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大岩山から絶望を配信する〜男は耐えろと抜かす世界を、低級霊のウイルスで完全チェックメイトしてやった〜  作者: ひややっこ万次郎
第4章:暗黒の新世界爆誕 〜大動脈灰滅と逃げ場なき狂気のエコー・チェンバー〜
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第24話:古都の心理的決壊 〜因習の神域(しんいき)に流れる血の美酒と、盲信(もうしん)の従者(フォロワー)〜1

【読者の皆様へ(免責事項)】この物語は完全なフィクションであり、実在の地名、団体、神社、酒蔵、映画館などとは一切関係ありません。また、作中に登場する科学的・医学的描写には一部フィクション(創作)が含まれており、特定の地域や職業を誹謗中傷する意図は一切ございません。あらかじめご了承の上、エンターテインメントとしてお楽しみください。

大岩山から放たれた電磁波ウイルスの真の恐ろしさは、物理的な破壊ではない。何百年もの間、洗練され、受け継がれてきた古都・京都の「建前(おもてむき)」と「美しい因習」の裏に隠された、ドロドロとした人間の本性を内側から腐らせ、決壊させることにある。

伏見の街に立ち並ぶ、白壁の由緒正しき老舗酒蔵群。

表向きは「伝統の味と職人の魂を守る」と高潔に謳い、メディアの前で優雅に微笑んでいた老舗の当主たちのスマートフォンが一斉に明滅した瞬間、その化けの皮が完全に剥ぎ取られた。『ゲハハ! 伝統の銘酒? 中身は安物の醸造アルコールと香料で水増ししたゴミだよ! バカな観光客や他県民どもが、ありがたがって高い金を払うから笑いが止まらんわ!』

『あの頑固な先代さえ早く死ねば、この酒蔵の土地を売って、裏の不倫相手と海外へ高飛びできるのに。毎日少しずつ薬を盛ってる甲斐があるわ(笑)』

職人たちが命をかけて守ってきた暖簾の裏に渦巻く、底なしの強欲と、親族間の冷酷な殺人計画、そして歪みきった性のタブーの生態データが、音声付きの超高画質で伏見中に大放送されたのだ。

騙され、搾取されていたことに気づいた蔵人たちや地元住民のプライドは一瞬で決壊した。

格式高い酒蔵の畳の上で、親族同士が上品な言葉遣いのまま「この泥棒猫が」「欲深きブタめ」と罵り合い、互いの目を突き、首を絞め合う身内の血の粛清が同時多発的に発生する。システムを逆ハックされ、異常高圧で爆発した巨大な酒樽から溢れ出した銘酒は、発狂した人間たちの血と混ざり合い、ドロドロとした血の美酒の濁流となって伏見の街を呑み込んでいった。

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