上がらない。


 「うわー凄い人、やっぱりみんな地熱ウサギが好きなんだな、私も将来そのくらい強くなりたいな、あっ今日は特別にロイさんが使っている剣とほぼ同じ物が売られるオークションが行われるみたいです!最低価格は、、1、10、100、1000、、、、10000000円!うわ〜凄いなやっぱり王都って感じがしますね!」もう本当に凄い話すようになったな、まあいっか。


 「そうだな、まずは一階には用がないからスルーして2階に向かうぞ、人混みに流されんなよ。」俺は階段を目指して歩いていく後ろで「え〜〜、」と聞こえるが無視して向かう、一階は冒険者が使う薬やアイテムが置いてあるエリアと食料品が置いてあるエリア、色々な料理が気軽に楽しめるエリア、服が売ってあるエリアなどがあり2階には武器や装備品が売っており3階は使用用途が少ない使いずらいアイテムがいっぱい売ってたり占いだあったりあまり人がいない、そして何故俺はエレベーターがあるのに階段を使うのかというと単純に混みすぎだ。


 階段を使って歩いていくとすぐに2階に到着したがいつもよりも空いている店が少ない、というか近接系の武器や防具を売っている店が閉まっている、一瞬もしかして売れなすぎて潰れたか!と思ったがさっきビステスが言っていたロイの剣のオークションを見に行った可能性が高いな、店の前を通ってみるとそう書いている店もあるので間違いないだろう。


 「はぁはぁ、ヤロフさんちょっと速くないですか、あの人混みの中をひゅるひゅるひゅるって、ちょっと感動しました!朝があんな変な事をする人だったので余計に!」段々元気になってきて少し生意気になってきたな。


 「お前が薄ら目を開けてこっちを見ていたからなつい揶揄ってやりたくなったんだよ、そんな事はどうでも良いまずはこの中にある店で杖を探してこい、ここは王都にある武器や防具の店の一部を置いてありここに店を出しているとこは腕が良いとこしかないから時間をかけていい物を選んだ方がいい、それと確か値段は聞かないと教えてくれなかった筈だから本当に欲しい物だけを選べよ、遠慮なんかいらない本気で冒険者学校のトップを目指すつもりで選べ。」


 最初は「それは無理ですよ!」と言いそうな顔をしていたが俺が睨みつけていると覚悟が決まったのか「その言葉後悔しないで下さいね!」と言って店の中に消えていった。


 ビステスが店の中に入ったのを見てその間に俺は3階への階段を上がっていく、すると今までと違って人気が全く感じられないさまざまなアイテムが棚に置いて売ってあるところをスルーしてその奥にいる人物に向かって行く、「いた。」いつものように書類を書きながら店番をやっているいつもお世話になっている人を見つけた、そして俺はバックから今回きた目的の渡したいドラゴンのウロコを持ち出し渡しに行く「どうもヘルンさん、いつもお世話になってます。」流石の俺でもいつもお世話になっている人には敬語を使う、ウルフ?アイツはお世話になってない。


 ヘルンさんはメガネを外し俺の方を見て「おーヤロフくんいつもありがとね、君がたまにうちに来るから私もアイテム作りに精進できるよ、そういえば確か1年以上前に買ってもらった暗いところでも見えるメガネ、どうだった?」あれか、使ってみた感じとても良かっただが、


 「買った時に言われた通りやはり横が見えづらかったですよ、ですが魔法で見えやすくなっている所は綺麗だったので満足でしたよ何回か使ったんだがおかしくなった所はなかったしまた何か出来たのなら買いますので見せてくださいよ!」ヘルンさんは笑ってありがとうと言ってくれた後に「君と部下ぐらいだよ、そんなに褒めてくれるのはね、」と言ってくれた、俺は一瞬何でここに人が来ないんだよ〜と怒りそうになったが下でほとんどの物が買えるので納得した。


 「ところでそれはなんなんだい?見た感じ、、とても危険な感じがするのだが、」俺の手に持っている物を指さして聞いてきた、さすがヘルンさんこれを見て違和感を感じるなんて俺はアイテムをテーブルの上に置いて手をヘルンさんの耳の横に置いて近づき小さい声で「これドラゴンのウロコなんですよ、プレゼントで持ってきました。」俺はヘルンさんに感謝の気持ちを込めてあげたいと思っていた、今生きていいるのは紛れもなくヘルンさんのおかげだしなこれをあげても良いだろう、寝袋もラーメンもパワーアップできる注射も全部この人のおかげだからだ。


 それを聞いたヘルンさんは嘘だろうという顔で俺を見てきて「いやまさかな、それ、鑑定しても良いかな?」と言ってきたのでどうぞと言ったら奥の部屋に入っていった、恐らく少し時間がかかるのでそこら辺のアイテムを見ることにする、新商品の棚を見るとモンスターエキス入り魔力上昇サンダーやこれで勝ちまくりモテまくり狂気の体臭サイダーなど絶対売れなそうな名前で、しかも馬鹿高い値段で売っていた、その横で俺が好きな絶対カッチリスープだよーんが売っていたので大量にレジに置いておく、他にも見ようと思ったのだが意外に早く鑑定が終わったのか部屋から出てきた。


 今まで座っていた椅子に座り目頭を押さえて開口1番「これは買い取れない。」といってきた、「いや、違いますよ、これはプレゼントですよ。」と答えても頷かないむしろ睨みつけてきた、こうなるとは少し思っていたが俺もあげたい気持ちは変わらないなので、「それじゃ依頼ですこれでアイテムを作ってください、報酬はそこから出た残りの部分で、これでどうですか?」俺も圧をかける、この人はこんな事をしているがここを代々継いできた社長だ、なので商人でも一方的な譲渡は嫌なのだろうしかしこの人は変な物を作る変人なのでこれで揺らがない訳がないのだよ。


 「むうぅ、」ヘルンは考えた。恐らく10分は経っただろう、俺も一言も話さずに待つ「何故私にこれを?」と聞かれたので「愛してるからですよ、アイテムを!」と答えるとヘルンは目を瞑り「はぁ〜本当に似た者同士は惹かれ合うな、分かった3ヶ月で武器の装備品を作ろう、ただし失敗しても怒らないでくれよ。」といってくれた。


 そしてついでに持ってきたのだろうか紙を上に掲げて「ヘルン家当主カイル=ヘルンが誓う。このウロコで装備品を作ると!」というと俺とヘルンに契約が勝手に為された「契約魔法ですか?それも上位の、」確かその契約が破られた場合絶対服従の禁止された契約魔法だった気がする。


 「何故そんな事を、」と俺が引いていると「久しぶりに刺激が強いのが入ってきたもんで雰囲気でやっちゃいました!ですが気持ち良いですね何年振りでしょうかこんな気持ちは、」やっぱりどこかおかしいのかもしれない、そして欲しいもんは持っていって良いと言われたので好きなだけ持って行くことにする、最後にチラッと魔力を消す物はあるかと聞いたら「なんだですかそれは?そんな物聞いた事もありません、、なるほど少し調べておきますね。」俺が聞いて直ぐに気づいてくれるのもありがたい、そして本当に知らなそうだったので俺は思っていたよりも面倒な事を見てしまったのかもしれない。

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