表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
24/42

24協力

 「まずは俺がモンスターの視線を誘導するから隙ができたら攻撃してくれ、俺にもし当たりそうでもルイの攻撃を避けるから俺の事は無視してもらって大丈夫だ、質問は?」


俺が聞くとまだびびっているのか集中しているのか分からないが返事はすぐに返ってこず「え、あ、本当にモンスターを攻撃するだけで宜しいのですか?私の魔法はまだ未完成なので、どうなるか分かりませんよ、」


 まだ自信が無いようだが魔力は流石貴族といった感じで多いのでこれからに期待して「はあ、もし俺が危ないと感じたり俺に当たると思っていても躊躇うなよ、前の仲間が言っていたが魔法は気持ち良く打つ事こそが1番成長するらしいから俺の事を信じていけると思った時に撃て!分かったな、ではやるぞ。」


 「はい、はい!ヤロフさんの事は気にせず胸を借りるつもりで全力で頑張りたいと思います!」ちゃんと自信が出て来た様で声量も大きくなってきて良い感じだ「よし今回はそれで良い。」


 俺は切れ味が悪くなった大きめの剣を腰から抜きクマの方に近寄り目の前で止まると俺のことに気づくのが遅れたのか動揺した様に見えたのだが直ぐに左手で俺を押し殺そうとしてきたので横に逸れて回避をし手が地面に当たった時に横薙ぎを喰らわせた、するとバランスを崩しうつ伏せになり痛かったのかモンスター特有の煩い咆哮を発しながら今度は右手で振り払おうとしてきた。


 「やってみるか?」俺はその拳を剣で弾き返してみることにする、モンスターの攻撃は避けるか魔法で守るかをするのだがこのモンスターは弱いので恐らくいけると思ったからだ、それとルイの魔法も恐らく撃てそうな感じがしているのも理由だ、魔法は打つ為に魔力を多く放出しその魔力まで溜まったら安定させ発射する、つまり最初はお湯を沸騰させた状態で始まって打つ時には沸騰を止めている感じだ、なのでその気配を後ろから感じるので「撃ちます、お願いします。」ルイは大きな声で言ってきたので俺はモンスターの腕を受け止め無理やり上に弾き返し無防備になったモンスターにルイの魔法が直撃した。


 「やればできんじゃん、」ルイの魔法を避けた後に氷魔法でモンスターの頭を貫通させモンスターは動かなくなった、コイツは売れる場所が少ないのでギルドからの依頼で討伐して報酬を貰ったり今みたいに邪魔だから討伐するしかないので俺は袋から粉を取り出して死んだモンスターにかけた。


 「何をしているのですか?」俺がかけているものを見た事がなかったのか聞いてきたので「ああ、これは呼び粉と言ってな死体を食べるモンスターを呼びやすくしているだ、ほら上を見てみろ何匹か飛んでいるだろ?」上には見で見えるくらいのあまり大きくない鳥が俺たちの頭の上でクルクルと回って飛んでいる。


 「あの鳥達が今倒したモンスターを食べるのですか?私達のところではあまり見た事がないモンスターですね、は、もしかして早く逃げないと襲われたりしますか?!」上にいる鳥達は王都で育てていたので人を襲わないのだが面白そうなので俺が頷くと「早く戻りましょう!」今自分がどの様な状況になっているのかに気がついたのか早く逃げたそうにしていたので「そうだな、ここにいると喰われちまうな、」その言葉に本当に怖くなったのか俺の服を引っ張って「早く逃げましょう」と急かしてきたので一緒に逃げることにした。


 ルイが急いで帰ったので行った時よりも早く鍋の場所に到着した、それと急いでいたのに道も間違えていなかったので意外と冷静だったのかもしれないと思いながら鍋に近づき汁が吹きこぼれて火が止まっていたので軽く拭き取りまた付け直しルイに話しかける、「ルイは何で冒険者になろうとしてるんだ?」聴きながら後ろを振り向く。


 「はぁはぁはぁはぁはぁ、」顔面真っ青になりながら過呼吸状態になっていた、魔法使いにしては道中の走っているスピードが速かったのでもしや近接系もいけるのか?と思っていたがただ本当に殺されると思って必死に走っていただけだったらしい、さっきは適当に揶揄ったのが少し申し訳なくなってきた、のでルイに水を渡すと勢いよく飲み干して地面に座り込んだ。


 まあ一旦ルイの回復を待ちつつアクを取ってカレーのルーを入れる事にした、ルーを入れると直ぐにその効果が現れカレーが周りにカレー特有の匂いが広がり出来上がった、俺はカレーを食べるのは2回目で前に食べた時はできて直ぐに食べたこともあってスープ状だったのだがその後に時間を置いて食べた時がドロドロしておりその方が好みだったのでその状態になるまで待ってみる事にする。


 「すーーはぁ〜、、、ごめんさい鳥に食べられると思ったら凄く怖くなって焦ってしまいました、ヤロフさんはさっきなにか言いましたか?」顔色も大分落ち着いてきたようでやっと話せるようになったみたいだ。


 「ああ、何でルイは冒険者になろうとしているのかが気になってな確か魔法使いの学校もあったよな?魔法使いならそっちの方が良いんじゃないか?と思って聞いてみたんだ。」


 俺の質問を聞いた後顔を上に上げて話し始めた、「そうですね、私も最初は魔法だけを使ってこの世界をよくしていこうと思っていました、私はペーパー家では産まれるのが遅かった為政略結婚や家を継ぐ事は考えなくて良いと言われ家の中では自由に暮らしていて運良く魔法の才能にも恵まれておりました。」やっべなんか長くなりそうな質問をしてしまったようだ、俺は憧れて〜とか楽しそう〜とかそういう感じで話すと思っていたが思ったよりもなんかあるのか?


 「それで、その時はまだ外の怖さも知らずに好奇心で家の外に出てしまい気付けばモンスターの出る森の中に入っていってしまいました、、そして帰り道も分からずに彷徨っていると目の前に私の匂いを嗅いできたのか犬型のモンスターが近づいてきて食べられそうになった所を冒険者の方に助けてもらいそこから私は誰かを救う為に冒険者になろうと思いました。」なるほど、身直に起こった事はやはり影響されるのか、「ふふ、こう自分の事を話すと少し恥ずかしいですね、私は話したので次はヤロフさんは何故冒険者になったのか話してください!今後の教訓にしたいです!」俺に質問が返ってきた。


 不味いな俺にそんな推敲な理由なんてある訳でもなく最初はロイに「お前と一緒に冒険者になりたいから俺と行かないか、」と言われただけでその後に色々調べて、、「え〜金が稼げそうだったからか?1番の理由はそれかな?でも冒険者なんてそんなもんでルイみたいに憧れた奴もいたと思うが俺みたいに欲望に忠実な奴も多いのが冒険者ってもんだ、俺はまだ頭がおかしい奴には会った事はないが変な奴は多いから見極めていけよ。」この話しをして思い出したがパーティーを辞める時にスイに「お前は頭がおかしいからあんまり無理はするな。」と言われたのだが俺は自分がおかしいと思った事はない。


 「ふ〜ん、分かりました、やっぱりお金が1番ですよね!分かりましたよ!でも、私はヤロフさんはお金だけの人ではなく良い人だと思いますよ、色々教えてくれたし何より美味しそうなご飯を作ってくれる、この数日だけでこんな気持ちにならせてくれるのだからきっとヤロフさんは良い人です。」なんか俺は良い人らしい。


 「そうか、ルイが言うのならそうかもしれないな。そういえばさっきの鳥が人を喰うって話しだったがあれは嘘だ。」俺がニヤつきながらいうと驚いた顔をした。


 「え、、もーやっぱり良い人じゃないです。」俺はルイが怒ったのを見て美味しくカレーの味見をした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ