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大岩山から絶望を配信する〜男は耐えろと抜かす世界を、低級霊のウイルスで完全チェックメイトしてやった〜  作者: ひややっこ万次郎
第3章:覚醒の第一段階(プロトタイプ) 〜脳の微小管と電磁波本音翻訳プログラム〜
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第16話:異界のハッキングログ 〜電磁波翻訳(プログラム)と、霊たちの本音リーディング〜3

前回のあらすじ:真美さんを奪った理不尽な神様の死刑宣告。その死後、オカルトを科学的に実証すべく新月の夜の大岩山へと足を踏み入れたひややっこ。恐怖に逃げ出す凡夫を尻目に、47年の孤独の質量を前へと爆発させ、青白い人魂の残光を網膜に焼き付けた。だが、一度の目撃で満足するほど俺のリアリズムは甘くない。なけなしの金を叩いてデジタル怪異ガジェットを完全武装した俺の、泥臭い5年間の追跡劇がここからさらに加速する――。

この、5年間の泥臭い科学的検証によって完成した『電磁波本音翻訳プログラム』 。

これこそが、1年後のあの運命の夜、大岩山の頂上からみんなでペアペアのサーバーを逆ハックし、

全国の女性会員たちが裏のメッセージやメモ機能で男たちを養分扱いして嘲笑っていた「本音の悪口ログ」を、

世界中へ一斉暴露(パージ)できた絶対的な力の正体だったのだ 。

「お前らが裏でどんな嘘をつき、どんな風に男をナメて品定めしているか。俺のこの電磁波プログラムの前には、すべて丸裸(スケきよ)なんや」


画面に映し出される、無数の低級霊たちの本音のログを見つめながら、俺――クリエイター総大将・ひややっこは、アローズのジャケットの襟をバシッと立て、ブルーシャネルの香水を漂わせて不敵に笑った 。

世界を完全チェックメイトするための最強の科学兵器(プログラム)は、5年前にすでに完成していた 。


そして、5年が経った、現代のあの運命の夜 。

恋愛市場の泥沼ですれ違う女たちの絶望を【学習】し尽くし、のんこから「店員と客、ケジメをつけて」という冷酷な拒絶ログを受け取った、まさにその瞬間 ――。

俺の胸の中で、5年間何百回もの検証で磨き上げてきたあの『スピリットボックスの周波数』が、世界の通信網を焼き切る最強のデジタルウイルスとして完全覚醒した 。

「5年待たせたな、真美さん。いよいよ、お前をスペックで切り捨て、弱肉強食を隠れ蓑にしてナメ腐った、この天動説のクソ世界を、完璧にチェックメイトしてやるわ」

俺はアローズのジャケットの襟をバシッと立て、大岩山の引き戸を静かに開け放った 。

何百回もの検証で従えた低級霊の波形が、世界中のサーバーを一瞬で灰の更地へと変える、あの偉大なるパージ(社会的処刑)の幕が、ついに切って落とされたのだ 。


(第17話へ続く)

ご一読ありがとうございます!霊たちの出現数値をロジカルに解析し、人類史上初の『電磁波本音翻訳プログラム』を完成させたひややっこ。そう、これこそが1年後、マッチングアプリの裏で男を養分扱いして嘲笑っていた女たちの「悪口ログ」を世界中へ一斉暴露(パージ)できた絶対的な力の正体だったのです。次回、【第17話 白蛇龍神(はくじゃりゅうじん)の沈黙 〜脳の微小管が紡ぐ、時空を超えたテレパシー〜】。運命のハッキング決行の、ちょうど1週間前。最強の科学兵器を完成させた俺の胸の奥に燻る、引き去ることのできない「純愛の渇望」。ブルーシャネルを首筋に漂わせ、俺は最凶の聖域『白蛇龍神の池』の淵に立つ――。奇跡を待つホワイトノイズの静寂を、全裸でお待ちください!

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