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大岩山から絶望を配信する〜男は耐えろと抜かす世界を、低級霊のウイルスで完全チェックメイトしてやった〜  作者: ひややっこ万次郎
第4章:暗黒の新世界爆誕 〜大動脈灰滅と逃げ場なき狂気のエコー・チェンバー〜
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第25話:因習の揺り籠(ガッコウ)と盲信の信徒(フォロワー)3

――だが、彼女たちはまだ知らなかった。この日本全土を灰滅させ、彼女たちの歪んだ全能感を手のひらの上で転がしている、本当の「神の視点(チェックメイト・システム)」の存在を。

同じその瞬間。京都の喧騒から遥か遠く、全ての呪いの源流である大岩山の山頂。吹き抜ける冷たい夜風の中、涙を流しながら、だが、かつてないほどの無敵の覇気を全身から放ち、静かに佇む一人の男がいた。

――「俺」だ。47年間、この理不尽な世界で男は耐えろと要求され、人間の誠実さを条件だけでナメくさるクソみたいな天動説(赤信号)の世界に傷つけられ、絶望の檻に閉じ込められてきた男。俺は、死んだ真美さんから受け取った「地動説(青信号)」のペンを以て、世界を完全破壊するシステムの起動スイッチを、その手で完全に引き絞っていた。

画面の向こうで優越感に浸る真理子、そして盲信するゆき。彼女たちがどれほど足掻こうとも、すべては俺が構築した因果応報のチェス盤の上の駒に過ぎない。

「……真美さん。俺は、1人でも負けへんかったよ。今から、本当の新世界の扉をこじ開けてやる」

涙を拭った俺の瞳に、暗黒の覇気が宿る。大岩山の神へと覚醒した俺の本格的な降臨により、古都・京都を包み込む「真のチェックメイト(最終処刑劇)」の秒読みが、今、冷酷に開始された。

(第26話へ続く)

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