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第2話:強者の記号のハッキング、そしてストリートの完全崩壊3

2. 大岩山のハッキングとセーフティネットの破壊(第1話)

深夜2時、京都の心霊スポット・大岩山で、主人公の怨念が低級霊たちの覇気とシンクロ。マッチングアプリ『みんなでペアペア』のコードを書き換え、霊的デジタルウイルスを通信網へ流します。翌朝、現代社会の最後の砦である「男性向け性被害相談室」の電話をジャック。救いを求める男たちへ呪詛を逆流させ、自尊心を破壊するトラップに変貌させました。

大岩山の山頂。

鳥居の前にどっしりと腰掛け、腕を組んで眼下の死に絶えた京都の街を見下ろす俺のスマホに、かつて俺を「男じゃない」と切り捨てた、隠れブックバー『夜を旅する本棚(バー・ノクターン』のオーナーであるルナから、ガタガタと震えるような予測変換のLINEが届いた。

『ひややっこさん、お店の周りに変な服を着た人たちが倒れてて、誰もお酒を飲みに来ないの……怖い、助けて……店員と客とか言ってごめんなさい、お願いだからお店に来て……』

俺は、その必死の命乞いの画面を冷たい目で見つめ、一文字も返信することなく、スマホの電源を【完全シャットダウン】した。

「言ったはずや。お前らが作った理不尽なルール(店員と客)の盾は、もうお前らを守らん。

勝手に1人で、その寂しさと恐怖の中で老いていけ」

アローズの鎧とシャネルの香水は、今や世界を滅ぼす無敵の呪物となった。

そして、そのすべての手綱を握っているのは、他力本願を捨て、世界を完全損切りした俺――クリエイター総大将・ひややっこだ。

理不尽に耐えるだけの足軽は死んだ。俺の往く絶望のリアル戦線は、ここからさらに、世界を完璧なチェックメイトへと追い詰めていく。

(第3話へ続く)

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