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叫び

私は孤独の海に沈んでいった。


世間の声が耳に突き刺さる。

「かわいい」「セクシーだ」「俺のものにしたい」


画面越しの“彼ら”にとって、私はただの肉の塊でしかなかった。

私は“私”である必要がなかった。


泣いても、嫌がっても、怒っても。

カメラのシャッターは止まらない。

「いいね、もっと表情出して!」


笑顔を強要され、涙を拭われ、また新しい衣装を着せられる。


もう、私は誰?

夜のホテルの窓辺で、一人ぼんやり街を眺める。

煌めく夜景が、私を嘲笑っているように見えた。


両親は豪邸で幸せそうに暮らしている。

私が犠牲になっている現実には目を閉じている。


「私は、あなたたちの娘じゃなかったの?」

心の中で叫んでも、答えは返ってこない。


寂しくて、苦しくて、気が狂いそうで。

枕に顔を埋めて叫ぶ。


「いやだぁぁぁ……!! 助けてよ! 誰か……助けてぇぇ!」

でも、その声は壁に吸い込まれるだけ。


誰にも届かない。


もう、私を救える人なんて、どこにもいない。




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